フォルメック　アンチョビペースト

フォルメック　アンチョビペースト　60グラム×3本　277円

アンチョビペーストです。字の如く、アンチョビをペースト状にしたものです。277円という驚愕の安さで購入。

聞けばパッケージリニューアルのようで、現在置いてある商品を売り切り価格で販売しているとか。

例のごとく特別に「安売り！」とか「割引！」なんて表示をされているわけではなく、いつもの陳列棚でしれっとプラスマークになっていましたので、しっかり見ていないと見落としてしまうところでした・・・売り切れる前に購入できてよかったです。

手元にあるもっと！コストコライフに書かれていた内容によれば、通常価格は798円、1本266円ということですからね。多分これでも一般市場から考えると安い方ではあると思うのですが今回はその1/3の価格。こんなことは滅多にありませんよねぇー。

以前、試食で出されていたものを頂いたことがあって、その時は確かバターにこのアンチョビペーストを加えて練ったものをパンに塗って出していたんですよね。

へぇこんな食べ方ができるんだーと発見でしたし、試食で頂いたものがなかなか美味しくて、これなら簡単にお酒のおつまみができるなーなんて思ったのですが、この時はアンチョビと言えばZAROTTIのアンチョビフィレでしょ！と信じて疑わなかったので購入には至らず。。

でも、よく考えたらアンチョビフィレを使う時って細かく刻んだり潰したりすることが多く、その形のまま食べる事はほとんどなかったので、はじめからペーストになっているものであれば、もっと気軽に使用できますよね。

フィレは食感も出ますし自分で好きなように加工ができる点は良いのですが、切ったりする段階で手が油でベトベトになっちゃいますし。。

品名：アンチョビペースト
原材料：カタクチイワシ、食塩、植物油、香料
内容量：60グラム×3本
賞味期限：購入日より7ヶ月先までOK
保存方法：直射日光を避け常温で保存（開封後は冷蔵庫）
原産国：イタリア
輸入者：モンテ物産株式会社

アンチョビペーストは新鮮なカタクチイワシから作られ、日本のお醤油のようにイタリアでは日常的にお料理の隠し味として使用されているペーストです。スパゲッティや魚料理のソース、フレンチドレッシングやマヨネーズに加えるとひと味ちがうコクのあるお料理に仕上がります。

箱から出してみた。見た目は歯磨き粉とか、ボンドとかが入ってそうな感じですね。冷蔵庫というよりは普段はあまり使わないタンスの中にしまわれていそうなビジュアル。これだけを見たらまさかこれが食用だとは誰も思うまい。「pasta d’acciughe」というイタリア語をアンチョビペーストと読める人はそうそういないでしょうし。

ペーストを出してみたけど・・・うーん、魚のすり身なので見た目は微妙。淡く不透明な赤茶色で、形はなく完全にペーストになっています。あたりまえですがアンチョビフィレと同じような色です。

またチューブから出しただけでアンチョビらしい魚臭さを感じます。この商品が特別臭いが強いかどうかはわかりませんが、瓶詰めのアンチョビフィレは本当に魚臭さが穏やかだったので、それと比較すると特にキツ目に感じてしまいますね。まぁこのニオイがアンチョビの良さの1つ、という捉え方もありますが。

とりあえずそのままペロッと味見。

おぉぉ塩辛い。これは食材というか完璧調味料ですね。フィレよりも味が濃く、やはり臭いも強い。何か他の調味料や具材にしっかり馴染ませて使わないと、ペーストがそのまま口に入ると塩辛すぎるし、臭みも気になる。あまり考えなしにブリっと入れたら他の食材の味が分からなくなっちゃいそうですね。

外箱に便利なアンチョビペーストの使い方というレシピが載っていて、そちらにはバーニャカウダとにんにくと唐辛子のスパゲッティのレシピが紹介されていました。どちらも使用量は小さじ1/3程度と少なめです。

確かにバーニャカウダソースを作るには、アンチョビを完全にペースト状にしなければならないのではじめからペーストになっているのは便利だよねぇ。

チューブの利点はなんといっても使いたい分だけ気軽に使える点です。まな板も包丁も使わないで良いので汚れない。とにかく使うのが簡単で便利。

また一般的に販売されている缶詰などと違い、開封後も急いで使う必要も無いみたいです。ペーストとはいえ塩と油で漬けられていますし、チューブ内は空気に触れることもありませんからね。

記載のレシピを参考にこのアンチョビと、にんにく＋唐辛子＋オリーブ＋生バジルでパスタを作ってみました。にんにくやオリーブオイルとの相性は言うまでもなく、気になったアンチョビのニオイもにんにくとあわせたらかなり穏やかになります。

慣れるまではこのアンチョビペーストの分量の調整はちょっと難しい気がしますね。味が濃いし出汁も出ますので、あれ？少し味が足りないかなー？と思ってちょっと追加しただけでも一気に塩辛くなっちゃいますからね・・・何度か使って慣れていくしかないですね。

日本で言うお醤油のように使えるかどうかは分からないのですが、隠し味程度にちょっと使うだけでも味の印象が変わります。とにかく他の食材や調味料に加える時にしっかり練り混ぜたり、溶かし入れて均一に味が馴染むような使い方だとまず失敗は無いかな、と思いました。

同じアンチョビでもフィレとは全然違う商品でしたね。味だけで言えば私はニオイが穏やかで食感があるアンチョビフィレの方が好きです。

ただ、これはこれで色々使えそうなので買ってよかったです。ペーストの方が気軽に使えますので使用頻度は上がると思います。我が家では冷蔵庫の調味料入れにからしやわさびと並べて立てて保管することにしました。

工夫次第ではいろんな料理に使えそうな、可能性を大きく感じる調味料でした。使いこなせるように色々試してみたいと思います。

おすすめ度：★★★