パインソル　レモンクリーナー（万能液体洗剤）

パインソル　レモンクリーナー　5.17L
購入時価格　880円
参考価格　1,178円（2016年2月）

お風呂用洗剤が無くなったなぁーと思って、毎度のことながらコストコで探してみることにしました。ちなみにいつも使っているのはお風呂洗いに定評のある花王のバスマジックリン。400ml入っているのをディスカウントストアで約100円で購入し、詰め替えながら使っていました。まーこれも十分安いっちゃ安いんだけど。。

一時期、重曹と酢でお風呂用洗剤を自作して使っていた時期もあったんですけどね、スプレーから吹きでる霧状の酢が私の鼻腔にミラクルフィットしまして咳込みながら掃除したりして・・・洗浄力があってもやはり使いにくいんじゃダメだと、そもそもお風呂洗いは個人的にアワアワの方が好きなので、やっぱり市販の商品に頼りたくなります。

コストコの洗剤コーナーをウロウロしてたら旦那氏が住宅用クリーナー　パインソルを見つけて一言。

「お風呂用じゃなくて、住宅全部に使える方が便利じゃない？」と。

言われてみたら確かにそうですけど・・・・

パッケージにはトイレ・浴槽・台所用洗剤と書かれています。英語で書かれた説明文には、リビングや廊下なども書かれていますので、一般住宅の掃除にはマルチに使えるこれ一本！ってところでしょうか。殺菌作用もあるとのことです。レモンフレッシュの香りで、パッケージにはレモンがところ狭しと描かれています。

洗剤らしからぬプラスチックの容器はまるでジュースのような形態をしていますが、とにかくでかい、でかすぎる。内容量5.17L。持ち運びがしやすいように、口の辺りにプラスチックでできた取っ手がついています。容器自体に持ち手は付いていません。

中身の液体は当たり前ですがとても飲料には見えない超人工的な色です。ただ見ようによってはレモン味のかき氷シロップがとんでもない量で販売されているかのような色味に見えなくもないので、文字の読めない小さなお子さんが、飲料と間違って口に入れる可能性もゼロでは無さそうです。保管には十分注意しましょう。。

成分は、界面活性剤（ポリオキシエチレンアルキルエーテル、アルカンスルホン酸）、溶剤（水、イソプロピルアルコール）、洗浄剤（パインオイル）、酸性化剤、可溶化剤、増粘剤、着色料

パインオイルというのは、パイナップルのことではなく、松の木から抽出されたオイルのことです。殺菌消毒作用が強く、天然の洗浄剤としてはもってこいとのこと。これに界面活性剤を加え汚れに浸透しやすくしているらしい。。液性は弱アルカリ性です。

用途は、キッチン（床、壁、レンジフード、キャビネット）　電気/ガス器具（コンロ、冷蔵庫、電子レンジ等）　浴室/トイレ（浴槽、シャワー、床、便器）　頑固な汚れ（ゴミ箱、ペットエリア、おむつ用ゴミ箱）

なるほど確かに何にでも使える万能洗剤ということでしょうね。とはいえこれだけの量ですもの、色々使ってみたところで使い切るには1年くらいかかりそうです。とにかく、しばらくはバスマジックリンを買わずに済みそうですね。。

あれ、よく見れば使用料の目安に、掃除全般、水1Lを本品16mlで薄めて使うと書いてあります・・・。てことはあれか、60倍位に薄めて使えってことですか？原液使いきるのに1年かかるかもーとか言ってたのに、この計算だと60倍で使えば、使い切るのに60年かかるってことじゃん。ちょっと想像がつかないんだけど・・・

いつまで経っても減りゃしない・・・。。なんかとんでもないものを買ってしまった気がプンプンします。。

ちなみに薄めて使った場合は、使用後は洗い流さなくても良いと書かれています。なので一般住宅用であれば、例えばスプレーボトルなどに移しかえて水で薄めてシュッシュしながら拭き上げる、という方法でＯＫのようですね。2度拭きは必要ありません。もしくは水を張ったバケツにパインソルを適量入れて薄め、そこで雑巾などを浸して掃除をするという方法でも良さそうです。

ただ、長時間使用する場合や、敏感肌の方はゴム手袋を着用してくださいと書かれていますので、肌への優しさは無さそうなので注意ですね。あとは汚れに応じた濃度で洗浄液を作って使用すれば良いのだと思います。自分で濃度を変えながら使えるというのはひとつの利点かな。。

とりあえず私は本来の目的であったお風呂用洗剤としてまずは使用することにしました。

蓋を開けて顔を近づけると、なんというかツーンとした匂いが鼻に付くというか、いかにも掃除！って感じの匂いです。レモン臭と言われれば確かにそんな気がしないでもない。ザ・海外、な匂い。

お風呂用洗剤ということで濃度を濃く洗浄液を作り、バスマジックリンの空容器に詰め替えました。詰替えには絶対にろうと（じょうご）が必要です。無理矢理詰め替えようとしたら100％こぼれますので、100均とかで用意してから詰替えをするのをおすすめします。

使い方は一般的なお風呂用洗剤と同じですね。浴槽に直接シュッシュしてスポンジでこする、という感じです。・・・ただ、吹きかけてみればさらに洗剤の匂いが強烈・・・レモンの香りがする安物の香水のような匂い、という方がしっくりくるし想像しやすいかも。

水で洗い流して浴槽にお湯を貯めた後までも匂いが残っているような気がする。すごい掃除したぞ！って気分になる匂いではありますが、この香りは好き嫌いが分かれそうですね。

ここまで匂いが強かったのは、多分使用する時の薬液濃度の問題なんでしょうね。。お風呂用として水に対し７～８倍程度にしか薄めなかったので、説明文通り60倍位に薄めて使えばさすがに匂いは薄まると思います。お風呂用とはいえ、もう少し薄めて使った方がよさそうだ。よし、水を足そう。

汚れ落ちはかなり良いです。いわゆる最近のお風呂用洗剤のように、汚れに吹きつけるだけでこすらず綺麗！ってわけにはいきませんが、スポンジでこすればお風呂の浴槽の汚れはもちろん、鏡などの水垢汚れも綺麗に落とします。パインオイルが浴槽の表面をコーティングするので綺麗になりますし、汚れを付きにくくしてくれます。

匂いが強い、という点で、ペット用品やおむつ用品などの掃除に使えるという点はメリットだと思います。ペットやおむつというのもかなり強い臭気ですが、それに打ち勝つことができるってことでしょうからね。消臭というよりは、不快な臭気をパインソルの匂いでごまかしているような気がしないでもない、とか思ったりするんだけどそこはどうでしょう？

リピは当分しません・・・ていうか無くなりそうにないからね。

濃度を自分で調整しながら次はトイレ、靴洗い、洗濯、床、家具磨きなどにも色々使ってみたいと思いますー。

この大容量に躊躇する方も多いと思います。かといって、なかなかシェアして購入というわけにはいかない商品なのがちょっと難点ですね。

私の知る限りでは、パインソルはおそらく使用用途、コスパで言えばコストコで売られている洗剤の中じゃダントツでトップなんじゃないかと。購入に至るまではかなり勇気がいりましたが、なんだかんだ言っても、個人的にはアリの商品ですので買ってよかったです。

おすすめ度：★★★