ネクタリン

flavor famer　生鮮ネクタリン　8個入
購入時価格：899円（2016年7月）
参考価格：998円（2019年6月）
参考価格：1,198円（2022年6月）
参考価格：1,698円（2024年6月）
参考価格：1,598円（2024年7月）
ITEM# 586036

果物売場でカリフォルニア産のネクタリンが販売されていました。鮮やかな赤色の実がとても美味しそうで思わず手に取ったのですがネクタリンってなんだろ？

そういえば以前、コストコで人気のフレーバー炭酸水、トーキングレインに「ピーチネクタリン」というフレーバーが登場したよ！と読者様から教えてもらったなぁ〜なんて思い出しつつ、ネクタリンの隣には国産の桃が2種類ほど並んでいましたし、おそらく桃の仲間かな？見た目は桃というよりはスモモに近い感じでして、ほのかに甘〜い香りが漂っています。

日本で一般的に販売されている桃よりはかなり小ぶりですが、お値段は1個につき112円とお手頃だったので試しに購入してみることにしました〜！

持ち帰ってさっそく調べてみたところ、ネクタリンというのはバラ科の果樹でモモの変種とのこと。桃は果皮の産毛の有無によって大別されるらしく、果皮にうぶ毛があるものを「桃」、うぶ毛がないものを「ネクタリン」としているそうです。

開封してみるとこんな感じ。たしかに桃のような産毛はなくツルッとした表面をしています。

今回購入したネクタリンは原産国アメリカで、カリフォルニア産の輸入品でした。フレーバーファーマーはアメリカの一大企業「キングスバーグ果樹園」の主要ブランドの1つで、カリフォルニアで主に桃、ネクタリン、プラム、アプリコットといった果実を生産しているメーカーだそうです。

名前やビジュアルからして海外出身の果物なんだろうなーと思っていたのですが、実は日本でも長野県や福島県、青森県といった桃の産地として有名な土地で生産されているとのことでした。ただ、ネクタリンはあまり日持ちのしない果実としても有名らしく、そういった理由で全国的にはあまり栽培が普及していないようです。

旬は桃とほぼ同じで夏から初秋にかけてということなので、まさに今が旬！ということになりますね。

こちらが1個取り出したものです。サイズは個体差がありますがおおよそ直径6.5cm〜7cm。重さは170g前後。果皮は毛が生えておらずツルッとしていて若干の光沢があり、また桃とは思えないほどの濃い赤色だったのではじめて見た時は小さいリンゴみたいだなーと思ったりしました。おちびもこれを見て「リンゴ？」と言っていましたし。。

ただ、ネクタリンの形状をよく見てみると、中心部分にうっすらお尻の割れ目のようなスジがあるのが分かります。これを見るとなるほど桃の仲間なんだなーと思ったりします。

全体的にやや柔らかさがあるものの果肉は締まっている感覚です。ネクタリンは桃と同様に常温下で追熟させることができるとのことだったのでとりあえずこのまま放置していると、購入後3日頃よりどんどん甘酸っぱい香りが強くなってきました。

というわけで、早速カットしてみることに。

半分にカットしたのがこちら。果肉は黄色っぽく、種周りは一部赤くなっている箇所があります。中心の種は2cm☓3.5cmで桃の種の溝を深くしたような形をしており、果肉にべったりと張りついているわけではないので、手で簡単にポロッと取ることができました。

果皮は極々薄めで柔らかく、毛が生えてないということもありそのままでも食べられそうな雰囲気だったので、試しに皮ごと切り分けて食べることにしました！果肉がしっかりしていて身崩れしにくく、カットするのも簡単でしたよ。

味は黄桃に近い感じがするのですが、甘味よりもスッキリとした酸味が際立つ甘酸っぱい味です。若干の歯ごたえがあり身が詰まっているような、固めの桃のような食感でした。

いわゆる一般的な日本の桃と比較すれば甘さや水分量などは断然桃の方が多いため、桃だと思いながら食べると何だか違う感じがするのですが、別の果物だと思って食べると、とっても爽やかで美味しいです！好きな味です(ﾟ∀ﾟ)

皮を一緒に食べても口に残るようなことは一切ありませんでしたので、我が家では皮のまま一緒に食べています。場合によってはカットせずにそのまま丸かじりしても良いかもしれませんね。また、気になる方は桃と同様食べごろになれば手でスルッと剥くこともできるので、お好みの食べ方で良いと思います。

そうそう！こちらは追熟具合でどんどん味わいが変わっていくの印象的でした。購入後5日目にして全ての実が完熟を迎え、その頃になるとはじめにカットして食べたものよりも果肉がさらに柔らかくなり、水分量も増えてジューシーさと甘さがグッと増します。酸味があるネクタリンも好きだけど、完熟のネクタリンは確かに桃の仲間だー！ということが実感できる味わいでした。

ただ一つ注意したいのは、先ほども言ったようにネクタリンはあまり日持ちがしないみたいなんですよねー。もう少し待った方がいいかなぁ？と思い常温に置いておくと、気がついた時には甘い香りがさらに増し、底の部分の方から傷んできていました。完熟したと思った頃に野菜室へ移すことで持ちは長くなりますが、食べごろはおおよそ2、3日といったところだと思います。

今回で言えば、追熟させて食べられるようになった時から傷みだすまでの期間は3日ほどしかなく、とてもその期間で8個のネクタリンを食べきるのは我が家にとっては困難です。

コストコでは基本的に果物もまとめ買いなので、こういった問題はよく起こりがちなんですよねぇ・・・。せっかく美味しい果物をお得に購入できたとしても、傷ませてしまえば意味がありませんし、かといって食べどきを逃さないよう慌てて一気に食べる！というのも何だか違う気がしますしね。

そんなわけで、完熟したものは全てカットし、密閉袋で冷凍保存しております。カットしたものを冷蔵庫に入れておくと色がすぐに変色しがちなネクタリンも、冷凍していれば綺麗なままです。

食後のデザートとしてそのままパクパク食べるのはもちろん、ヨーグルトに加えたり、パンケーキに添えたりしながら少しずつ楽しんでいます。凍ったままブレンダーに入れれば、スムージーにもなりますし今の季節にはピッタリですね。

こういった、普段食べないフルーツを購入してみるのも色々と発見があって面白いですよねー！コストコは珍しいフルーツが置かれていることも多いので、気軽に挑戦できるのが嬉しいです。

しかし、ネクタリンを食べていると無性に国産の桃の味が恋しくなっちゃいました。コストコでもすでにいくつかの品種が置かれていましたので次は国産の桃を買ってみたいと思っています！

おすすめ度：★★★