冷やし汁無し担々麺

冷やし汁無し担々麺
購入時価格　1,380円（2018年6月）

デリカの新商品として販売されていた冷やし汁無し坦々麺です。汁無し坦々麺はわかるけど・・・冷やし？( ﾟдﾟ)冷たい汁無し坦々麺ってどういうこと？？

汁無し坦々麺といえば、名前の通り「担々麺」の汁無しバージョンでして、中華麺の上に辛味を利かせた挽肉やザーサイの細切りなどを乗せ、食べる前に全体をよく混ぜ合わせて食べるという中国四川省発祥の麺料理です。

そして実は、汁ありの担々麺は日本人向けに改良されたものであって、担々麺の発祥の地である四川省では、汁が無いタイプの担々麺が一般的らしいんですよね・・・しかし冷たいタイプの汁無し担々麺というのは聞いたことがなかったのでビックリでした。

冷やし汁無し担々麺は本場四川にもあるのかな・・・？もしや、コストコが勝手に作ったオリジナルの料理だったりして(´ε｀ )

ちなみに私は、汁ありよりも汁無し坦々麺の方が好きです。時々無性〜に食べたくなって、四川飯店まで足を運ぶこともありますし、なんとなく味付けを真似て自分で作ったりもします。

ただ、もちろんこれは通常の温かい汁無し坦々麺であって「冷やし」ではありません。というか、冷やしタイプの汁無し坦々麺は食べたことも聞いたこともありませんでした。

でも考えてみれば、今のような蒸し暑い季節は食欲も落ちがちですし、冷たい麺料理が食べたくなるんですよね〜。定番のそうめんや冷や麦、冷やし中華など、どれもよく作りますが、ずっと同じメニューが続いたらどうしても飽きがきてしまいますしね。

そんなとき、食欲が進みそうなピリッと辛い挽肉に、食べ応えのある中華麺というのは、まさに今の時期にピッタリかもしれません。

家で火を使わずに手軽に用意できる！というのも地味にありがたい(*´ｪ`*)

例えば、手軽に作れるそうめんであったとしても、茹でるという工程が必要なので必ず火を使いますが、こちらのデリカはそういった工程も不要で、食卓にそのままど〜ん！と出すことができます。

というわけで、早速試してみることにしましたよ〜！

商品詳細

名称：惣菜
原材料名：ゆで中華麺（小麦粉、食塩、小麦たん白、卵白粉）、たれ（植物油脂、練りごま、香味食用油、砂糖、醤油、醸造酢、豆板醤、醸造調味料、生姜、にんにく加工品、いりごま）、蒸し鶏、肉みそ、きゅうり、ミニトマト、長ねぎ、加工デンプン、増粘剤（カラギナン、加工デンプン）、かんすい、リン酸塩（Na）、調味料（アミノ酸等）、着色料（クチナシ、カラメル）、香辛料抽出物、酸味料、乳化剤、（原材料の一部に卵、豚肉を含む）
保存方法：要冷蔵4℃以下
※この製品は乳、えび、かに、そばを使用した設備で製造しています。
内容量：1060g
消費期限：購入日翌日まで

冷たいままお召し上がり頂ける本格的な汁無し担々麺です。よく混ぜ合わせてお召し上がりください。

・ねりごまの豊かな風味、山椒のしびれ、唐辛子の辛さが合わさったソースはどんどん食がすすむ味わいです。
・チキンの上には八角をきかせた肉味噌のザージャンをトッピングしました。

蓋を開けると、たっぷりのゆで中華麺の上に、カットされた蒸し鶏に山盛りの肉みそ、そしてその上には長ネギがトッピングされていました。

中華麺はまるで焼きそばのようにうっすら色づいており、すでに何らかの味付けがされている模様。

蒸し鶏は・・・この感じを見るとおそらくチキンシーザーサラダに入っているチキンと同じものかな。このお肉、結構色んなデリカで活用されていますよね〜。加熱しても冷たいままでも、柔らかい食感でとっても美味しいので大好きです(ﾟ∀ﾟ)

そしてたっぷりの肉味噌は、少しシナモンに似たような独特の甘い香りがあります。あと、このいかにも中華！って感じの香りは八角の香りかな？

端の方には細切りにしたきゅうりとミニトマト。別添のカップには練りごまタレが入っていました。食べる時はこちらを全て混ぜ合わせて食べるということですね！

しっかり混ぜ合わせてタレをかけましたよ〜！

茹で置きされた中華麺だから仕方がないんだけど、麺同士がめっちゃくっついてて、ほぐすのが結構大変！なかなか具材と絡まず難儀しました。

コンビニの盛りそばには「ほぐし液」なる水がめんつゆとは別に入っていたりしますが、これにも「ほぐし液」が付いてたらいいのになぁ〜なんて思いつつ、なんとかまぜまぜしてこんな感じ。。

それでも、混ぜるだけですぐに食べられるというのは手軽でいいな〜と思います。

付属のタレは練りごま＋山椒＋唐辛子ということなので結構辛そうなんだけど、好みで使う量を調整できるという点も、辛いのが苦手な私としては助かります。

タレの下の方にはねっとりした練りごまが沈殿しており、上の方にはラー油と思われる油が分離して浮いているため、しっかりかき混ぜたのちにふりかける必要があります。

味について

なるほどね〜全体的な雰囲気を大雑把に説明すれば、バンバンジーに中華麺を入れ、辛味やら何やらのスパイスを足したような感じの料理です。

食べる前は汁無し坦々麺を冷たい状態で食べるなんて・・・( ﾟдﾟ)と思っていましたが、実際に食べてみるとこれが意外とアリで、暑い季節にピッタリのサッパリ甘旨辛味でなかなか美味しいです(*´ｪ`*)

ポイントなのが練りごまのソース！はじめの一口目は割と甘辛い感じだなぁ〜と思ったのですが、後からビリビリした刺激がジワジワと追いかけてくるんですよ。

見た目だけだと瓶詰めで販売されているよだれ鶏のたれに似たような味かな〜？と思ったのですが、こちらのソースの方がはるかに辛味刺激が強いなと思いました。

とはいえ、口に入れた瞬間辛っ！！という感じではなく、後から追いかけてくるタイプの辛味なので、食べられないというほどのことはなく、喉元過ぎた後のピリピリ感に悶えつつ、次を口に運ぶ、という感じでしたね。

たっぷりのチキンはしっとり柔らかでとっても食感が良いです！と同時に、たまに口に入るトマトやきゅうりの存在に救われながらいただききましたよ〜！

中華麺そのものは薄味で、ちょっぴりエスニックな風味がついています。肉味噌は辛味というよりは甘さが際立った味付けとなっており、八角の風味がしっかり香るちょっと独特な味付けでしたね。

この味をうまく表現することができないのですが・・・なんとなくアジアの屋台とかでこういった料理が食べられそうだなぁ〜といった感じの味です。

タレをかけなくても肉味噌の辛味があるのですが、それ自体は子供が食べられないほどの辛さではありません。が、風味が独特なので、それを嫌がる人も少なくないかもしれません。事実、おちびは香りだけで食べたくない！と言い、結局一口も食べてくれませんでしたし・・・。

あと、茹で置きなので仕方がないとは思うのですが、麺同士が微妙にくっつきがちで、うまく肉味噌と絡んでくれなかったり、また実際に食べてみても茹で置きの麺だなーというのがわかってしまうので、麺に関してはちょっと残念だったなぁというのが正直なところです。

全体的な分量としては、大人3〜4人で食べてもお腹いっぱいになる量だと思います。我が家では食べきれなかった分は翌日にまわし、2日かけて無事完食しました。

そうそう！こちら、旦那氏が「火を入れてもきっと美味しいんじゃない！」と言いながら、フライパンで軽く炒め、暖かい汁無し坦々麺にして食べていました。ビジュアルは汁無し坦々麺というよりは、ほとんど焼きそばな状態でしたが・・・( ﾟдﾟ)

結果、温めたものも美味しく食べることができました。まず火を入れたことで麺自体がほぐれ、具材との絡みが良くなり、かつ麺の茹で置きっぽさがなくなるのです。また、炒めたことで胡麻の香りが立ち、甘味が消えて辛味刺激が強くなりました。つまり、温めて食べた方がさらに辛さが増す、ということですね。

私は、ごまダレの甘味が好きだったので冷たい方が美味しく感じたのですが、辛いものが大好きな旦那氏は断然温かい方が美味しかったそうです。

どちらが良いかというのは好みだと思いますが、いずれにせよ冷やした状態と温めた状態ではかなり食べた時の印象が変わるので、途中で味変しながら食べるというのも良いかもしれませんね。

まとめ

暑い季節にはピッタリな甘辛味の麺料理です。食べる前はそんなのあり？と思っていましたが、実際に食べると意外と悪くありませんでした。付属のタレが結構辛いので、辛いのが苦手な方はタレの量を調節しながら食べるのがオススメです。

茹で置きの麺のべったりくっつく感じは少し残念な気もしましたが・・・まぁ、こういった食べ物の場合は仕方がないのかもしれませんね。。

イレギュラーではありますが一度フライパンでさっと炒め、温かい汁無し担々麺にして食べると、麺のベタつきが気にならなくなるので、麺の感じが気になる！という方はぜひお試し下さい。

私がこちらをコストコで購入したのは6月の末頃でした。最近のコストコは新商品が発売されても店舗によって発売時期が異なったり、販売期間が短くてすぐに終売になったりといったことも多いため、現在も販売されているのかどうかはわからないのですが、気になった方はデリカのコーナーをチェックしてみて下さいね〜！

おすすめ度：★★★