タラバガニの食べ方(さばき方)
アラスカ産タラバガニ2013の紹介に続きまして、タラバガニの食べ方(さばき方)について書いていきたいと思います!
前回もお話したように、タラバガニは見たとおり全身のトゲがめっちゃ鋭くてなかなか食べ始めに苦労するんですよね。気をつけないと普通にケガしちゃいます。
そんなわけで今年は食べやすさと安全性を優先し、ある程度タラバガニを食べやすいような状態にして食卓に並べることにしました。
というのも実は、コストコのタラバガニ売り場に「タラバガニの食べ方・さばき方」が写真付きで掲示されていたのを見ましてね、なるほどいつも身を取り出すのが大変だったタラバガニも、先に解体していたら食べやすいし無駄が無いよね。と思ったんですよ。
ただ、コストコに掲示されていた説明は「活絞めタラバガニ(生)」でしてボイル済みとはちょっと違う様子だったので、いろいろな方法を調べてみまして、実際に我が家で行った方法を覚書として掲載しておきます。
タラバガニの食べ方(さばき方)
手足を切り取る
身体と手足を分けます。先にこちらを切り分けておけば後の作業がとっても楽になります。
あ、先に言っておくと今回タラバガニの解体に使用したのはキッチンバサミ1本のみです。包丁は使いませんでした。
足をグッと曲げると、硬い殻と殻の間の白い膜のような関節部分が出てきますので、その部分をキッチンバサミでカットします。
殻は硬いですがこの白い膜の部分は比較的柔らかいので切りやすいです。関節を切り取ると勝手に足が外れてくれます。
手の部分も同様に。関節部分が見えない場合は動かしてみると白い膜の部分がブリっと出てくるのでそこにハサミを入れます。切るというよりは関節を外していくという感覚ですね。
簡単に切り分けることができました。
甲羅を外す
甲羅の部分を裏返し、三角形の「ふんどし」を外します。三角形の上の角に手をかけ、下の方にバリッと剥がすような感じです、下の部分が膜で繋がっているような感じなので、この膜にキッチンバサミで切り目を入れると剥がしやすいです。
ちなみにこのふんどしの中にも身が入ってますので捨てないように!
ふんどしを剥がすと穴が空いているので、その部分に親指を入れ、片手で全体を支え、もう片方の手で甲羅を支えます。
そのまま親指を引っ掛けた状態でぐいーっと上に持ち上げ、甲羅と身を引き剥がします。
ぱっかー!って感じですね。見た目より全然力いらないですよー。女性でも楽勝!
なお、この時に甲羅の内側に紅色の膜みたいなものがありますが、この部分は食べられないというわけではないですが、食べてもあまり美味しくありませんでした。
エラと頭を切り取る
身の両サイドにヒラヒラした「エラ」と呼ばれる部分が付いています。この部分は食べられないので切り取ります。おちびが赤ちゃんの頃、なぜか食べることができないこの部分をしゃぶっていたのを思い出す。。
根本の部分に1つ1つ切れ目を入れると勝手にポロポロ取れてくれるので綺麗に剥がし取ります。
次に頭の部分を取ります。ふんどしを剥ぎ取ったのと同じ要領で裏側から頭の根本に指を入れ、手首を内側にかえすような感じで頭を剥ぎ取ります。頭の部分も食べられません。
ここまでできたらもうすぐ!
身を半分にカットする
真ん中にハサミを入れて真っ二つに割ります。・・・包丁の方が簡単だったかもしれないけど、私はキッチンバサミでカットしました。
二つに分けた片側を、殻の側面を横方向に1周ぐるっとハサミを入れて切り目を入れ、二つに切り分けます。う~ん、伝わりますでしょうか。。横方向にスライスと言った方が良いのかな。。
二つに切り分けたのがこちら。両側にたっぷりと身が詰まっています。ここがめっちゃ美味しかったんですよー!!ただ、切り口があまり綺麗じゃないのはハサミでカットした為ですね・・・。
包丁を使って切ればもっと綺麗な切り口になると思うのですが、殻が硬くてうちの包丁だと全然切れなかったんですよ。ハサミでカットした方が安全ですしね。
もう片方も同じように半分に割ると、身がたっぷり詰まった身体の部分が4つできます。これでも大きすぎるという場合はさらに半分にカットしても良いと思います。
さきほど剥ぎ取った硬い甲羅をお皿にしてこの体の部分を盛り付けるととっても豪華な感じになりましたー!このまま食卓に出しカニ祭り開催!
足の部分は各々で食べるときに関節部分から切り分けました!殻が硬いのでやっぱり食べる時もキッチンバサミは必需品ですね。専用のカニバサミがあれば一番良いのでしょうが、なかなかカニバサミを自宅で常備しているご家庭は少ないでしょうしね。
ちなみに、足の部分は側面(左右)に沿って端から関節までハサミで切り込みを入れるとパカっと開くことができます。
おぉぉすごい!めっちゃカニ!って感じー!殻の中に隙間なく身が詰まっているのがお分かりになりますでしょうか??
この部分を口いっぱいに頬張るのが良いんですよー(*´ェ`*)こんな機会じゃないとなかなかできない贅沢ですけれども。。
このように、今回は殻をある程度外しておいたおかげで小さな姪っ子たちでも自分で蟹の身を取り出し、楽しむことができたようです!
事前に解体しておくと、よくある「あれ、まだ食べられる所あるじゃん!」って事がほとんどなく、無駄なく食べることができるのが良いですね。
あと、あらかじめ食べられない部位を抜いている為か、食べ終わった後の殻が綺麗で片付けが例年よりも楽だったように思いました。
もちろん、もっと簡単な方法もあるかと思いますので今回の切り分け方法は参考程度にしてくださいね。あまり方法にこだわらなくても、皆でワイワイ美味しく食べられたらそれだけでも充分なので・・・ただしケガには気をつけて。
今回は写真を撮りながら、ゆっくり慎重に切り分けていきましたが、次からは皆の前でガシガシ切り分けてあげられそう!
以上、長くなりましたが「タラバガニの食べ方」でした!
コメント
見事ですね!!
我が家は、大きい方のチョキの取り合いがおきます(笑)私はやはり肩の部分のムキムキなとこをホジホジして食べるのが好きです。
きれいに 美味しそうに切り分けてますね。
私もキッチンバサミが大活躍します(#^.^#)
タラバは、トゲトゲが痛いので、左手にオニューの軍手をはめてます。
分かりやすく書いてくださりありがとうございます!!
次回蟹を買ったときに参考にします(*^^*)
コス子さん、皆さん お早うございます
今年も早速楽しく読ませて頂いています
週に2回はコストコ通いなので、かなり早くに大物を予約出来ました。タラバガニの購入は今年で3度目ですが、我が家では毎回100均のキッチンばさみを3本、カニと一緒にテーブルに置いときますと男共が切り分けてくれてます(^_^;)
ただ、散らばって後始末がかなり面倒な事なります。
なるほど、コス子さんのようにさばいて出せば親切ですよね~
食べ易いし孫達も簡単に美味しく頂けますね♪♪
大人もお屠蘇に専念出来るし(^^;;
コス子さんのカニの捌き方、写真も説明もとても解りやすく参考になりました、来年は私も挑戦してみます
コス子さん、
今年もブログの更新お身体に無理のない範囲で頑張って下さい
COSTCOのタラバさんは身離れが良く、足や爪の先のほっそい所まで簡単にずるんと出てくれるので食べやすかったです。蟹ばさみは100均で購入出来ましたょ(*^^*)COSTCOで見てからはスーパーのタラバが貧弱に見えてしまって…来年もCOSTCOでリピ決定です(^^)/
コストコのたらば蟹は食べたことがないですが殻の中にビッシリ詰まった身の写真見て思わず生唾ゴクリとなりました(≧∀≦)今年もコス子さんのブログ楽しみにしています♪
おおお!美味しそうですねぇ!
ウチは毎年、ズワイガニばかりなので、タラバは来年チャレンジします!
この記事ブックマークしておかなくちゃ☆
年末28日にキャンセルがあったとの事で3.3キロをgetできました♪美味しかったです☆彡
我が家では、ゴム製の軍手と、枝きりハサミ(爪きりみたいな形)を100均で購入して解体しました♪トゲトゲもつかめて楽チンでした。
でも…ふんどしの中にも身が入ってたのですね~!!
捨ててしまいました…
また来年購入するために毎月コツコツ貯蓄にはげみます~
今回初めてコストコのタラバを買ってみました。
中身ぎっちりで美味しかったです♪
で、我が家の解体は
右手にハサミ左手は鍋つかみのミトンをしていますよ~。
ミトンだと適度に厚みもありタラバのトゲも全然大丈夫です。
早くも今年の年末が待ち遠しいです(笑)
コス子さん完璧ですね!
あの食べられないエラ部分、私の父はガニと呼んでまして。カニは食べてもガニは食べるな!と小さい頃から蟹食べる時に呪文の様に聞かされ。蟹をさばきながら、同じく呪文を唱えてる私です。
らっちさん
実家の祖父もガニと呼んでました→なので代々家族全員がガニと呼んでます(^^)
私も子供の頃からガニは食べるなと言われてきましたが「ガニ」って正式名称なのか今だに疑問です(^^;
我が家も「ガニ」と呼ぶ部分です
「ガニ」ですか!はじめて聞きました。勉強になります。。φ(..)
おお
拙宅でも 幼い頃から、蟹は食べても ガニは食べるな と 聞かされて育ちました。ちなみに 両親は 江戸っ子です。
今年の正月に初コストコタラバガニを食べました。不器用と自負しておりますので¥1200でカニバサミを購入しジャキジャキ解体しました。
今まで数える程しかカニなんぞ食べた事もありませんが、抱き身の部分があんなに身がつまってて且つ食べやすいのは初めての経験でした。
感動すら覚えました。
3キロのタラバガニが大人3人子ども1人でペロリでしたので、来年はもっと大きいのゲットしたいですね。
皆さん左手には軍手やミトンを使われているみたいですが、
ホームセンターなどに売っている〔作業用皮手袋〕がオススメですよ。
厚みや耐久性もあるし、作業もしやすいです。
うちは蟹をさばく以外にも、牡蠣を開く時や雲丹を割る時、普段は鍋つかみとして利用しています。
お値段も安い所では100円、普通250円くらいで売っています。
ぜひ試して見てください。
31日に朝イチコストコで初タラバでした!
元旦の昼にいただきましたが、中2、小5、小2の子どものテンションがめっちゃあがりました〜たっぷりすぎて、しばらくはカニを食べなくて良いくらい^_^
コス子さんの画像UPの前に食べてしまいましたが、適当にさばいた割りには、似たようにさばいてました^_^
皆さんが言われるように、身離れが凄く良い。新鮮なんでしょうね〜氷で目減りする事もなく、大満足でしたよ!何より品質とコスパが良いですね^_^
細い説明でありがとうございます♪
写真見るとタラバガニの大きさほんとすごいです!
こんな大きいタラバもキッチンバサミで解体できてしまうのですね!
ボリューム感半端ないですね!ゴクリ…。
皆様のコメント見て更にゴクリです(笑)
きよまママさんや他のみなさんちもガニなんですね〜!
なんか嬉しい親近感♪
ちなみに父も生粋の江戸っ子です(。•̀◡-)✧
らっちさん
「ガニ」の連投ゴメンナサイm(__)m
江戸っ子が多いですね〜。うちの場合父方は日本海側母方は世田谷なので江戸っ子ですが父も母も「ガニ」と言ってました。
コス子さんは知らなかったようなので「ガニ」と呼ぶのは関西より北側!?
ますます謎が深まります…(^^;
コス子さん、こんばんは。
「ガニ」の話、アタシも乗っかっちゃおうかな♪
我が家でも昔から、「カニは食べてもガニ食うな」って、まさに呪文のごとく唱えられます~。ちなみに我が家は、生粋のハマッ子です( ̄∇ ̄)
すごい美味しそう〜( *◯ω◯)
年明けに行った時に、足だけ売ってて、買おうとしたら旦那に却下されてしまい…(;ω;)
でっかい身にかぶりつきたかったわー。
来年は反対されても絶対買おう(`・ω・´)シャキーン
ガニ論争に参戦っ♪
「蟹は食ってもがに食うな」
慣用句というか、辞書に載っているので標準語?
我が家では「エラ」と呼んでますけどw
みゆりんさん
カニ足はお好きな量だけ買えるので少人数のご家族にはGoodですよ~(^-^)私もカニ足のケースの前で食べきれるかな~って悩んでたら売り場のスタッフさんが「足1本とかでも全然大丈夫ですょ~」って言って下さったので安心して購入出来ました。是非次回は旦那サマの反対を押し切って(何なら自分の分だけでも(笑))getして下さい(^-^)/
殻もまた使えますよ〜。
ザッと洗ってから鉄のフライパンでよく乾煎りし、水を入れて煮込むだけ。
カニのダシがウマウマです。
家族だから出来ることですが(笑)
今年は4、4キロのタラバ蟹を購入したので、この解体作業を頭に入れてかっこ良くさばいていきたいと思ってます!既に正月用に配送手続きも終了してますが、早く食べたーい(๑´ω`๑)♡