ボイルダンジネスクラブ
アメリカ産 ボイルダンジネスクラブ 生食用冷凍
購入時価格 1,680円
参考価格 2,280円(2017年7月)
コストコの冷凍海産物売り場で販売されているボイルダンジネスクラブを購入しました!こちら、以前から気になっていた商品なんですよね〜。
見ての通り袋に入っていて中身がどんな状態かもわからず、前情報が全く無い状態で手に取るには、なかなか勇気がいるものだと思うんですよね。なのでなかなか積極的に買ってみよう!とは思えない商品でした。
日本で馴染みのあるカニと言えば、ズワイガニや毛ガニ、そしてタラバガニなどだと思いますが、ダンジネスクラブというカニとの遭遇はおそらくコストコが初めて!もちろん食べ方も知りません。
海外で流通しているようなカニはどこででも買えるわけではありませんので、そのような珍しい海外の食材を気軽に購入できるというのはコストコの良い所ですよね。
正直、値段も高いのか安いのかよくわからなかったのですが、夫婦2人の夕食にしてみよう!ということで(おちびはカニが苦手)、今回初挑戦してみることにしました!
商品詳細
アメリカ産ボイルダンジネスクラブ 1匹
名称:ゆでかに
原材料:かに(アメリカ産)、食塩
消費期限:パック詰めした日より11ヶ月先まで。購入日より3ヶ月先まで
保存方法:要冷蔵(-18℃以下)
原産国名:アメリカ
※加熱の必要はありません。
ダンジネスクラブは日本名で「アメリカイチョウガニ」と呼ばれるワタリ蟹の一種で、アメリカ西海岸では毎年11月中旬から12月頭に漁が解禁となる、その地域では最も一般的に食べられているカニなのだそうです。
イチョウガニという名前は、甲羅の形がイチョウの葉に似ていることから由来しているらしいのですが、現地ではこのカニの漁を最初にはじめたアラスカの漁村の名が「ダンジネス」ということでダンジネスクラブと名付けられたようです。
袋から取り出してみると、足をゴムで縛られてコンパクトにまとまったカニがまるまる1匹、冷凍された状態で入っていました。見ての通り殻は紅色に染まっており、ボイルした後に冷凍されたんだなーというのが見てとれます。
甲羅の形がイチョウの葉・・・たしかに言われてみれば逆三角形でそれっぽい形ですが、どちらかと言えば二枚貝の形のようにも見えますね。
生食用ということなので、我が家が年末によく購入しているアラスカ産タラバガニと同様、解凍するだけでそのまま食べることができる!ということのようです。
というわけで今回はこのまま食べちゃう予定にしておりますので、この状態で放置し解凍することにしました。
いやしかし、袋の状態だとそんなにサイズが大きい!という感じではなかったのですが、袋から出してみると思いのほか大きいです。ちなみにこのまま重量を量ってみると1.6kgありまして、甲羅の大きさは20cm×13cmでした。
まず驚いたのが、開封した瞬間から発せられるすごいカニ臭!部屋中が一気にカニの匂いに包まれました。匂いに敏感なおちびは「カニくさ〜い!!ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ」と逃げまわっていましたね。笑
あと、解凍時に結構な量の水が出てきますので注意が必要です。バットの上で解凍して出てきた水をキャッチするか、もしくは購入時の袋に入れたまま解凍してカニだけ取り出す、という方法がスムーズかと思います。
カニの解体に関しては、パッケージの裏に説明が書いてあったのですが、小さい字の英語でよくわからず・・・。イラストを見る限りでは、甲羅をはずし、足やハサミも全てばらし、中身をほじくり出して食べる、といった感じでした。
イラストには、カニスプーンみたいなものを使って身を取り出しているものと、ペンチみたいなものを使って殻を割ろうとしているものとがありましたが、特に裏技的なものもないようなので、タラバガニをさばいた時と同じような方法で解体していくことにしました!
カニの足を身体から切り離すのはわりと簡単だったのですが、殻はかなり固くて大変でしたね・・・。タラバガニはキッチンバサミ1本である程度バラして身を取り出すまで出来たのですが、こちらはハサミが刃こぼれしちゃうんじゃ?って思うほどの硬さでした。^^;
怪我をしないように、カニバサミなる専用の道具をちゃんと用意した方が良かったのかも。。
ワタリ蟹というとあまり食べるところがないイメージでしたが殻を割ると想像していた以上に身がしっかり詰まっていました。脚はもちろんハサミの中までしっかりと身が詰まっており意外とボリュームがありましたよ〜!これをお箸でほじくりながらいただきました。
味について
ボイルの具合なのか、足の部分は塩分がかなり強すぎな感じでしたねー。!しょっぱー( ゚д゚)でした!おかげであまりカニの味が分からずやたら喉が乾いてしまいました。
なので途中からはお鍋にお湯を用意し、食べる前にちょっとだけしゃぶしゃぶしながらいただくことにしました。すると塩分がほどよく抜け、身の甘味を感じることができ美味しかったです!身離れも良く、夢中になってホジホジしながら食べました。脚の付け根の部分にもしっかり身が詰まっていて、こちらの方が塩分はほどよい感じですね。
お尻の溝の部分に親指をぐっと入れて甲羅を剥がすと、甲羅の中にはカニ味噌が詰まってました。なかなかにグロテスクな見た目だったので写真は撮っていませんが、こちらもカニの身をチョンチョンつけながらいただきましたよ〜!
カニ味噌は若干クセがあるものの濃厚な味。いわゆる珍味なので好き嫌いはあるかもしれませんが、こちらも結構美味しかったです。結局、1匹を大人2人で綺麗にたいらげてしまいました。
まとめ
正直、タラバやズワイガニと比べると味は劣ると思います。なんというか全体的に大雑把な味といいますか・・・。また、とにかく塩気が強いので初めの方はあまり味がわからなかった、というのが正直な所です。でも、大人2人が満足できるこの量でこの価格というのはすごく魅力的なように思いました。
今回はそのまま食べましたが、もしかしたら料理に活用した方が美味しく食べられるんじゃないかなー?塩気も良い味付けになるだろうし、煮込むことでカニのいいダシが出そう!魚介系のスープとかパスタ等、いろいろと使いみちがありそうです。
今まで知らなかったものとの出会いはなんだかワクワクしちゃいますね〜(´艸`*)
コストコで買い物をしていると大容量故に失敗してしまうことを恐れ、なんとなく気に入った安心なものばかりをリピ買いしてしまう傾向にあるのですが・・・こうやって挑戦してみることで、また新しくお気に入りの商品が増えたりもするんですよね。
私にとっては、よくわかんないけど気になっている商品に果敢に挑戦してみる!というのも、コストコの楽しみ方の一つだったりします。
というわけで、初めてのダンジネスクラブでした!気になっている方はぜひ試してみてくださいね〜!
おすすめ度:
コメント
コス子さんがチャレンジャーだからコストコ通が楽しいんですよねー。
勇気あるレポートありがとうございました!
すごく楽しめました!(≧∇≦)
中身の見えない得体の知れない物に対するコス子さんのチャレンジ精神は本当に凄いですね。(*^_^*)
そして、コス子さんだけで無く、そのチャレンジを阻止せず背中を押してくれる旦那様も素敵です。
また、実食してみて第一印象が良くなくても…どうアレンジしたら美味しく食べられるかアイデアが浮かび次に繋げられる所も素敵だなーといつも思っています。
全くもってこすとっ子さんのおっしゃるとおりです。
コス子さんの食材に対するチャレンジ精神と創意工夫。そこにはネガティブな思い込みやラベリングがないところ。新しく知る事に対する謙虚さ。
見習いたいです。
中部店では高確率で「冷蔵品」を見ますが冷凍は気にした事なかったです。袋から出した写真の様にパックに乗ってラップ掛けされてますが、もしかするとこの冷凍のを解凍した状態のを売ってるのかな?
この商品とても気になっていたんですよ~!こっそり控えめに売ってますよね(笑)
どうなんだろうかと何度か手には取ってみたものの、結局購入に至りませんでした。
コス子さん、ありがとうございます!
レポートがとても分かりやすかったので、イメージが付きました(^◇^)
ダンジネスクラブ!なつかし〜い
コストコにも売ってるんですね
確かに塩辛かったイメージがありました
でも確か本場ではガーリックバターだか、溶かしバターにつけて食べるんてすよね
また食べたいなー
シーフードレストランでバターソースをつけて頂いた記憶があります。蟹の甘味にバターのコクと香りで美味でした。
昨日の「YOUは何しに日本へ?」で、伊勢エビを茹でて溶かしバターにチョンチョン付けて食べてるアメリカ人YOUがいましたね。
甲殻類はそういう食べ方が一般的なのかと初めて知りました。
おちびちゃんカワイイ~カニくさ~いに爆笑(≧▽≦)
こんにちは。いつも楽しいブログをありがとうございます。コス子さんの記事も皆さんのコメントもよく参考にさせていただいています。
今日は初コメントです。
今は閉店してしまったようですが、フロリダのチェーン店で東京と大阪にダンジネスクラブの専門店がありました。
大阪にあったオオサカジョーズには数回行ったのですが、お皿に殻を剥いたカニ爪が山盛りになって出てきたのを思い出します。
ホジボジしなくても身離れが良く、定かではないのですが、マヨネーズソースディップやレモン汁でパクパク食べたような記憶があります。
グロな(笑)カニ味噌を見た記憶がないので、まるまる一匹では出ず、他の部位はスープやサラダになっていたのかもしれません。
去年の暮れに購入。ボイル済みでしたが、生臭さがハンパなくて仕方なく再ボイル。
カニ味噌には寄生虫がいる可能性がある…という説明書きがあったのでスルーしました。以前アメリカで食べた時も、お皿には脚だけだったし。残念ながらリピはありません。
説明書きありました?
英語読めないと辛いな…
まあ事前にネットで知っていたので味噌はたべませんでしたが、茹でてあればどうなんでしょ?
というか調理次第で味噌が飛び散るなんて事は十分ありえますし、アメリカな方々もそこら辺は理解したうえでアメリカなお店で提供したのではと勝手に推測(汗)
ダンジネスの味噌につきましてコメントします。
以前アラスカに住んでました。
在住日本人も現地の人もダンジネスの味噌たべてました。もちろん私も…寄生虫いるんですね…びっくり。
タラバは足の身が美味しくてダンジネスは味噌が美味しいという認識です、現地では。
美味しそうですね〜。
初めて見ました。なかなか海鮮ものの冷凍コーナー見ないんですよね。
結構身も詰まってて食べ応えありそう。
次回是非チェックします^_^
これ大好き。
コストコで見かけたらよく買います。
有名なサンフランシスコのフィッシャーマンズワーフにあるカニの看板はこのカニです。現地では店の前でおじさんがスリコギのような棒でカニの足をコンコン叩いて食べ易く割っていました。
コストコで買ってきた場合はそのまま自然解凍し、溶かしバターや辛子マヨネーズで食べると非常に美味。そんなに塩辛い印象はありません。これに冷やしたカークランドのシャルドネを合わせると気分はもうサンフランシスコです。
カニミソは私はあまり好みではありませんが、カミさんは依然TVで見たとのことでこれに醤油をチョコッとたらしてご飯を食べて旨いと言っています。