国産うなぎ蒲焼　鹿児島県産

鹿児島県産　国産うなぎ蒲焼　２尾　2,980円

土用の丑の日といえばうなぎ。2012年である今年の土用の丑の日は7月27日です・・・と、コストコのうなぎ売り場のラベルに書いてありました。

もうずっと昔から「夏バテにはうなぎ」と言われるように、食欲が無くなるこの時期にスタミナ満点のうなぎを食べて元気を出すというのは、極々自然な事だったのかもしれませんね。

うちは特別、土用の丑の日を意識したわけではないのですが、最近急に暑くなってきて極端に食欲が落ち、気が付けばコストコで購入した島原手延べそうめんばかり食べてるわけでして。。

そうめんは普通に美味しいのですが、さすがにもうちょっと血となり肉となる栄養をガッツリ取って元気だしたいよね、というわけで、やはり自然の流れで「うなぎ食べたいね！」となったわけです。めっちゃ日本人です。

我が家にとってはうなぎといえばもっぱら外食なんですよ。というのも、福岡県民の私からすればうなぎはうな丼ではなく、うな重でもなく、うなぎのせいろ蒸しなんです。

うなぎのせいろ蒸しとはタレを絡めて味付けしたご飯の上に、蒲焼きのうなぎ、錦糸玉子を乗せ、せいろで蒸したものです。なかなか自宅では作れない、というか普通は作らないのでうなぎ屋さんに食べに行くのが一般的なわけです。

しかしここ近年、うなぎの稚魚が不漁ということもあり、うなぎの価格は猛烈に高騰してますよねー。まさに字のごとくウナギ登りです。

比較的安価で食べれていたはずの馴染みのお店でも徐々に値上げをはじめ、最近ではうなぎのセイロ蒸しが1人前2,500円とかになってました・・・

これでも他のお店と比べたら安い方らしいのですが、旦那氏と2人で5,000円でしょ？いやいやありえんありえん。誰の誕生会よ？って感じ。

スーパーに並んでいるうなぎを見ても、国産うなぎだと1匹1,500円～1980円くらい。中国産とかの安いのでも1匹1,000円位。しかも体つきもスリムで身が薄っすいものが、それだけの価格ですもんね。。本当に稚魚の不漁は深刻だなーなんて思います。

そこでコストコですよ。もういっそのこと国産じゃなくても良いから肉厚で食べごたえのあるうなぎを、できればなるべく安く買えないかなー？なんて期待していたら、もちろん販売されていました。やった！すごいぞコストコ！

鹿児島県産国産うなぎ蒲焼です。スーパーで見かけたものなんかよりもとにかく太く肉厚で、サイズが大きいうなぎが2匹のセット売りです。

薩摩川内うなぎという、鹿児島県と宮崎県の養鰻場で養殖されたうなぎだそうです。知らなかったけど、南九州は国産うなぎの50%が生産されている日本最大の生産地らしいですね。職人さんが一尾一尾丁寧に手作業で割き、白焼き、蒸し、タレ焼きなどの工程を経て加工されているそうです。

1匹の長さは27cm、開かれた幅は8cm、厚みは1cmほどありました。ちなみに昨年は台湾産のうなぎの蒲焼が2尾1,980円で販売されていたらしいので、今回の1匹約1,500円という価格はやはり高級食材を思わせます。

が、うなぎの価格がうなぎノボっている現在、国産物で大きく肉厚なうなぎの価格と思えば安いと思います。このサイズを他のお店で買ったらどの位するんだろー。

家に持ち帰ってさっそく調理・・・2匹いるので1人1匹ずつね♪なんて思ったけど、とても贅沢すぎて恐縮・・・。というか1人1匹じゃ大きすぎたので結局1匹で2杯のうな丼にすることに。

タレも山椒も付属されているし、レンジでチンしたらすぐに食べられますよーなんてスタッフさんは言われていましたが、せっかくの高級食材。できれば最大限に美味しく頂きたいなんて考え、ネットで調べているとNHK「ためしてガッテン」のうなぎ極ウマ調理術（調理済みのかば焼きをおいしくする方法）というものを発見し、そちらを参考に調理してみました。

かいつまんで言えば、うなぎに熱湯をかけ表面のタレを落とし、水気をキッチンペーパーで取る。アルミホイルに包み、酒を振って魚焼きグリルでホイル蒸しにする。焼きあがる直前に付属のタレを塗る、といった感じでした。

せっかくのタレを洗い流すってー！って感じでしたが、タレ漬けのまま再加熱すると、砂糖やみりんが焦げたり、身が硬くなったりするんですって。また、洗った後の水分をしっかり取っておかないとうなぎの生臭さがとれないそうです。

酒蒸しにすることでさらに生臭さを消し、身をふっくらやわらかにする効果があるとのこと。焼きあがった後に適当なサイズにカットし、付属の山椒粉をふりかけて完成ー！

どんぶり一杯。うなぎの身半分量で充分１人前になったよ！できればもうちょっとタレが多めだと嬉しかったんだけど。。

ウマー！(*´∀｀*)めっちゃ美味いー！期待通り！！脂がよく乗ってて、身はふっくらジューシー！皮まで柔らかく食べごたえも充分！

臭みは無く、タレの甘さもちょうど良く、香り高い山椒との調和も良い。ちーと小骨もありますが全然柔らかく許容範囲内です。お店で丁寧に焼いたり蒸したりしたものと比べると、所詮解凍ものだし、魚焼きグリル調理なのでやっぱり味は落ちてしまうのかもしれませんが、家で食べるうなぎとしては充分過ぎるほど満足でした。

外食するのと比べると価格が違いすぎますしね、家でそれなりに美味しく食べれるのであれば言うこと無い！

真夏のヒヨッた胃でもガッツリいけてまさにスタミナ源って感じですね！贅沢したーという気持ちにはなりましたが、実質１人分750円って事になっちゃうのか。この価格だったら豪華に1人前1匹頂いても良かったかもしれないけど、半分の量でも結構お腹一杯になっちゃったもんなぁ。。

というわけで我が家では2日に分けて頂き、がっつりスタミナを付けることができたと思います。許されるならば本番（土用の丑の日）にもう一度位食べたいなぁ。。

今後、うなぎの価格の変動はどのようになるかはわかりませんが、コストコのうなぎの価格だとまだ比較的手に届きやすい方だとは思います。気になる方はぜひチェックしてみてください。美味しかったですよー！

おすすめ度：★★★