アイスバイン

アイスバイン
購入時価格 148円/100g

年末にコストコへ買い出しに行った際に購入したアイスバインです。

メルマガでは大きな骨付きのお肉がナイフを入れることでホロッとこぼれ落ちている、といった素晴らしく食欲をそそる写真と共に紹介されており、すっごく気になっていた商品だったんですよね〜。

以下はメルマガでの紹介文です。

アイスバイン(ザワークラウト・マスタード付)
塩漬けの豚すね肉をハーブとともにじっくりと煮込んだドイツの家庭料理です。そのまま食べても、スライスしてポトフに入れても美味しくお召し上がりいただけます。限定数量にて販売。

アイスバインという名前自体、初めて知りましたがドイツの家庭料理なんですね。「アイス」と書かれていると冷やして食べる何かかな?なんて思ってしまいますが、どうやら氷という意味ではないようです。

名前の由来には諸説あるようでして、もともと坐骨(ざこつ)の意味を持つラテン語の「os ischbeen」から来ているという説や、長時間煮込んだお肉から溶け出てくるゼラチン質や油がお鍋の中で冷えて固まったものが氷(アイス)っぽく見えるからという説などいろいろあるようです。

メルマガの説明文を読んだイメージからチョッピーノスープの容器で販売されているデリカかなー?と思っていたのですが、全く当てがはずれておりまして、パッケージを見たときはビックリでした。

だって、プルコギビーフと同じ容器にどーんと骨付き肉の塊が入っていたんですもん( ゚д゚)てっきりお鍋で調理するタイプのデリカかと思いきや、すでに煮込み調理済みの商品とのことでそのまま食べられる商品のようです。

詳細詳細

名称:惣菜
原材料名:アイスバイン(豚骨付きすね肉、食塩、砂糖、香辛料)、ザワークラウト(キャベツ、ワイン、食塩)、粒入りマスタード、パセリ、調味料(アミノ酸)、酸化防止剤(V,C、亜硫酸塩)、発色剤(亜硝酸Na)、香辛料抽出物、ウコン色素
保存方法:要冷蔵4℃以下
※この製品は卵、乳、小麦、えび、かに、落花生を使用した設備で製造しています。
消費期限:購入日含め3日
正味量:1377g
価格:2,038円

もうなんか、漫画を実写化したみたいなお肉!(゜o゜)肉だぁああ〜!!の時のお肉って、確かこんな感じじゃない?ボリューム満点!迫力満点!

お肉の表面にはローリエが1枚張りついており、しっかり煮込んだお肉をそのまま鍋から出しました!って感じのビジュアルをしております。お肉から溶け出したゼリー状のコラーゲンや脂などもべったりとお肉にくっついています。

下にたっぷり敷かれているのはザワークラウトというキャベツの酸っぱい漬物みたいなものです。コストコではフードコートにあるホットドッグのトッピングとしてお馴染みのザワークラウトですが、この量!もはやトッピングというレベルを遥かに超えています。こちらのお肉と一緒にザワークラウトと備え付けの粒マスタードを合わせて食べるのかな?

初アイスバインの私にとっては完全に未知の領域で、どんな味なのか想像もできません。骨も結構大きそうで、どれだけの可食部位があるのかも気になるところ。。

食べ方がイマイチよく分からないのでとりあえずナイフでカットしてみたらこんな感じ。おぉ〜中が赤い!(゚∀゚)

なるほど、塩漬け肉をじっくり煮込むとハムっぽい感じになるのね!カットするまでは完璧、煮豚のイメージだったのでまたまたビックリです!

煮豚というよりは、どちらかと言えばスパイラルハムに近い雰囲気だなぁ。脂肪はほとんどなくギュギュッとお肉が締まった感じだけど、しっかり煮込んであるためかカットしていて固い感じもなく、骨からもはずれやすいです。

大きな骨からお肉を削り落とすイメージでカットし、それをお好みでザワークラウトやマスタードと合わせていただくというわけですね〜。パーティの時なんかに提供する場合は、きっと大きめのフォークとペティナイフを使ってカッチョ良く切り分け、各々のお皿にサーブしたりするんだろうな。

味について

なるほど〜!味もなんだかハムっぽい!肉質はシットリしていてお肉の旨味が詰まっていて、一噛み一噛みしっかり味が出てきます。

塩漬けされているからか全体的にしまっているのに、お肉は柔らかく、食べやすいです。見た目よりはあっさりした印象で、香辛料っぽさは特になくシンプルな味だけど結構塩っ気は強いかも。

同じような骨付きハムということでスパイラルハムに似てると思ったのですが味わいは明らかに違いまして。。何が違うって、食べた時の鼻から抜ける風味が違うんですよ。

何かの味に似てるんだよな〜と考えていて思い出しがのが生ハムです。そうだ、これは生ハムの風味だ!不思議なのですがどこか生ハムと同じような風味があるんです。

なにがどうなってそうなるのかわかりませんが、プロシュートを食べた時に感じる風味というか後口のようなものがこちらにもあるんですよねー。おかげでどこか高級感すら感じます。

部位によってはトロトロに煮込まれたスジのような食感もあり、ゼラチン質が固まって完全にゼリー状になっているところなんかもあり、1つのお肉の中でいろんな食感を楽しむことができます。このプルンプルンにはコラーゲンがたっぷり含まれてるんだろうなぁ〜と思うと、自ずと進んで食べたくなっちゃいます(´ω`*)

そしてザワークラウトとマスタードとの相性も抜群!しょっぱめの味がザワークラウトの酸味ととてもよく合います。そしてマスタードをつけて食べるとこれまた味が変わって面白い!(゚∀゚)

アイスバインがどういうものか分からずに購入したのですが、実際に食べてみると夕飯のメイン料理って感じではありませんでしたね〜。本当はその日の夕飯のメイン料理にする予定だったんですけどね。。

少なくともご飯のおかずになるような感じではなく、お酒のおつまみというかオードブル的位置づけにあるメニューなんだろうな〜という印象です。ワインにめっちゃ合いそうだ!

アイスバインをアレンジ!

パンの表面にマヨネーズを塗り、備え付けのマスタードとスライスしたアイスバイン、ザワークラウトを挟んでサンドイッチにしてみました。

鮮やかな色の具がなにもないので見た目はちょっと地味ですが、なんともく大人っぽい味わいのサンドイッチで美味しかったです。やはり食事用というよりは、少しつまみたい前菜と言った感じです。全然アリの組み合わせでしたね〜。

ある程度お肉をはずすと大きな骨が残りますので、へばりついたお肉と共に水からゆっくりコトコト煮ると、かなり濃厚なスープがとれました。

すでに一度煮込んであり、言わばだしがら状態のはずなのに、どうしてこんなに!ってくらい出汁が出たうえ、コラーゲン的なものがしっかり溶け出したため、かなり濃厚なスープが作れちゃいました。

そんなわけで、たっぷりの野菜と共に煮込んでポトフにしました。お肉は柔らかくホロホロとなり、軟骨部分もスルンと取れてプリプリ食感でいただけちゃいます。

本当はシャトルシェフで放置調理する予定だったのですが、骨が大きすぎてお鍋に収まりきらず、やはりここでも安定のストウブを利用しました。が、それでもギリギリで収まるくらいのサイズ感だったので、本来はパスタ鍋くらいの大きさのお鍋で調理した方が良いかもしれません。

とったスープはポトフでも食べきれない量だったので、最終的にはカレールーを加えてカレーにしていただきました!これもまためちゃくちゃ美味しかったー!(゚∀゚)

スープの旨味はカレーになっても消えることなくしっかり主張し、作り方は普通のお家カレーだったのに味はコクと高級感のある、お店屋さんのカレーのような味になりましたよ〜!

まとめ

ドイツの家庭料理と言われているアイスバイン、材料を集める手間がかかるのはもちろんですが、作りはじめてから完成するまでにも相当時間がかかると言います。

コストコではパッケージを開ければそのまま食べるだけの状態で販売されているのでとってもお手軽です。普段はなかなか味わえない異国の料理を、簡単に普段の食卓に取り入れられるというのはコストコの素晴らしいところだと思います!

私はアイスバインが何か分からず買ったので夕飯のおかずにする気マンマンだったのですが・・・実際はおつまみ的な位置づけの味わいでした。

ジャンルとしては骨付きハム的な感じかなーと。見た目の豪快さにうってかわり、味わいは繊細かつ上品です。どこか生ハムに似たような風味があり、ワインのおつまみにピッタリだなーと思ったりしました。

そのまま食べてもよし、削いだお肉を別の料理に使っても良し。残った骨も濃厚なスープが出るので最後まで美味しくいただくことができます。

大きい骨の重量を入れての価格ですし、可食部位は少なめですが、そのまま食べるだけでなく色んな料理に使え、美味しいスープまでとれる。これ1つあれば3日は楽しめると思えばコスパはそう悪くないのかも?

ザワークラウトやマスタードのトッピングも良かったです!ザワークラウトは大量すぎて、アイスバインが無くなってしまった後にもサラダやサンドイッチ、ピクルス代わりにタルタルソースに入れたりとちびちび消費しております。

ドイツでは家庭料理的な位置づけのようですが、テーブルにどーん!と置くとそれだけでパーティー感が出ますので、クリスマス時期に販売されていたのも納得の商品でした。

限定数量での販売だったようで、もしかしたらパーティシーズンだけのレア商品だったのかも?もし店頭で発見できたらぜひチャレンジしてみてくださいね!

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  1. くむくむ@広島→2月から座間 より:

    あああー。アイスバイン好きですーー!
    つばめグリルのが好きでよく頼んでました!
    骨持って帰れば良かった…(笑)
    私が食べたのは少し食感がコストコとは
    違うかも?
    検証しなければ!

  2. 千葉在住です より:

    大昔、銀座で、仕事仲間の博識な方に勧められおつまみに頂いたアイスバイン。1/5から1/4サイズで千円は超えていたかと……

    美味しくて、おつまみに最高でした。
    これがコストコに出る!と喜びましたが流石の迫力サイズでしたね!

    私もスープ沢山取って美味しく最後まで頂けました。まだ売ってるのかなぁ?

    それにしても、コス子さんのチャレンジ精神には拍手ですね!!今年も無理なくお願いします。

  3. haanami より:

    こんにちは
    クリスマスの日に買い物に行き買ってくれば良かったと後悔です(泣)
    確かお店の方がクリスマス限定と言っていた様な気がします…(・・;)

  4. こむぎ@中部 より:

    このお肉 年末に購入しお正月の食卓にドドーンと出しました!…が お客様は若い青年数人。ボリューム満点かと思いきや 過食部分が薄っぺらいカットになってしまい…。コレは大人が お酒を片手におしゃれにつまむものだなぁ と思いました。

    残った骨の重さにΣ(・ω・ノ)ノワオ!
    まるでダンベル。お肉は旦那ちゃんが喜び お客様は骨のダンベルで盛り上がったのでした~! …やめて~。スープとりたいのよぉぉ~。( ;∀;)アッ

  5. こすとっ子@和泉 より:

    ロティサリーチキン並みに最後の骨まで色んな調理法で美味しく食べれるんですね〜。(*^_^*)
    毎度チャレンジャーなコス子さん…保守的な私はコス子さんのレポを拝見してからお試しするヘタレです。(笑)
    今度いつ再販されるかわかりませんが…次見かけたら挑戦してみたいです。

  6. シュナ&さくら より:

    昨日、札幌では売ってました。
    悩んだ末、やめてしまいました。
    買っておけば良かった~゜゜(´O`)°゜

  7. ゲスト より:

    今日まだ札幌で売ってましたよ。賞味期限は11日だったので明日で売り切るつもりかも?

  8. 千葉NT@コストコ4年生 より:

    美味しそう(゜ρ゜)見かけたら購入して、最後のポトフまで食べたいです!

  9. ごっしぃ。@札幌 より:

    アイスバイン!近くのドイツ料理屋さんにあるアイスバインが超絶に美味しくて、コストコにあるならばぜひー☆と思っていたのですが、レポを読む感じ、私が思ってたのとちょっと違う…??雰囲気です(・ε・ )
    本場の物は食べたことないんですが、そのお店のはハムというよりは、トロトロプルップルな食間で角煮のような雰囲気なんですよねー。。。うーん。

    レポ感謝です!

  10. くむくむ@広島→2月から座間 より:

    そうそう。私がつばめグリルで食べてたのもそんな感じですー。
    本物はどうなんでしょうねえ?

  11. ぽちくろ@ちうぶ より:

    現物見た時、肉が赤くて本当に煮てある?とジーッと見ちゃいました(←老眼)…発色剤使用なんですね…。
    骨付きスネ肉、ウチの近郊に扱ってる店があります。骨付きでなければ、よく行くお店で扱っています(しかも安価)。作り方を見る限り、自作しているハムもどきベーコンもどきとそこまで変わらないようだし、チャレンジしてみようかな…?

  12. じゃんじゃん より:

    ぽちくろさん、自作のハムの作り方教えてください!

  13. ぽちくろ@ちうぶ より:

    本当のハムは、ソミュール液(塩とスパイスを溶かした漬け汁)に何日か漬けて、ゆっくり茹でたり燻製にしたりして作ります。アイスバインも大体同じような作り方で、部位と茹で時間の長さが違うみたいです。

    私が作るのはもっと略式で、直に塩やスパイスをすり込んじゃいます。
    材料も比較的安価なモモ肉、ベーコン風に使う用にはバラ肉です。
    肉の重さの3%の塩、5%の砂糖、胡椒適量、ローレル。好みでローズマリーなど。ビニール袋に入れて混ぜてしまい、肉を入れてまぶし付け、空気を抜くようにして閉じて、できればチルド室で1週間から2週間漬けます。10日くらいが味のバランスがいいように思います。
    本当は塩抜きするんですが、私は洗ってお湯が沸く間水につけとく程度です。お湯が沸いたら一度茹でこぼし、次は水から、ゆっくりと温度を上げるように、沸騰手前の火加減でじっくり茹で、火が通ったらそのまま冷まします。この状態でも充分ハムがわり、ゆで汁もスープになります(用途により適宜薄めて)。
    私は冷ましてから水分をよく拭き取り、フライパン燻製で香りをつけます。一晩から3日ほど冷蔵しておくと余計な燻し臭さが抜け、中まで香りが染みて美味しくなります。

    手順を見ると面倒かもですが、要は「塩漬けして、ゆっくり茹でて冷ます」。それで肉が自分で美味しくなってくれます。
    茹でる時に、あれば人参や玉ねぎセロリなんか放り込んどくと、スープがさらに美味しく、冷ますことで肉が旨味を吸い込みます。スープは塩分が少し濃いので、皮とか、かたくて食べにくいところ、端っこだけでもいいです。一緒に煮た野菜はペーストにしてカレーやシチュー、ミートソースの味の補い、コク出しにも使えます。

  14. じゃんじゃん より:

    ぽちくろさん、ハムの作り方ありがとうございます?
    手順が丁寧でとても分かりやすいです。
    前から欲しかったストウブ、コストコ行って買わなきゃー
    コス子さんのレポに、ストウブで燻製作れるとあったので^_^

  15. やあや より:

    食べ終わった後の骨の大きさと重さ、写真も見たかったです。

  16. K@中部→羽島 より:

    やあやサン

    掲示板「商品の感想」の所で、りんぺいサンが写真付きで感想書いてくださってますョ(///ω///)♪

  17. コス子 より:

    やあやさん
    すみません・・・食べ終わった後の骨の写真、ちょっと考えたのですが、あまり綺麗じゃないかな?と思ってやめました(´ε`;)ちなみに骨の重量は量ったら430gでした。