サンクゼール　フルーツジャムセット

サンクゼール　フルーツジャムセット（りんご・さつまいも）420g＋460g
購入時価格　1,178円

掲示板で読者様に教えてもらったサンクゼールのフルーツジャムセットです。ナチュラルな印象のシンプルな瓶に入ったジャムが2本セットで販売されていました。

サンクゼールの商品はトマトソースやパスタソースなどもコストコで見かけますよね。本社は長野県北部の飯綱町という所にあり、現在は全国至るところに出店されているのでご存知の方も多いかと思います。今注目のワイン＋食品メーカーさんです。

・・・が、実は私、コストコで取り扱われているのを見て初めて知りました。はじめは「サンクゼール」と読めず、間違えて「サンクルーゼ」とかなんとか読んだりしてまして、フランスかどこかの食品メーカーさんなのかな？なんて思ったりしていました。（多分、ル・クルーゼとごっちゃになってたんだと思う^^;）

今回、掲示板のコメントで気になったのは、フルーツジャムセットの一つ「さつまいもジャム」。さつまいものジャムって珍しくないですか？？

ジャムといえばやっぱりイチゴやブルーベリーなど、甘酸っぱいベリー系のものが多いと思うのですが、まさか芋をジャムにしちゃうなんてね。フルーツジャムセットという名前でしたがもはやフルーツでも無いですし・・・でもなぜだろう、なんだかすごく惹かれてしまう。

以前、コストコでボンヌママンのマロンクリームを購入した時と同じような、なんだか試さずにはいられない好奇心が抑えられず、すぐさま購入となりました。

420g入りと460g入りの2本入りだったので、1瓶589円。内容量を考えるとコストコ価格でもそんなに安い！って感じじゃないんだよなぁ〜なんて思っていたのですが、サンクゼールの公式ホームページにあるオンラインショップでは、同じ種類のジャム185g入りが（606円＋送料）で売っていたんですよ〜( ﾟдﾟ)

なんと！サンクゼールのジャムはめっちゃ高級品じゃないかー！

そういう視点で見ると、コストコで販売されているサンクゼールのジャムセットは、2瓶のまとめ買いの必要があるとはいえ、定価の半額以下で購入できるということですから、知っている人にとってはすっごいお得ですよね〜！！

しかし、公式ページを見ていると、本当に色んな商品があってどれも美味しそうで目移りしちゃいました。個人的には、桃とペッパーの白ワインジュレという商品が気になって仕方がないのです。

コストコで取り扱われないかな〜。きっと無理だろうな・・・一択のみで種類が選べない、というのはコストコの欠点かもしれませんね。。^^;

【クラシックジャム　さつまいも】
名称：さつまいもジャム
原材料名：砂糖、さつまいも、寒天、シナモン
内容量：460g
賞味期限：購入日より9ヶ月先まで
※賞味期限に関わらず、開栓後は冷蔵庫（10℃以下）で保存し、早めにお召し上がりください。
※ジャムの中の黒い斑点は皮の一部であり、品質には問題ありません。
※柔らかいジャムのため水分が浮き出ることがありますが、品質には問題ありません。

【オールフルーツジャム　リンゴ】
名称：リンゴジャム
原材料名：りんご、濃縮ぶどう果汁、濃縮レモン果汁、ゲル化剤（ペクチン）
内容量：420g
賞味期限：購入日より1年4ヶ月先
保存方法：直射日光を避け、常温で保存
※賞味期限に限らず、開栓後は冷蔵庫（10℃以下）で保存し、早めにお召し上がりください。
※皮が丸まり、棒状になることがありますが品質には問題ありません。
※ジャムの中の黒い斑点は皮の一部であり、品質には問題ありません。
※柔らかいジャムのため水分が浮き出ることがありますが、品質には問題ありません。

サンクゼールはジャムだけでも沢山の種類があり、季節限定で販売されているものや蜂蜜入りのジャム、ペクチンを使用しない伝統的な製法で作られているトラディッショナルリッチシリーズ、和ジャムと呼ばれる紫芋や渋皮栗で作られたジャムなど色々あるようです。

今回購入したジャムは、その中でも「オールフルーツジャム」と「クラシックジャム」という、全くスタイルが違う2種類の商品でした。

2つとも原材料を見るととってもシンプルに作られている感じですね。ジャムは子供がよく食べるものなので、砂糖控えめ・添加物不使用・着色料不使用といったジャムを求めている方も少なくないと思いますが、サンクゼールのジャムならこの点は全てクリアされていて安心できますね。

まずは気になっていたさつまいもジャムから。見た目は、ちょっと暗めの山吹色という感じで焼いたさつまいもの色と言われればなるほど、そんな気もする色合いです。

おすすめされた読者様のコメントによると「スイートポテトをジャムにした感じ」と、想像できるようでできないような・・・なんとも気になって仕方がない感想でした。

とうわけで、さっそくパンにたっぷり塗って食べてみました！

おぉ〜なるほど！なるほど！さつまいもの味！(ﾟ∀ﾟ)　スイートポテトを想像していたのでコッテリ甘いと思いきや、さつまいもそのものの味が引き出されたような、品のある甘さでした！美味しい！！

シナモンが使われていますがそこまで主張は無く、ほんのり風味を感じるという程度で、なんとも後を引くさつまいもの素朴な味わいがあります。不思議と、どこかで昔食べたことがあるような懐かしい感覚があります。

芋系特有のザラザラした舌触りも少なめ。ボンヌママンのマロンクリームはモタっとした塗り心地で結構ザラつきが強く、ジャムというよりはあんこに近い感覚だったのですが、こちらは少しゆるめでほどよく水分があり、ちゃんとジャムっぽい塗り心地です。

シンプルに食パンをトーストし、あっつあつの状態でカークランドの有塩バターを塗り溶かし、その上からこのさつまいもジャムをたっぷり塗って食べるんですよ〜！これぞまさにスイートポテトトースト！

どんだけカロリー重ねとるんじゃ！と考えると恐ろしいですが、これがもぅ美味しくて泣けます｡･ﾟ･(ﾉ∀`)･ﾟ･｡ゲットされた方やさつまいもジャムをすでにお持ちの方は、ぜひ試していただきたいです。

もう一つのリンゴジャムについて。

こちらのリンゴジャムに限った話ではないのですが、この「オールフルーツジャム」シリーズのジャムはサンクゼールジャムの定番ラインの一つでして、ジャムにも関わらず砂糖を一切使用せずに作られているそうなんですよ。

砂糖は水分を抱え込み腐敗を遅らせるという性質があるため、旬の時期に大量に採れる果物を保存する目的として「ジャム加工」には必要とされていました。

砂糖不使用でジャムが作られるということは、糖分が少ない分だけ保存性が劣り品質の変化が早くなり、そのうえ化学的な添加物も使用しないということですので、これまで以上に細かい衛生管理と高度な加工技術が必要ということになるんですよね。

また、こちらは砂糖を使わないからといって、人工的な甘味料などが使われているわけでもなく、砂糖の代わりにぶどうの果汁で甘さが整えられているらしいんです。

ジャムを手作りする方はよくわかると思いますが、ジャムってすごい量の砂糖が使われているんですよねー。それが一切使われず、果実の甘味だけでジャムが作られるなんてすごい！

こちらのリンゴジャムは、色だけで言うとりんごの色というよりは桜桃っぽい感じで、普段食べるりんごを想像すればかなり濃い目です。瓶の外側から角切りにされているリンゴがたっぷり入っているのが見えました。

スプーンですくってみると、さつまいもジャムよりもさらにゆるゆる。というかもはやちょっと水っぽい感じ。パンに塗ったらジャムの水分をパンが吸って全体的にシットリとした感じになります。

ジャムがゆるいおかげで、果肉がゴロゴロしているのがよく分かりますね。果肉自体はスプーンで押しつぶせばほぐれてしまうほど柔らかめでした。

砂糖不使用のためか、かなり甘さが控えめであっさりしたジャムです。レモンの酸味かなー？結構しっかり酸味が残り、全体的に甘酸っぱい仕上がりになっていました。

酸味があるせいか、めっちゃリンゴ！って味とは思わなかったのですが、果肉はしっかりリンゴの味です。ジャムといえば甘ったるいものという印象がありますが、こちらを食べるとイメージが覆されますね。

ただ、砂糖が使われていないわりにはしっかり甘味があるんですよ。個人的には、トーストに塗って食べるよりはプレーンヨーグルトに混ぜて食べる方が好きでした！ゆるいジャムなので簡単に馴染みますし、少し繊維が残った角切りりんごのシャリっとした食感が良い感じ♪

私はもともとヨーグルトはプレーン派なのですがこのジャムはとっても好きです。ヨーグルトに加えても甘ったるくはならず、ヨーグルトの味を活かしつつも、フルーティーさと爽やかさが加わる感じで美味しかったです！

コッテリ派のおちびは、いつものいちごジャムの方が好きだったみたいですが・・・甘さ控えめ派の方は絶対気に入ると思いました。逆に、甘さが少ないせいか1度にたっぷり使ってしまいがちなのが難点かな〜^^;　

日本農林規格（JAS）によるジャムは「糖度が40％以上」という規定があるのに対し、国際食品規格（CODEX）では「糖度が65％以上」と規定しているそうです。つまり世界的に言えば、低糖度のものはそもそもジャムだと認められていないらしいんですよね。

日本でも、以前は糖度65％のジャムが一般的だったのですが、一説によれば当時「ジャム」だと認められていなかったサンクゼールの低糖度ジャムが全国的に広まって人気が出たことにより、1987年にJAS規格が改定され、低糖度のものでもジャムだと認められるようになったと言われているそうです。

低糖度ジャムは、日本人の味覚に対する繊細な嗜好が生み出した、新しいタイプのジャムということですね。甘さが強いジャムも好きだけど、低糖度ジャムは果実本来が持っている香味、みたいなものが大事にされている印象で大変気に入りました！

大容量のジャムは小分けして冷凍保存しなければ食べきれないというものも多いけど、こちらは冷蔵保存で美味しく食べきることができそうな気がしています。

ただ、砂糖が控えめということはそれだけカビやすいし品質も変わりやすいはずなので注意ですね。説明文にも書いてある通り、開封後はなるべく早めに食べちゃった方がよいかもしれません。

今までは、コストコで購入した一種類のジャムをちまちま食べ続けていましたが、こうやって冷蔵庫に常時2種類ほどのジャムがあれば気分で使い分けて食べることができるので、こーいうのもたまには良いですね。

というわけで、サンクゼールのジャム！とっても気に入りました。良い商品を教えて頂きありがとうございましたー！

おすすめ度：★★★★