蜂蜜かりんとう（黒蜂）

蜂蜜黒蜂かりんとう
購入時価格　888円

母と一緒にコストコに行った際、母がパッケージの写真を見て猛烈に興味を示した商品、東京カリントさんの蜂蜜かりんとう（黒蜂）です。私は普段かりんとうを買ったり食べたりしないので、母が手に取らないと確実にスルーしていた商品だったのですが、確かにパッケージの美味しそうなかりんとうの写真はそそられるものがあります。

大きな袋で販売されていて、食べきりパックということで中に個包装されたかりんとうの袋が入っていました。1袋37グラムが16袋入っているので、全部で592グラムのかりんとうが入っている、ということですね。すごい量。

個包装なら開封して分けることもできますので、母とシェアで購入しました。

原材料：糖類（黒砂糖、砂糖、水飴）、小麦粉、植物油脂、脱脂粉乳、蜂蜜、生クリーム、イースト、食塩、着色料（カラメル）、膨張剤
賞味期限：購入日より3ヶ月半先までOK

この蜂蜜かりんとうの製法には3つの特徴があり、１つは生地に蜂蜜を練り込んで発酵する蜂蜜発酵仕込み。発酵が活発になりかりんとうの生地がなめらかでソフトになるそうです。ちなみに、生地に初めて蜂蜜を加えたのは東京カリントさんが初めてとのこと。

2つ目は、大釜三度揚げ。大きな丸釜で3回、温度を変えて丁寧に揚げることでカリカリした歯ごたえを作りだすそうです。

3つめは、蜜の二度炊き。大鎌でじっくり炊き込んだ後、小分けをして煮詰めてとろっとしたまろやかな濃くのある蜜を仕上げ、仕上げにかりんとうに絡めて出来上がります。

細身でカリッとした心地良い歯ごたえと、仕上げに絡めたまろやかな黒糖が美味しい、こだわりのかりんとうです。

私の知っているかりんとうと比べるとやや細身な印象です。見た目は普通のかりんとう。特別折れたり、粉々になっている感じも無いです。

食べてみました。

うん・・・・うん、美味しい。あまり普段かりんとうを食べないので、この商品が他と比べて特別美味しいかどうかは、正直よくわからないのですが、素直に美味しいと思いました。表面カリッ！中身サクッ！黒糖ジュワー！が、順序良く楽しめる感じ。

三度揚げということなので、結構こってりとしたイメージだったのですが、比較的油っこさは少なめです。中身の気泡が多い為か、サクサクと軽めの食感でどんどん口に入っちゃいます。

黒糖とクセが少ない蜂蜜の風味が強く、黒棒（もしかしたら九州人しか知らないお菓子？）がかりんとうの表面に塗られているような味といいますか、それでいて甘ったるくて胸焼けしそうというわけでもない、甘み・風味・食感（硬さ）のバランスが絶妙です。とても上品なかりんとうだな、という印象です。

手にベタベタすることも無く食べやすいというのも嬉しかったりするんですよね。

また、個包装されている点も便利。大きい袋だと、残すと湿気ちゃうんじゃないかと心配になって、なるべく残さないようにと食べ過ぎてしまうところがありますからね。他のお菓子も同じ事が言えますが、かりんとうは食べ過ぎちゃうと口の中があまあまコッテリになりそうなので、できれば食べ過ぎは避けたいところ。

その点小袋だと、ちょっとしたオヤツにぴったりだし、食べた量が把握できて便利です。個袋だと摂取カロリーもわかりやすいですしね。ちなみにこの商品は1袋37グラムで196キロカロリーと書かれていました。意外と少量でもご飯茶碗1杯分以上のカロリーがあるので食べ過ぎは注意ですね。

ちなみに、一緒に買った母はかりんとうが大好きで、スーパーの100円くらいの安いかりんとうからお土産に使えるような高級かりんとうまで色々食べたりするらしいのですが、このかりんとうについては私と同じで、「普通に美味しい」と言ってました。

母は、黒糖タップリのコッテリかりんとうだと、コクがありすぎてクドくて食べにくくなるので、どちらかと言えばさくさく食べれる駄菓子系の方が好きなんですって。この商品は、食べやすいけど高級感もある、安いかりんとうと高いかりんとうの丁度間位の味！と言ってました・・・そのままですね。

母は、コストコに売ってたごま好きはめっちゃハマりまして、行くたびに買ってきてー！とよく頼まれるのですが、このかりんとうに至っては、確かに美味しいけど「これじゃなきゃ！」というほどでも無いといった印象でした。

小袋1つで価格は55.5円ということになると、一般的なお菓子よりは価格がちょっと高めですしね。これでもっと価格が安かったらお得だなーと思えたりするんですけど、製法にもこだわりを感じますし、味も美味しいので、やはり値段相応の価値がある商品ということなのかも。

適度に甘く、ちょっとしたお茶請けとしてピッタリです。黒糖好きという方は好きそうな気がしますので、興味がある方は一度試してみて下さい。

おすすめ度：★★★