コーンブレッドローフ

コーンブレッドローフ
購入時価格　599円（2018年5月）
参考価格　599円（2021年6月）
ITEM# 93252

コストコベーカリーの新商品、コーンブレッドローフを購入しましたー！アルミ製のパウンド型の容器に入っており、見た目はホテルブレッドにとってもよく似ています。

試食担当の方も「ホテルブレッドのコーンバージョンが出ました〜！」という感じで紹介されていたので、ジャンルとしては食パンの部類ということになるのでしょうね。

辺り一面には甘く香ばしい香りがふんわり漂っており、それにつられて人が吸い寄せられているような感じでして、いつにも増して試食コーナーはたくさんの人で賑わっていましたよ〜(ﾟ∀ﾟ)

この商品はコストコ通掲示板でも話題になっていましたし、私にとって今回は、このコーンブレッドローフを購入するためにコストコへ来た！と言っても過言ではなかったので見つけた時は本当〜に嬉しかったです！(´艸｀*)

ホテルブレッドもコーン入りのパンも大好きなので、これはもう試さない理由がありません！というわけで、さっそくレビューしていきますね〜！

商品詳細

名称：食パン
原材料名：小麦粉、とうもろこし、発酵バター入りマーガリン、卵、砂糖、脱脂粉乳、食塩、イースト、香料、V，C、カロチン色素
保存方法：直射日光・高温多湿を避けて保存してください。
消費期限：加工年月日含め4日
※この製品はそば、落花生を使用した設備で製造しています。
※2.5斤入り。1斤は340g以上です。
※ブルターニュ産発酵バター入りマーガリンを9％使用しています。

コーンをたっぷりと練りこみました。発酵バターの風味と、コーンの甘さをお楽しみください。

袋から出しました。サイズは幅16cm×長さ34cm程で、あらためてよく見てみると3つのお山ができた山形食パンといった感じですね。頭の方は割と濃いめの焼き色がついています。

表面にはつぶつぶの焼き色が付いたところがあるのですが、もしやこれがとうもろこしのかけらなのかな〜？

袋の中は全体的にしっとりオイリーな感じになっており、アルミ容器を取り出す際は少しベタつきがあります。

こちらで1本約2.5斤入り。1斤は340g以上とのことなので、少なくともこちら1本で850g以上の重量があるということになりますね〜。ちなみにホテルブレッドの方は1本2斤サイズだったので、こちらの方が量が多いみたいです。

ホテルブレッドも今回購入したコーンブレッドローフと1本あたりの販売価格は大きく違わなかったため、価格で言えばこちらの方が少しお買い得ということになりますね。

ただ、ホテルブレッドは油脂に無塩バターが使われているのに対し、こちらは発酵バター入りマーガリンが使われているという明確な違いがあるため、単純に「ホテルブレッドにコーンが入った！」というだけではないみたいですね。

ブルターニュ産発酵バター入りマーガリンと言えば、私の一押しベーカリーであるマスカルポーネロールにも使われている油脂です。

マスカルポーネロールもマーガリンなのにしっかりバターらしい風味があり、食べた時に深いコクを感じられるんですよね・・・(ﾟ∀ﾟ)バターじゃないとはいえ、マスカルポーネロールと同じ油脂が使われているなんて良い予感しかしません。

容器から取り出したよ〜！

あぶなかったー(ﾟдﾟ)！！生地があまりにもふわんふわんすぎて容器から出す時にうっかり割ってしまうところでした(´∀｀；)

これ、見た目以上にめちゃくちゃ柔らかい生地でビックリしちゃいました！取り出した雰囲気は食パンというよりもまるでシフォンケーキみたい！

色味がしっかり付いているのでパリッと系かと思いきや、実際は食パンでいうところのパンの耳的な硬さはどこにもなく、容器から取り出したまま置いておくと、パンの重みだけで形が崩れて潰れてしまうのでは？と思えるほどにコシが無くふわんふわんでした。

また、一般的な食パンと比べると、かなり手作り感のある見た目といいますか、かなり形がいびつです。が、この柔らかさなら納得ですね〜。むしろこのハンドメイド感がかえって食欲をかきたてているようにも思えます。

カットしました。これ、綺麗にカットするのは地味に大変でした。。(´∀｀；)

というのも、パン生地があまりにもふんわり過ぎてすごく切りにくいんですよ。ナイフでカットするよりも、もはや手で好きなだけちぎって食べたい！と思えるほど。

サンドイッチ用どころか6枚切りサイズにカットするのも難しく、綺麗に切り分けようと思うとある程度の厚みが必要になります。

生地はとうもろこしの色味を思わせるような、ほんのり黄色に染まっていまして、よく見てみると、細かくカットされたとうもろこしの粒が断面から顔を出しているのがわかります。

味について

ふわんふわんで柔らかだ〜(ﾟ∀ﾟ)そして、ほんのり甘くてとっても美味しい！

実際に食べてみたところ、確かに食パンには違いないのですが、それでも私の中ではギリギリ食パンという感じでして、小麦の風味とはまた違う甘さと、生地の密度の粗さとしっとり感。引きが弱いというか、弾力が少なくてすぐにちぎれてしまう生地感は、どこか菓子パンを思わせる雰囲気があります。

とはいえ、生地自体の甘みは決して砂糖甘いわけではなく、優しい優しい素朴な甘さです。あと、コーンブレッドという名前ではありますが、めちゃくちゃとうもろこし推し！ということはなく、思ったよりもとうもろこし感は少なめでしたね。

とうもろこしの粒は完全に潰されているため、とうもろこしのプチッとした粒の食感はなく、粒の欠片が舌に当たった時にとうもろこしの甘香ばしさが強めに感じられる程度です。

あくまでもこれは「食パン」であって、とうもろこしではなく生地が主役なんだぞ！と声なき主張をしているかのように思えます。バターを思わせる風味としっとり感がありますが、とりわけコッテリというわけでもなく食べやすいです。

これはふわんふわんの食感のせいでもあるのかな〜？たっぷり厚切りで食べてもなぜだかあまりお腹に溜まらない感じでして、ふわんふわんの食感を楽しみながら、このまま無限に食べれてしまいそう。^^;

ホテルブレッドのようなリッチな感じとはまた違いますが、こーいうのもいいね(ﾟ∀ﾟ)

トーストしてみました！厚切りで焼くと表面はカリッと、中はしっとり感が増し、とうもろこしの風味が焼く前よりも強く感じられて香ばし美味しいです(´艸｀*)

旦那氏は、こちらにさらにバターを塗ってトーストの熱で溶かしながら食べていましたが、私は特になにも塗らず、ほんのりとした素朴な甘みだけを感じながら食べるのが好きでした！

まとめ

とうもろこしの味が優しい、ふわんふわんで柔らか食感のパンでした。

ふわんふわんでしっとり柔らかな質感は、食パンというよりもまるでシフォンケーキや菓子パンに近いものを感じます。容器から取り出すと、あまりの柔らかさにうっかり割れてしまいそうになるので注意が必要です。

また、2.5斤と大容量なので基本はカットして食べるものだと思われますが、柔らかすぎて薄切りにするのは難しいため、がっつり厚切りでカットするか、もしくは手でちぎりながら食べるのがおすすめです。

バター感はありつつもそこまでコッテリというわけではないので、いくらでも食べてしまえそうなのが印象的でした(ﾟ∀ﾟ)

ひとつ残念だったのは、コーンブレッドローフという名前の割には、あまりとうもろこし感が強くなかったことかなぁ・・・見た目はしっかりコーンが練り込まれている感じなのですが、実際はコーンの粒が細かく潰されていることで、食べた時はそれほど、とうもろこし（ドーン！）という感じではなく、少し拍子抜けしてしまいました。

もしかすると「食パン」として、生地の滑らかな食感を保つ為にあえてツブツブ感が無いコーンにしたのかも？・・・と、勝手に解釈してみたりもするのですが、それでもやはり私の個人的な好みで言えば、ホールのコーンが生地に練り込んであり、食べながらコーンのツブツブとコーン特有の甘さを感じられた方が、さらに好みだっただろうな〜と思ったりしました。

そんなわけで、こちらのコーンブレッドローフは、コーンはあくまでも脇役として、生地のほの甘さとふんわり食感を楽しむためのパンという感じがしました。ほのかに味が付いているので特にスプレッドを塗る必要はなく、そのまま食べても美味しいし、もちろん塗っても美味しいです！

いい意味であまりコーンコーンしていないことで、食パンとして色んな料理に合わせられそうな感じですよー！最近のベーカリー系は入れ替わりが激しいので、気になる方はお早めにチェックしてみて下さいね♪

おすすめ度：★★★