コストコベーグルの解凍方法

皆さん、コストコのベーグルは好きですか？

ベーグルと一言で言っても、作るお店によってだいぶ印象が違うものでして、表面が硬いもの柔らかいもの、噛みごたえがムッチリしているもの、ふかふかしているもの、モチモチしているものと様々で、それぞれに違った特徴があります。

コストコで販売されているベーグルは典型的なニューヨークスタイルのベーグルでして、外側はパリッと、中身はしっかりと生地が詰まっていて、ずっしりと重さがあります。もっちり感は少なめですが、パサつきは無く弾力のある生地で噛めば噛むほど味が出て美味しいんですー(´∀｀)

そして大きさは普通のベーグルの1.5倍程と、食べごたえも満点！コストコのベーグルはホント大好きで、何度もリピしています！

ただ・・・コストコのベーグルは12個セットという大容量にも関わらず、賞味期限は短めなのでシェアせずに消費するにはどうしても冷凍保存が必要になるんですよねー。

もちろん冷凍保存すること自体には特に問題はないのですが、問題はその解凍方法なんですよ。ベーグルは解凍の方法によって、食感が全く変わってしまいますからね。

ベーグルの美味しさには、ある程度の引きの強さが必要だと思うのですが、解凍方法によっては生地が石のように固くなってしまい噛みきれなくなったり、表面は大丈夫でも中の方はうまく解凍されずに冷たいままだったり、固くは無いけどなんだかパサパサになってベーグルの良さが消えてしまったり等・・・なかなか簡単にはいきません。

美味しいものを安く購入できたとしても、いざ食べる時に美味しく食べられなければ勿体無いだけですもんね。

私自身せっかちなので、事前に冷蔵庫に移してゆっくり解凍するという手段を選ばずに急速解凍ばかりだったせいか、過去に何度もベーグルの解凍に失敗してきましてね・・・

どう解凍すれば失敗無く美味しく食べられるのか、ということを試行錯誤しながらいろんなパターンで試してきまして、あくまでも自己流ではありますが、これなら美味しく食べられる～という解凍方法を見つけました。

上手に解凍ができれば、表面はパリッと、中はふかふか、食感ムギュムギュ、冷めても固くならない美味しいベーグルをいつでも食べたいときに食べる事ができますよ～！

冷凍したコストコのベーグルを美味しく食べられない、という方はぜひ参考にして頂ければと思います。

今回は、冷凍状態のベーグルを美味しく食べるまでの工程を紹介します。時間がある方は食べる数時間前にベーグルを冷蔵庫へ移し、ゆっくりと解凍した方が絶対に良いとは思うのですが、私はやはり「今すぐベーグル食べたい！」みたいな事が多いんですよね。というわけで工程は凍ったままの状態からという流れになります。

また、私はコストコで購入したベーグルを冷凍する際、全て事前に横半分にスライスした状態でラップに包みジップロックに入れて冷凍しております。

ベーグルサンドにしたり、まるまる一個は食べられないという時に半分だけ食べたりすることが多いので、解凍してからカットするより事前にカットしておいた方が作業が楽なんです。

そんなわけで、今回のベーグルもあらかじめ半分にカットしたものを使用しております。

コストコベーグルの解凍方法

１．レンジで温める

こちら、冷凍庫から出したばかりのベーグルです。ラップで包んでジップロックに入れているため、特に霜が付いたりすることもありません。

ベーグルはパサパサになると美味しくないので、1個ずつ丁寧にラップで包んでから保管することをオススメします。

まず、このラップに包まれた状態のまま800Wのレンジで15秒だけチンします。たったの15秒なので全然解凍はされておらず、チンした後も全体的に冷たいままなのですが、ベーグルを触ってみるとなんとなく温まっている部分があるかも・・・？という程度になっていればOKです。

ワット数が少ないレンジの場合であればもう数秒だけ時間を伸ばしてチンしてください。

ポイントは、ここで温め過ぎない！ということです。こちらでホカホカの状態まで解凍してしまうと、粗熱を取った時には水分が抜けすぎてベーグルが固く、食べる時にはボソボソした食感になってしまうんですよねー。表面の凍った部分が少しだけ緩んだ、という程度でOKです。

２．水分を補う

レンジからベーグルを取り出し、手をざっと洗って濡れた手でベーグルをピタピタと触れ、2枚とも適度に表面を湿らせていきます。

霧吹きなどを使う手もありますが、霧吹きを使うとカットした断面の方から水分が入りすぎたりするので私はいつもこんな感じで湿らせています。

３．トースターで温める

カット面を上に向けた状態で2枚をトースターに並べ、トースト用の温度（1000w位）で2分間焼きます。

完成！表面はパリッと、中はふっくらもっちりの美味しいベーグルができあがり！このまま食べるのはもちろん、ベーグルサンドにも！

今回は全く焼き色を付けない方法で解凍していますが、もしも表面をもっとカリカリにしたい場合は、トースターで焼く時間を増やして調整してみてくださいね。

解凍の工程について少し解説・・・

レンジ＋トースターのダブル使いは、ディナーロールの解凍方法でも使用しました。

レンジ温めだけだと、はじめだけは柔らかくモチモチの食感で食べられるのですが、水分の蒸発を防げず粗熱が取れた頃にはパサつきがちになります。一方、トースターだけだと今度は中の方まで温まらず、表面だけが焦げ気味になってしまうんですよね。

半分にカットすることと、短い時間だけトースターで温めることで、均一に熱が通り、丁度良い加減の出来栄えになるんです。

また、ベーグルは水分が抜けすぎると中のムチムチした食感が出てこなくなってしまいますので、工程の途中で水分を補うことでカバーしました。

カットしたベーグルは水気が多いと切り口の方がベチャっとなりがちなので、軽く湿らせる程度でOKです。プレーン以外のベーグルでも同じように表面をピタピタと湿らせてあげたほうがうまくいきます。

なお、事前にベーグルを冷凍庫から冷蔵庫へ移し解凍してから調理する場合も、同じようにカットして水分を補い、トースターで焼くと購入当日の食感が蘇りますのでオススメです。

色々なパターンでベーグルの解凍を試した結果、今のところの私の最適解がこのやり方です。これならば、冷凍庫から出したてのカッチカチベーグルでも、すぐに美味しく食べることができますよー！

ベーグルは好きだけど、なんだか上手く解凍できなくて買った時の状態と食感が変わってしまうんだよね、って方はぜひ一度試して頂ければと思います。