コストコフルーツを美味しく冷凍保存!(マンゴーのバラ凍結の方法)

今日はコストコで買った果物を美味しく冷凍保存する方法を紹介したいと思います。

コストコではシーズン商品が3ヶ月ほど前から店頭に並びはじめるのですが、果物に関しては違います。その時の旬な果物が沢山並べられ、国産のフルーツだけでなく、近所のスーパーでは手に入らないような珍しいフルーツも取り扱われたりします。

なによりコストコで販売されている果物は価格が安い!今の時期だとスイカや桃、マンゴーやパイナップルなどトロピカルフルーツも沢山取り扱われていてとっても魅力的です!

しかし、総じて言えることはコストコで取り扱われている果物はとにかく量が多い!ということ。どの商品も基本的には箱売り・キロ売りが当たり前でして、スーパーや果物屋さんのように少量では売ってくれません。

まぁこれはもちろん果物に限ったことではなくコストコで販売されているものは全般そうなんですけどね。ただ、果物は美味しく食べられる期間が限られますし、追熟が必要だったり、極端に日持ちが短いものもあります。

熟した果物はすぐに食べてしまうのが一番なのですが、まとめ買いをすることで大量の果物を短期間で一気に食べなければならない!という事態にもなりかねないんですよねー。うまく順番に熟してくれれば良いのですが、そう都合よくもいかず。。

せっかく美味しい果物をお得に購入できても食べられなくなってしまっては意味がありませんし、できれば美味しいタイミングで食べたい時に食べたい分だけ食べたい!と思うのが普通だと思います。

そういう理由でなかなかコストコで果物をまとめ買いするのは難しい、果物は他のお店で買っちゃう、という方も少なくないと思うんです。。

でも実は、果物によっては冷凍保存しておけるものも多いんですよ。果物を冷凍保存するにはちょっとしたコツが必要ではありますが、やってみると思ったより手間ではありませんし、上手に保存できれば、美味しい状態を保つことができるうえ経済的なので、コストコで沢山の果物を買っちゃったけど食べきれなくて困った!という方は是非参考にして頂ければと思います。

冷凍保存に向いている果物とは?

冷凍に向いている果物は「味が濃い」果物だと言われています。例えばバナナ・ぶどう・マンゴー・いちご・パイナップルなどなど。実際に「冷凍フルーツ」として販売されている加工品もそういった果物が使われていることが多いです。

というのも、冷凍保存すると冷凍前よりも甘味が感じにくくなるんです。味が濃いフルーツならば冷凍後もほどよい甘味で美味しく食べることができますが、味が薄い果物の場合だと冷凍したら味をほとんど感じなくなってしまいます。長く美味しさを保つために冷凍保存しているのに、冷凍することで美味しさが無くなってしまうのは本末転倒です。もったいない!( ゚д゚)

中でも皮ごと食べられる系の果物は冷凍保存に向いているのでオススメです。果物は皮の近くに甘味があるものが多いですし、皮ごと冷凍することで果物の組織が壊れにくくなります。なにより保存も食べるのも楽なのが良いですよね。コストコの商品で言えばシードレスグレープなどは冷凍保存にピッタリ!

それに加えて私の場合は、冷凍保存をするフルーツは比較的水分が少なめのものを選ぶようにしています。逆に言えば、柑橘系フルーツやスイカなど、ほとんど水分で構成されているようなフルーツは冷凍せずに食べきるようにしています。

水分が多い果物の場合、解凍した時にベチャッとした食感になってしまい、みずみずしさがなくなっちゃうんですよね・・・そんなわけで私が冷凍保存する果物の基準は「解凍しても美味しく食べられる果物」です。

果物はバラ凍結にするのが一番便利!

今回紹介するのはマンゴーのバラ凍結の方法です。バラ凍結というのは食品をばらばらの状態で凍結させる方法のことを言います。

わざわざ一度バラバラに分けて保存するのは手間なようにも思えますが、果物は水分が多いため、カットしたものをジップロックにぽいぽい入れて凍らせてしまうと、果物同士がガッツリくっついてしまい、そのまま巨大な氷の塊になってしまうことが多いんですよねー。

そうなってしまうとどうしても食べにくく、結果冷凍庫の隅っこで忘れ去られてしまうというパターンになりがちです。かといって、一口大のフルーツをくっつかないように1欠片ごとラップで包んだりするのはかえって面倒だし、ラップで包むことで柔らかい果物がグチャッと潰れてしまうこともあります。

バラ凍結だとフルーツをカットしたままの綺麗な状態を保つことができるうえ、最終的に保存袋でまとめて保存できるので無駄に冷凍庫の場所を取ることもありません。そんなわけでフルーツの冷凍保存はバラ凍結がおすすめです。

長くなったのでページを分けますねー♪

続きです。

今回はコストコで買ったメキシコ産マンゴーを例に私が実際に行っている方法を紹介しますね。あくまで私の個人的なやり方なのでもっと効率良くできるよ〜というのがあればぜひ教えてくださいね♪

用意するもの

・フルーツ:追熟するなどして完熟したものが望ましいです。今回はコストコで購入したメキシコ産マンゴーを使っています。

・キッチンペーパー:果物の水気を取るのに使います。何でも良いです。

・バット:何でも良いのですが、できれば熱伝導率が良いアルミやステンレス、ホーロー製などがオススメです。

・ラップ:こちらも何でも良いのですが、うちではストレッチタイトフードラップを使用しています。

・密閉できる袋:ジップロック最高です!サイズはフルーツの量によって調整してください。私はクォーターサイズをよく利用しています。

・クッキングシート:クッキングシートであれば何でもOKです。私的にはこれが一番大事!

冷凍保存の方法(バラ凍結)

1.果物を一口大にカットする

マンゴーの場合は皮と種を取り外して一口大にカットします。切り方は花切りでキューブ型に切り分けても良いですし、普通にスライスしても良いです。小さくしすぎても食べにくいし、ヌルヌルして切りにくくなってしまいますので状況に応じて適度に。自分が食べやすく、使いやすいサイズだなと思う大きさに調整してください。

尚、変色したり傷んだりしている部分はこの時点でカットして取り除いておきます。皮も一緒に食べられる果物の場合は皮は剥かず、そのまま一口大にカットしてもOKです。

2.キッチンペーパーで水気を取る

バットにキッチンペーパーを敷きその上にカットしたフルーツを乗せ、さらに上からもペーパーで軽く抑えて果物の表面についた水気を取っておきます。

3.クッキングシートを敷いたバットに果物を並べる

バットには直接果物を置かず、かならずクッキングシートを敷いてその上にカットした果物を並べていきます。あまり神経質になる必要はありませんが、なるべく重ならないようにフルーツを並べておくと後からの作業がとても楽です。

並べ終わったらバットをラップで覆い、そのまま冷凍庫に入れます。3〜4時間ほどでカチカチに凍るので、それまでしっかり冷凍!

冷凍庫で3〜4時間凍らせるとこんな感じになります。

4.果物をトレイから保存袋へ移し替える

バットに敷いたクッキングシートをつまみ、バットから引き剥がすような感じで凍らせたカットフルーツと共に剥がしていきます。この時点でバラ凍結となったフルーツがボロボロと剥がれてくるので、手早く1欠片ずつ保存袋へ移しかえます。

たまにクッキングシートに張りついてしまっているフルーツもありますが、バットから引き剥がしたクッキングシートを手でモミモミすることで簡単にボロボロとはずれていきます。

5.保存袋の空気を抜いて封をし、冷凍庫へ

フルーツを全て保存袋へ移したら、できるだけ袋から空気を抜いて封をし、再度冷凍庫へ。これで食べたい時に食べたい分量だけを取り出すことができます。

ポイント

・バットにはクッキングシートを敷く!

バットにクッキングシートを敷いた方が効率良く作業できます。クッキングシートを敷くことで果物がバットに張りついて剥がれなくなるのを防いでくれます。これがあるのと無いのとでは作業効率が大きく違ってきます。

・果物の水気を取っておくこと!

水気が多ければ多いほど、固まった時に氷の結晶がうまれやすく、フルーツ同士がくっつきやすくなります。また、保存袋の中の空気をできるだけ抜いておくのも、空気中の水分が果物に張り付き、霜がつくのを防ぐためです。

・冷たい状態で食べよう!

一度冷凍したフルーツを完全に解凍してしまうと、細胞内の氷が溶けて水となり外に出てしまいます。水分が抜けると食感がフニャッとしたり、美味しさや栄養素も水分と共に外へ逃げて味が落ちてしまいます。

かといって、冷凍した果物を凍ったまま食べると、本来の味よりもかなり甘さ控えめの味わいとなってしまいます。それはそれでサッパリとして美味しいのですが、半解凍くらいのひんやりした状態で食べるのがオススメです。

使い方

私の場合、食事の直前に食後のデザートとして食べたい分だけ別皿に出しておき、食事を食べている間に常温で解凍しておくというパターンが多いです。

あとは、凍ったままミキサーにかけてスムージーにしても良いですし、ヨナナスメーカーでヨナナスを作っちゃうというのもオススメです!ヨナナスメーカーは、一時期コストコでも販売されていましたよね。

そうそう!冷凍フルーツを飲み物に入れるという使い方もいいですね。氷を入れると溶けた時に味が薄まってしまいますが、冷凍フルーツだと薄まることはなく、かえってフルーツの味が飲み物に移って美味しくなったりします。妊娠前はスパークリングワインに冷凍フルーツを入れてよく氷代わりにしていたなぁ・・・(遠い目)

自分で果物を冷凍すれば、自分が使いやすい大きさや形にカットすることができますし、味も市販の冷凍フルーツより断然美味しいです。

上手に保存しておくと、半年以上は美味しさを保つことができるので、好きな時に好きな分量だけを少しずつ食べることができます。まぁ実際は半年持たずに無くなってしまうことが多いのですが・・・これもしっかり、加工前に手間をかけて食べやすい状態にしているからだと思います。

こうやって工程だけを見ると、なんだかめっちゃ面倒くさそうだー!!な気がすると思いますが・・・意外とそんなことはありません。沢山の量を一気に加工しようと思うと時間もかかるし面倒ですけどねー。

例えば、今日は追熟した2個だけをカットして冷凍し、他は野菜室に移して明日作業しよう!とか、今から食べる果物をカットするついでに、保存用もカットしちゃおう!とか、そういう気軽な感じで良いのです。

果物を上手に冷凍保存しながら食べる方法を覚えれば、コストコの大容量の果物も怖がらずに購入することができますよ〜!フルーツがなかなか効率良く消費できないという方、冷凍してみたけどうまくいかなかったという方、是非一度、お試し下さいね〜♪

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コメント コメントを投稿
  1. ようこママ より:

    グットタイミング!!

    今日マンゴーを冷凍しようと思ってたので。

    バットにクッキングぺーパーのアイデア早速実行させてもらいます♪

  2. 馬来熊 より:

    まさに今、コストコでマンゴーを買って帰り道なのでタイムリーでした
    でもコストコのマンゴーはおいしいから、一度に2つ食べて朝ご飯代わりにして、夜のデザートにももう一つ… なんてやってるうちに、冷凍するまでもなく食べ切っちゃうのでした

  3. 食いしんぼ より:

    野田琺瑯の白いバットいっぱいに並べられたカットマンゴーを見ながら、これはかなり大きいサイズのバットかな?と思いましたが、トップと最後の透明カップに美しく盛られたマンゴーを見るかぎり、、、
    コス子さんのひと口サイズと、自分のひと口サイズの大きな違いをはっきりと悟りました(^_^;)

  4. ジョギング より:

    山の日にちなんで出ていた、スタンレーの水筒買われた方、保冷力どうですか?
    家は、家でお茶と氷を入れて子供達が好きな時に飲めるように買いましたが、氷もいつのまにか溶けているし、冷たさもイマイチです。
    以前の、長いタイプの水筒は翌日でも氷が溶けていないし、冷たい!と感じる納得の保冷力で。
    今回も、購入しましたが。家のが、不良品なのかな?と思い始めました。
    返品するかな~と思い始めていますが、使っている方どうですか?

  5. ミルクティー より:

    わあ、丁寧!持ちが良さそう。
    あまり神経質でない私の場合。
    ザルかサラダの水切りで洗いペーパーでポンポン、100均アルミトレイにラップ敷いてバラバラに並べて上のラップは省略して(数時間なんで)冷凍室に突っ込んで、数時間後ラップはがしてジップロックにガサっと投入(笑)
    それで、私って保存が上手よねっと悦になっておりました。
    こんな丁寧なお仕事見た後ではとてもお恥ずかしい…

  6. こりんちゃん@ΝT より:

    私もこんなに丁寧ではありませんが、コストコで生姜を買った時、スライスしてクッキングペーパーに並べてバラ凍結してます!
    完全自己流だったので、コス子さんと同じ方法だと知って嬉しいやら誇らしいやら\(^o^)/
    マンゴーも今週末まであれば是非ゲットしてバラ冷凍してみます!

  7. コス子 より:

    こりんちゃん@ΝTさん
    生姜をバラ凍結するというのはナイスアイデアですね〜!スライスされているととっても便利ですしね。真似させてもらいます〜(゚∀゚)

  8. かえる より:

    なんて素晴らしいタイミング!

    コス子さんのコメントを読み日曜日にマンゴーを初購入。
    3日目の昨日に1個、本日また1個を食べ、あまりの美味しさに大感動~!

    残りが怒涛の追熟ラッシュを迎えそうな明日ですが、うちは夫婦二人なんで、、。

    どうやって冷凍しようかと思っていた所です!

    追熟ラッシュ難民が出そうな、このタイミングの救済措置。流石です!

  9. ぼんじょる より:

    ラップを選ぶとさらにgoodです。
    果物冷凍には酸素の透過を防いで酸化や変色を防ぐ
    ポリ塩化ビニリデン製のものがいいです。
    商品名でいうとサランラップとかクレラップかな