煮穴子寿司

煮穴子寿司　1,680円

最近、コストコのデリカで販売されるようになった煮穴子寿司です。ずわいがに寿司と同じ容器に、たっぷり4枚の煮穴子がどーん！と乗せられています。

穴子寿司と言えば、酢飯に合わせたサイズに身をカットしたものを、一貫ずつ食べる普通のお寿司か、いわゆる押し寿司というか棒寿司？という印象だったのですが、このように容器いっぱいに穴子が敷き詰められたものは他では見たことがありません。

ただ、うな丼にも似たビジュアルなので、不思議と見慣れたような雰囲気はあります・・・こんなに大量の穴子を購入したのは初めてですけどね。

子供の頃はどちらかと言えば穴子は嫌いで避けていた食材だったのですが、いつのまにか好んで食べるようになりました。うなぎも似たようなものですし、甘いタレは子供ウケしそうなのに、なぜ避けていたのか今やわからなくなってしまいましたねぇ。

大人になったら食べられるようになった食材って意外と多い気がします。味覚も成長しているということでしょうか。

原材料：酢飯（国産米使用）、真穴子（韓国産）、きゅうり、穴子のたれ、砂糖、しょうゆ、酒、白ごま、みりん、調味料（アミノ酸）、エタノール、増粘剤
賞味期限：加工日当日まで

長さが23センチ位の煮穴子が4枚、下に千切りのキュウリが敷かれていまして不思議な組み合わせに驚きましたが、ちらし寿司と思えばこのコラボも普通なのかな？

ご飯は酢飯で従来の同じシリーズの寿司と比べると若干少なめに感じました。

甘辛いタレがたっぷりと塗られていて、大量のゴマがふりかけられています。キュウリさえなければ温めて食べるの？と勘違いしてしまいそうですが、ガリが別包されていたのを見て、なるほど寿司だな、という感じ。

味について。穴子は肉厚というわけではないですが、柔らかくて美味しかった！臭みもあまり無いしこれは良い。好きな味です。

うなぎのタレみたいに濃い味のタレでは無いのですが、うなぎと比べて淡白な肉質の穴子には合うように思いました。酢飯はキツすぎず量もほどほどだったので全体的に丁度良いです。

冷蔵庫から出したての状態だと酢飯が硬くなってしまうので、食べる前は早めに常温に出して置いたほうが良いかも、と思いました。

気になっていたキュウリですが、シャキシャキした食感が意外とアクセントになって面白かったですね。ただちょっとキュウリが水っぽく感じたのはイマイチだったかな。個人的にはキュウリよりも付け合せのガリで箸休めしながら食べる方が好きでした。

量は3人前位かなー？めっちゃお腹が空いていれば、頑張ったら2人でなんとかなるかな、という量ですね。同じシリーズの中では比較的量が少なめにも思えます。あくまでもコストコにしては、っていう話で。

あと、これはすごい邪道かもしれませんが、旦那氏が「これレンジで温めた方が絶対に美味しい！」と言って、丼にキュウリもろとも酢飯を移し穴子をどーん！と乗せ、レンチンしてほどよく身が温まった状態で食べていました。

えぇぇーやめてよやめてよー(ﾟдﾟ)　穴子はともかく、酢飯とキュウリをレンチンするのってどうなの？って感じでしたが、試しに食べてみたところこれが意外と悪くない。というかむしろ美味しい。信じられないけど美味しいと言わざるを得ない状態でこれもまた驚きでした。

穴子の身がさらにホロホロホロッと柔らかく、口の中で解きほぐされていくような食感で、染み込んだタレの味も引き立ちまして、また温めることで酢飯の硬さが無くなり、ちょっと甘みが出るんですよ。

なんというか、母が昔作ってくれた出来立てのちらし寿司を、うちわであおぐお手伝いをしながらつまみ食いしていたことを思い出します。

まぁレンジでチンしてほどよく温まったキュウリはアレですけれども・・・でも、量が少ないのでそこまで気にはならず。

というわけで2回に分けて食べて完食。コストコのデリカの中では比較的高い価格帯ですが、それなりに満足感があって良かったです。販売されている時期は限られているようですので気になる方はお早めにチェックしてみてください。

おすすめ度：★★★