オキシクリーンの使い方　まとめ

万能クリーナーとして名高い酸素系漂白剤オキシクリーン。前回オキシクリーンの使い方として箱に表示されていた使い方や、我が家での使い方を紹介した際、オキシクリーンをうまく使いこなしている読者様より沢山の効果的な活用方法について伝授頂きました！

私自身、なかなか上手く使いこなせていなかったこともあり、ずっと持て余していたのですが教えていただいた方法を参考に、最近はオキシクリーンで掃除三昧！色んなところがピカピカツルンで楽しいです♪

今でも、なかなか思ったような効果が得られていない所もありますが、とりあえず今の時点で分かったところだけ、オキシクリーンの効果的な使い方についてまとめてみることにしました。

内容的に前回の記事とカブる部分もあるかと思うのですが、できるだけ覚書きのような感じで、皆様から教えて頂いた内容を元に記してみます。

まず、前回のおさらいから。これはオキシクリーンの使い方の基本なので全ての用途に通ずる内容です。とっても大事！！

●お湯で粉を完全に溶かして使用する。
●約40度～60度の水温で盛んに酸素を出して汚れを酸化し漂白する
●20分以上の浸け置きが有効。6時間後には溶剤の有効性は無くなる

以上が最もオキシクリーンが効果を上げる条件です。理由は前回記載しましたので今回は割愛。

これを踏まえて以下は、住宅でのオキシクリーンの使い方についてです。

あくまでも、うちで試してみた分量・使用方法について記載しておりますので参考程度ということでお願いします。汚れに応じて使用量は調節してください。

※記載している分量については、備付の軽量カップの目盛に合わせてオンス表記にしています。（1オンス＝約28グラム）それ以下の分量は、わかりやすいように計量スプーンの大さじ小さじで表記しています。

衣類洗浄

通常洗濯

分量：普段の洗濯洗い（約40リットル）の水量に対し、1オンス
使用：お湯で溶かしたオキシクリーンを洗剤と同じタイミングで洗濯槽に流し入れて通常洗濯
注意：汚れに応じて2オンスまで使用。濃度が濃すぎると洗濯槽の汚れが出たり、洗濯物がゴワつきやすい。色落ちの危険もある。

洋服・帽子・シーツマット類など汗ジミ皮脂汚れ

分量：４リットルの水量に対し、１～２オンス
使用：バケツで１時間ほど浸け置いた後、洗濯機で通常洗濯（手洗いも可）
注意：色落ち注意。特にキャップ帽などは染色が落ちやすいので薄めに希釈し、色分けしておく。

靴、靴下等の泥汚れ、時間が経った食べこぼしの汚れや血液等のガンコな汚れ

分量：4リットルの水量に対し、２～４オンス
使用：バケツで１時間ほど浸け置いた後、ブラシで擦り落とす。
注意：靴は色落ちの危険性がより強い為、できれば色分けがベスト。濃い色の靴は希釈を半分ほど薄めにしておく。
充分すすいだ後、天日で干す。泥汚れが強い場合、浸け置く前にモミ洗いして溶液に馴染ませておくとより効果的。

ワイン・ジュース・醤油など、比較的新しい染色汚れ

分量：250ccの水量に小さじ1～２杯程度
使用：溶液を直接汚れにつけて20分置く。汚れが浮いてきたら水で流しながらもみ洗い。
注意：汚れが浮いたら必ず水で流してください。そのまま乾くとシミが残ります。

ジュースで派手に汚れた子供服で実験！！・・・こんなことを書くと某テレビショッピングみたいですが、新しい汚れは効果が分かりやすいからね。

希釈したオキシクリーンを振りかけてしばらく置き、汚れが浮いたら水でもみ洗い。ジュースのシミが跡形もなく綺麗になりました！！古い汚れはこの方法だけだと若干残るので、プラス浸け置きの方が良いかもです。これはあくまでも緊急処置用ですね。

汚れが落ちる経過はこちらをどうぞ　⇒オキシクリーンの効果

オキシクリーンを振りかけたら、溶液と汚れがジワジワ反応して色が変わっていく様子が分かると思います。

洗濯槽の掃除

洗濯槽の掃除

容量：洗濯槽の高水位（60リットル位）に対し、カップ５杯
使用：３分位撹拌した後３~６時間放置。時間が経ったら３分間回して、網ですくえる分の石鹸カスやカビ汚れを取り除く、また撹拌→取り除く→撹拌→取り除く。カスが出なくなったら排水→洗い＋すすぎ＋脱水の普通のお洗濯コースを１回して終了。
注意：浸け置きはなるべく熱めの湯（40～50度くらい）を使用。汚れが酷い場合は石鹸カスやカビ汚れが洗濯の度に出てくるので、全て取り除いてから通常洗濯を行う。

お風呂掃除

排水口付近のパッキンなどの頑固な黒カビ、タイルの目地など

容量：お湯少量に対し、１オンス。粉が溶ける程度の湯量で濃い目に溶液を作る
使用：溶液を直接刷り込むように汚れに塗る。キッチンペーパー等を当てて溶液が馴染むように湿布し、その上から乾燥しないようにラップを貼る（壁など床に垂直な面は、ラップじゃ剥がれちゃうのでプレスンシールを使うと便利です）。20分～1時間ほど浸け置きした後、水でよく洗い流す
注意：パッキン等の頑固なカビはこの方法でも綺麗スッキリは取れませんでした。が、カビ取りハイターでビクともしなかった黒カビが、8割ほど取れたので概ね満足。時間を置き過ぎるとゴムが溶けたりするので長時間は置かないように。

配管掃除

容量：1つ穴の釜口が見える程度～浴槽半分ほどまでの湯に対し、カップ２～３杯
使用：溶液を入れたお湯で、最高温度まで沸かしなおし蓋をして朝まで放置。翌朝、浴槽内を軽く擦った後排水し、お風呂のスイッチを入れてすすぎ洗い。
注意：溶液が濃すぎると浴槽内の色が変わったり、お風呂の栓の表面が溶けたりすることがあるらしい。私は経験したことは無いけど。

椅子・洗面器・お風呂の蓋などの掃除

使用：上記の浴槽に一緒に沈めておく。翌朝軽くシャワーで流して、汚れが落ちていない場所をこすり洗い

キッチンまわり

茶渋落とし、布巾の漂白等

容量：4リットルの水量に対し、１～２オンス
使用：洗い桶内で浸け置き。20分以上浸け置きした後、水で洗い流す。

鍋のこげ落とし

容量：4リットルの水量に対し、カップ1杯
使用：鍋の中に入れる、もしくは洗い桶内で1時間以上浸け置き。

ステンレスの鍋。どんなに洗っても焦げ付きが落ちなくて諦めていたのですが上記の方法でめっちゃ綺麗になったー！！

ぴっかりーん！！気持ちイイー(・∀・)！一度も擦らずこんなに綺麗になるんだからすごいですよねー！！

注意：金属によっては変色するので注意。ステンレス、ガラス質などで表面がコーティングされているホーロー製なら使用OK。塗装された金属、テフロン等は剥げちゃうので止めたほうがよいです。

鍋の底などは付け置いたら綺麗になります。鍋の取っ手部分とか鍋フタなど、多少変色しても良いものなら、浸け置き後歯ブラシなどの擦り洗いで綺麗になります。プラスチック製の取っ手部分は表面が若干溶けて手触りが変わるかも知れませんので注意。

五徳、魚焼きグリル、換気扇

容量：4リットルの水量に対し、カップ1杯分
使用：洗い桶で浸け置き。30分浸け置きし、様子を見ながら延長する。歯ブラシ等目の細かいブラシで擦り落とす。
注意：五徳は超ガンコなので１回だけじゃ難しいので数回に分けて行ったほうが良いかも。塗装のある金属だと、塗装が剥げてしまうことがあるので様子を見ながら浸け置き時間を調整する。なるべく熱いお湯が効果的。

トイレ掃除

トイレタンク、便器の黄ばみ等

容量：2リットルの水量に対し、２オンス～カップ1杯
使用：トイレの水たまりに流し、20分以上浸け置く。浸からない部分をブラシを使って溶液をかけながら磨き洗い。
注意：トイレ用塩素系洗剤と一緒にしないように。

床、壁、窓掃除

床掃除（フローリング）

容量：4リットルの水量に対し、大さじ1杯以下
使用：バケツで溶液を作り、硬く絞った雑巾で拭き掃除。
注意：溶液が濃すぎるとワックスが剥がれるので注意。先に目立たないところで試してみることをおすすめします。（私は失敗して剥がしてしまいました）また、白い跡が付く場合は2度拭きすること。

網戸

容量：4リットルの水量に対し、大さじ1杯
使用：バケツで溶液を作り、硬く絞った雑巾で拭き掃除。
注意：できればマイクロファイバーの使用を推奨。汚れが落ちやすく、布巾の汚れもすぐに消えるので効率的に掃除ができます。

窓・ガラス

容量：3リットルの水量に対し、小匙1～1.5杯程度とごく少量
使用：バケツで溶液を作り、硬く絞った雑巾で拭き掃除。
注意：こちらもできればマイクロファイバーの使用を推奨。白い筋のような跡が残ると目立つので2度拭きは必要。

壁（クロス）の黒シミ等

容量：1リットルの水量に対し、1オンス
使用：スプレーに入れて汚れに吹き付け、その後キッチンペーパーなどで湿布し、乾燥防止の為その上をラップ（もしくはプレスンシール）で覆う。20分以上浸け置きした後、擦り洗いし、濡れ布巾などで拭きあげる。

注意：スプレー内で反応が起こり膨張して溶液が逆流することがありますので、ボトルは密閉しないこと。壁紙の染みは内容によりますが、キッチン周りの油汚れやヤニ汚れなどはかなり効果があります。

ちなみに、ウチで使っているソファを壁にベタ付けしていたら、その家具のコーティング剤か何かがクロスに色移りしてしまった謎の汚れがありまして、これがめっちゃガンコで何使っても絶対に落ちなかったのですが、この方法で完全には落ちませんでしたが、かなり薄くなりました。

エアコンフィルター、空気清浄機フィルター、掃除機フィルター

容量：4リットルの水量に対し、2オンス~カップ1杯
使用：ビニール袋などで浸け置き、もしくは浴槽で浸け置き。20分後にブラシで擦り洗いし水で流す
注意：めっちゃゴミが出るので、浴槽で浸け置く場合はゴミが排水口に詰まらないように。

以上、オキシクリーンの使い方のまとめでした。

自分が思っていたよりもオキシクリーンの濃度は薄めでも効果は出るという印象でした。むしろ濃すぎると余計な色落ちや白残り、塗装の剥がれなど不具合の方が出るので、後は使いながら汚れに応じて調整ですね。繰り返すようですが、温度と浸け置きの時間は大事です。これだけで効果が明らかに変わりますので。

今回は、読者の皆さんから伝授して頂き、実際に試して効果が出たと思われた用途のみ書いてみました。もっと便利な活用方法や、より効果のある分量、注意点などありましたら、コメント頂けると嬉しいです。

実際に試してみた！この使い方や分量でもイケた！こっちのほうが便利！効果があった無かったなどの情報も大歓迎です！新しい情報は記事に追記していきますね。