ネグロニ　プロシュート（パルマの生ハム）

Negroni PROSCIUTTO DI PARMA　250g
購入時価格　998円
参考価格　1,498円（2014年6月）
ITEM# 585188
※パッケージが125g x 2のツインパックに変更になりました。

コストコで購入したパルマの生ハムです。生ハムは塩漬け・乾燥のみ行う非加熱のハムの事を言います。

生ハムって一言で言ってもピンキリあるようですが、パルマは世界三大ハムの一つに数えられているほど超有名産地だし、そしてプロシュートはその中でも最高峰に位置される高級食材です。

パルマの生ハムって名前は本当に有名だから、探せば結構いろんなところで売られてますけど、これがもう高いのなんのって、生ハム1枚ウン百円の世界ですよ。

イタリア料理屋さんなんかで食べると多分もっと高いんでしょ？注文したこと無いから知りませんけど。

それがコストコでは普通に売られてるんですものね。250グラム入りで998円。普通のハムの価格と考えたら鼻血が出そうな価格ですが、250グラムって結構沢山入っていますし、スーパーで販売されているどこ産か分からないような生ハムだってそれなりの値段しますしね、生ハムの価格と思えばめちゃくちゃ高すぎる！ってわけではなさそうです。

少なくともコストコ以外じゃパルマの生ハムなんて絶対購入できないと思ったので、試しに買ってみることにしました。もちろん購入するのは初めて。

今回購入したプロシュート・ディ・パルマは豚のもも肉ですが、コッパと呼ばれる肩肉の生ハムやサラミなんかも一緒に販売されていました。

なぜこんなにパルマハムが別格扱いされているかというのは、パルマという産地が、気温・風土・湿度と、もうとにかく生ハム作りに最適らしいんですよね。

ワインやチーズなどと同じように、生ハムもDOT（保護指定原産地表示）という、限られた飼育地域で、限られた種の限られた飼料を与えられた豚じゃないと、パルマハムの称号は得られないんですって。

しかもそうやって選び抜かれた豚、それも生後10ヶ月、重さが140キロ以上、脂肪の厚さも最低2.5センチという厳選された素材である必要があるそうです。そうやって、パルマハムの美味しさと伝統を守っているんですね。そりゃ値段が高くても当然かって感じになってしまいますね。

商品詳細

原材料名：豚もも肉、食塩
熟成開始日：パッキングの18ヶ月前
パッケージされた日にち：購入日より2ヶ月前
賞味期限：購入日より約1ヶ月

イタリアのパルマハムはイタリア豚もも肉・塩のみの長期熟成ハムです。王冠マークがパルマハム協会認定の証です。125g（約12枚入り）のツインパックで食べやすくなりました。

熟成開始日、パッキング日、賞味期限は分かりやすいよう書きましたが、実際はちゃんとした日にちが記載されています。空気が入らないように真空パックでパッキングされていました。

1枚1枚スライスされている、大きいというか面積が広ーい生ハムです。縦9センチ、横20センチ位かな？全部で17枚入っていて、超薄いスライスなので1枚1枚剥がしやすいように、薄い透明のセロハンのようなものが挟んでありました。

もうね、まず色が全然違うの。淡いピンクっぽい色じゃなくて、なんというか「濃い」です。もともとの肉が濃いのか、それとも長い熟成がこの色を創りだすのか。

香りは、スモーキーな香りと一緒に、微妙に肉独特の臭みがあります。

そして味。なんというか私の知っている生ハムの味じゃない。一言で言えば肉！！って感じの味！

私が知る安い生ハムの味って、あまりお肉の味は感じられなくて、とにかく塩辛いイメージなんですよ。塩気ばっかりでハムそのものの味は薄いというか。

でもパルマの生ハムは全然違います。違うというか全くの別物。

見た目通り、とにかく味が濃い。塩気が強いんじゃなくて、肉の味がすっごい出てめっちゃ濃厚。塩気がほどよい分スモークの風味と若干チーズのようなミルキーな風味が際立っています。肉独特の臭みは口に入れたらまったく気になりません。

肉質は柔らかく、口内の温度でトロリ溶けていく部分と、噛みごたえがある部分が一体となり、噛めば噛むほどお肉の味がジューシーに湧き出て、いつまでたっても味が薄まらない。

もう・・・本当に美味しいです。。。うううウマー！！（どーん！）な、衝撃的美味さとかじゃなく、しっかりゆっくり噛み締めながら美味しさに浸りたい味ですね。

上手く表現できませんが、できるならばこのままずっと噛み続けたい気持ちでいっぱいになります・・・。

そして生ハムの食べ方ですが、うーん、これはどうやって食べるのがベストなんでしょうね。いつもの生ハムならばサラダに入れたり、サンドイッチで一緒に挟んだりするところですが

パルマの生ハムは、そのままそれだけで食べなければ勿体無いという気分になります。赤ワインなんかのおつまみとして、もちろん他の食べ物は一緒に並べられても良いのですが、この生ハム自体に何か混ぜたり、ドレッシングやらで味を足したりするのは、せっかくの風味や味が損なわれてしまうような気になってしまうんですよね。

私が美味しい生ハムの食べ方を知らないだけかもしれませんが。。また、高級な商品だから、尚そう感じてしまいます。

あ、でも生ハムの食べ方と言えば、真っ先に思い出されるのがイタリアやスペインなどの伝統的オードブルである生ハムメロンですね。私は今まで食べた生ハムメロンで特に美味しいと感じたことが無いので、個人的にこの組み合わせは否定的なのですが、もしかしたら最高級のパルマハムと海外のメロンだったら相性バツグンで美味しく食べられるのかもしれませんね。

保管に関してですが、開封後はなるべく早く食べるように記載されていました。熟成されているとはいえ生なので、そこまで日持ちはしないと思うんですよ。一気に食べるのが勿体無いので冷凍しようかなぁと一瞬思ったのですが、なんだか冷凍することすら勿体無く感じてしまい、結局プレスンシールで密閉し冷蔵で保管。大事に大事に食べました。

結局、一週間位かけて食べたのですが、特に風味が変わるようなことが無かったので良かったと勝手に思っています。

・・・それにしても本当に美味しかった。今まで食べた生ハムは本当何だったんだー！ってくらい味が違うことがわかったので買ってみてよかったです。なかなか頻繁に購入できるものではありませんが、また機会があればお世話になりたいですね。

1パックでもかなりボリュームはありますので、ちょっとしたパーティなどに１つ用意されたら喜ばれることうけあいですよ。赤ワインに良く合うので、お酒飲みの方には特にオススメですね。

おすすめ度：★★★★