ノザキ　コンビーフ　100g×4

ノザキ　コンビーフ　100g×4
購入時価格　1,068円

コストコの缶詰売り場で販売されていたノザキのコンビーフを購入しました！

私自身はコンビーフをあまり、というかほとんど食べたことがなく名前だけは聞いたことがあるんだよね、という程度の認識だったのですが旦那氏の方はコンビーフ独特の風味というかクセのある味わいが好きらしく昔からよく食べていたそうなんです。

結婚して数年経ちますが旦那氏がコンビーフ好きなんて初めて知りましたし、もちろん食卓に出すどころか購入したこともありませんでした。

そんなわけで、コストコでこの商品を手に取ったのは旦那氏です。今までは気にも留めなかったのですが、旦那氏が好物というのであれば・・・というわけで初めて購入することになりました。

コンビーフは英語でCORNED BEEF（コーンドビーフ）といい「塩漬けされた牛肉」という意味なのだそうです。私の漠然とした認識では、ランチョンミートの牛肉版みたいな感じだと思っていたんですよね。豚肉がスパムならば牛肉がコンビーフ？みたいな。

でも、100g入りの小さな缶詰にも関わらずコストコ価格で1缶267円って結構良い値段じゃないですか〜？昔から親しまれている商品にしてはなかなかの高級品だな、なんて思ったりしまして。

それでスーパーで確認して初めて知ったのですが、コンビーフって同じ内容量でも値段が高いものと安いものがあるんですよ。値段が高いものは100％牛肉で作られているもので、スーパーだと100g缶が1つ400円前後で販売されていました。

それとは別の見た目が似ている安い方はニューコンミートという馬肉と牛肉の混合肉で作られているもので、こちらは同じ並びで売られているにも関わらずコンビーフの半額位で販売されています。

気になって調べてみたところ、ニューコンミートも昔はニューコンビーフという名称で販売されていたらしく、当時は1缶100円位で購入できていたこともあり、手軽に利用できるお肉として全国の食卓で使われることが多かったようです。

ですが牛肉以外のお肉が含まれているのに「ビーフ」という表示があるのはおかしい、ということになり、JAS規格が変わって「ニューコンミート」と名前が変わったのだそうです。

それでも、昔の名残か馬肉入りの方も「コンビーフ」と呼んでいる方も少なくないらしく・・・ちなみに旦那氏が昔よく食べていたというのもこちらのニューコンミートの方みたいです。

これだけ値段が違うことを考えると、やっぱり牛肉は高級品なんだなーなんて思うわけですよ。コストコで販売されているコンビーフは牛肉100％の方で、それでいて1缶267円ということなので、まとめ買いにはなりますが単価は安い！ということになりますね。

ただ私は、コンビーフもニューコンミートも見た目はほとんど変わらないし味の違いも知らないので、スーパーでニューコンミートを買った方が安くていいんじゃない？なんて、思ったりもするのですが・・・。

名称：コンビーフ
原材料名：牛肉、牛脂、加工油脂、食塩、ゼラチン、砂糖、寒天、カゼインNa（乳由来）、調味料（アミノ酸等）、酸化防止剤（ビタミンC）発色剤（亜硝酸Na）
内容量：100g
賞味期限：購入日より8ヶ月先まで

昔から変わらないパッケージデザインと独特の缶の形状。この台形の形は「枕缶」と言われているもので、底の面積が大きい方からお肉を詰めることで効率的に缶中の空気を抜き、お肉の酸化を防いで保存性を高める効果があるのだそうです。

初体験の巻き取り鍵での開缶にプチ感動！(´艸｀*)

この開缶方法もコンビーフ缶詰が日本で発売された当時から変わらないようです。缶切りを使わずに缶をあけられるって、今見ても画期的だなぁーって思います。ただ、缶の切り口部分がむき出しになっているのでケガをしないようにだけ注意する必要がありそうですね。

コンビーフは加熱調理されたお肉なので開封後はそのまま食べることもできるそうです。全体的に紅色っぽい色味で、ところどころ牛脂が見えます。そのまま食べてOKとのことだったので、さっそく食べてみました！

いわゆる牛肉のパテ、みたいな感じかな？ソーセージのような食感ではなく牛肉の繊維がたっぷり！でもパサパサというわけでもなく牛脂が入っているせいか意外とシットリした食感でした。

味はうまく説明できませんが、ビーフジャーキーがしっとり柔らかな食感になったらこんな感じかな？みたいな。どこかスパムに通じるような独特の風味があるお肉です。好きな人はめっちゃ好きだけど、苦手な人もいるだろうなぁ。。

しっかり味付けされていてそのままでもおつまみになりそうな味です。少しほぐしてカリカリに焼いたバケットにのせてカナッペにしたらめっちゃお酒が進むだろうな〜なんて思いながら食べました。

レシピを調べてみるとお肉として調理をする事が多いみたいですね。ほぐしたコンビーフと、茹でてさいの目にカットしたジャガイモを混ぜて作るコンビーフハッシュが有名みたいです。

それ以外にも炒飯やオムレツに混ぜたり、和え物やサラダ、スープに入れるなど無数に活用レシピが出てきますし、手の込んだことをしなくても、わさびやマヨネーズ、醤油＋鰹節などを加えるだけでも十分おかずになる位美味しく食べられるとのことでした。

でも、旦那氏が言うコンビーフを使った料理で一番のおすすめはカレー！

そう、カレーらしいのです！( ﾟдﾟ)

作り方は簡単で、いつも作るお家カレーの中にコンビーフを1缶まるごとぶち込んで煮込むだけ。騙されたと思って一度作ってみて！と懇願されて試してみたのですが・・・

これが確かに、めちゃくちゃ美味しいんですよ〜！何でだ〜( ﾟдﾟ)

コンビーフを加えることによって具材が増えるという感覚はなく、カレーのルーにお肉の繊維みたいなものが見え隠れするような感じで見た目は少し違和感があるのですが

カレーにコンビーフを加えることによって、まるで長時間煮込んだかのようなコクといいますか、肉肉しさというか旨味みたいなものが加わり、間違いなく投入前よりも美味しさが増してるんですよ！

カレーのスパイスのせいか、コンビーフ特有のクセのある臭いもほとんど気にならないし、1缶丸々加えたからといってコンビーフ感が強く出るわけでもありません。

でも、コンビーフを入れたことによる変化は明らかなものでして完全にニュータイプのカレーに生まれ変わった感じです。ただのおうちカレーだったものが、コンビーフ1缶入れるだけでこうも変貌を遂げるのですから、そう考えると1缶267円は安いのかな？

今回のレビューを書くにあたり、コーンビーフハッシュやサラダの他、オムレツに加えてみたりと色々なメニューで使ってみて、どれもそれなりに美味しかったのですが、やはりコンビーフカレーほど感激したものはなく、今後もしコンビーフをリピートするのであれば、間違いなくカレー専用になると思う・・・それくらい私の中で色んな衝撃を残した商品でした。

4缶しかなかったということもあり、そのまま食べておつまみにしたり、料理に使ったり、カレーを2回作って1缶ずつ消費したりであっという間になくなってしまいました。

保存食として長期保存できる点と、場所を取らないパッケージの形状、24缶入りみたいな絶望的な量ではない事を考えると比較的買いやすい商品だと思います。

割安であるニューコンミートとの味の比較はわかりませんが、牛肉100％コンビーフとしては間違いなく他店より安く購入できると思うので、気になる方はぜひチェックしてみてください。コンビーフカレー、おすすめですよ〜♪

おすすめ度：★★★