ニュージーランドビーフミンチ＆チーズパイ

DAD’S PIES BEEF MINCE & CHEESE PIES　4個入り
購入時価格　1,238円

最近、国内メーカーの商品や以前から購入しているリピ商品ばかりを選ぶようになっていまして、せっかくコストコで買い物をしているわけですから、たまにはめっちゃ外国ちっくなものに挑戦してみたいなぁーと思い手にとってみたのがこちら、ニュージーランドビーフミンチ＆チーズパイという冷凍食品です。

パイの中にチーズとお肉が詰められていて、解凍してオーブンで焼くだけで食べることができるという商品になります。4つ入っているわりには箱のサイズも小さく、これならば冷凍庫に入れても邪魔にならなそうだなぁーと。

もう10年以上前の話なのですが・・・イギリスへ留学していた時期がありまして、ホストファミリーのママが夕飯によくミートパイを焼いてくれたなぁ（冷凍食品だったけど）と思い出し、パッケージの写真を見ていると少し懐かしいような気持ちになりまして購入決定！

DAD’S PIESというメーカーは、ニュージーランドで1981年に創業したパイメーカーで、シルバーデールという場所に工場、カフェを構え、30年以上プレミアム品質のパイを作り続けているそうです。

2013年には「Bakels New Zealand Supreme Pie Awrds」というパイの大会で、今回購入したDAD’S PIESで一番の看板商品である「ミンチ＆チーズパイ」が卸売部門の1位に選ばれたとのこと。

公式ホームページには、ニュージーランド国内を始め、世界中のこのメーカーと取引しているマーケットについて書かれていたのですが、見たところ日本ではどーもコストコとしか取引していないみたいなんですよね。なので、この商品については日本ではコストコでしか手に入れることができない商品ということになるのかも。

名称：ミートパイ
原材料名：小麦粉、牛肉、チーズ、マーガリン、コーンスターチ、にんにく、大豆エキス、タマネギ、ビーフコンソメ、スパイスミックス、しょうゆ、トマトペースト、ウスターソース、パン粉、着色料（カラメル、カロテン）、酸化防止剤（V，E）、pH調整剤、乳化剤、増粘剤（キサンタンガム、CMC）、糊料（加工デンプン）
内容量：200g
賞味期限：購入日より3ヶ月先まで
保存方法：-18℃以下で保存
凍結前加熱の有無：加熱してあります。
加熱処理の必要性：加熱してください。
原産国：ニュージーランド

箱から出したらこんな感じ。手のひらに乗るサイズのミートパイが個包装された状態で4つ入っていました。直径11cmの円形で、高さはおおよそ4.5cm。

パイにはカップやアルミ型などは付いていませんが、綺麗なパイの形を保った状態でカチカチに凍っています。表面は完全にパイ生地で覆われており、中のフィリングは見えない状態でした。

個包装はほんと助かる！これならば箱から出してバラせば冷凍庫の隙間とかにでも詰めることができるので、冷凍庫の場所を取らずにすみますからね。コストコユーザーですと、冷凍庫のスペースはとっても貴重。だからバラして収納できるかどうかというのはとっても大事なことです。

調理方法については2通りの説明が書いてありました。解凍せずに調理することもできるとのことで、調理方法は「解凍済」と「未解凍」でそれぞれ記載されています。

ただ、解凍してから調理したほうがより一層美味しいとのことですので、メーカーとしては食べる前に冷蔵庫等に移し、解凍した状態で調理することを推奨しているようです。尚、解凍後は冷蔵庫で14日間保管できるとのことです。

【オーブン使用の場合】
解凍済：180℃に予熱したオーブンで、15〜20分加熱
未解凍：電子レンジに入れ500Wで3分加熱し、その後180℃に予熱したオーブンで15分加熱

【電子レンジ使用の場合】
解凍済：電子レンジに入れ500Wで3分加熱し、その後トースターで3〜5分加熱
未解凍：電子レンジに入れ500Wで5分加熱し、その後トースターで2〜3分加熱

味の予想がつかないものはできれば一番美味しい状態で食べたかったので、まずは一番手間がかかる方法で調理してみることにしました。

というわけで調理後がこちら。

一晩冷蔵庫でゆっくり解凍したものを、オーブンで20分焼いて調理してみたのですが、そこまで焼き色が付いたわけでもなく写真だけだと解凍前とそんなに変わらない感じですね^^;

でも、焼けたパイの香りは香ばしくて良いです。

半分に割ってみたらこんな感じです。いい予感！(ﾟ∀ﾟ)

想像以上にミートフィリングは多めに入っているし、お肉の周りにはとろ〜んとしたチーズがいい感じに溶けてお肉と絡んでいました。ジワジワと肉汁が溢れてきます。

というわけで実食！

うわぁ〜めっちゃ海外の味って感じ！なんというか、日本人として「多分こんな味だろうなー」と想像できるような味じゃなかった！

こういうひき肉を使ったソースの味付って、なんとなくスパゲティミートソース的な味を思い描きながら食べたりしませんか？・・・でも、このミートパイは全くそういう感じじゃないんですよね。。

どう言えば良いかわからないんだけど・・・すごいお肉っぽいのにお肉じゃない感じ、と言えば良いんでしょうか。見た目はひき肉ですが、粗いペーストっぽいというか、ドロっとした謎のトロミがあるんですよね・・・。日本でいう餡かけっぽい食感でして、正直あまり口当たりが良いとは言えません。

それでいて肉質はなんとなくコンビーフ的というか、原料そのものにちょっとクセがあり風味も野性的です。これを海外っぽい！と言ってしまうと誤解を生んでしまうかもしれませんが・・・あまり、日本では食べられないというか好まれそうにない雰囲気ではあります。

チーズは肉汁と混じっているせいかチーズソース的なサラッとしたものでして、見た目よりもしっかり量が入っており、クセがあるお肉の味をまろやかにしてくれる感じでした。このチーズがいてくれるおかげで個性的なお肉の味を受け入れられるというか。。

外側のパイはサクサクしていて香ばしく、美味しかったです！冷凍食品のこういった系統の食材って、調理後も水っぽかったり粉っぽかったりでなかなか美味しく食べられないものも多いのですが、こちらは味も食感も悪くありませんでした！

試しにレンジ解凍＋トースト調理も試してみたのですが、時間をかけて解凍＋調理した時とそこまで大きな違いはありませんでした。調理後の見た目も良く、良い意味で冷凍食品っぽくないなぁーと。

そんなわけで・・・あくまで私の個人的な感想ですが、まずくはないけど取り立てて美味しくもないというのが正直なところです。外側のパイやチーズに関しては全く問題ないのですが、ミートフィリングが妙に外国っぽいというか、あまり日本では食べ慣れないような味や食感でしたからねー。

ただ、旦那氏は意外と気に入っているようで「今まで食べたミートパイの中では美味しい方」と言って、普通に食べていました。

調理に関してはレンジで急速解凍して調理をしても特に水っぽくならず、味を大きく損なうことはありません。量的にもこれ1個食べたら充分お腹いっぱいになりそうな量なので、冷凍庫に入れておけば1人ご飯の時にでもサッと準備できて良いと思います。

ミートフィリングさえ変われば、すごい美味しくなるような気がするんですけどねー。まぁ日本人に向けて作られているわけではないので仕方がないんでしょうけど。。

ある意味すごい海外的でコストコらしい商品だなーと思います。海外生活の経験がある方は、この味を懐かしく感じるかもしれませんね。

おすすめ度：★★