東遠　リチャム　340g×6缶（韓国版スパム）

東遠（dongwon） RICHAM 340g×6缶
購入時価格：2,198円（2021年8月）

コストコで4月から販売開始となったリチャムという商品を買いました！これ・・・見た目はまんまスパムやん！！( ﾟдﾟ)

そう、ハワイの食文化、そして沖縄などでもお馴染み、Hormel（ホーメル社）のSPAMにそっくりな商品なんですよ。

アルファベットで大きく書かれた商品名、独特な角型の缶入りパッケージ、豚肉100％で作られている原材料、そして中身まで。。

こちらは東遠（dongwon）という、コストコではラッポッキとか韓国のりでお馴染みの韓国のメーカーさんの商品です。ランチョンミートということで、1つの缶の中に豚肉100％のソーセージみたいなお肉がみっちり詰まっています。

ごめん、もうこれは確信犯やろ！！どう見てもスパムのパクリとしか思えない商品！！( ﾟдﾟ)まさに「韓国版スパム」ですね！

これまでコストコでは、ずっとずっとスパムが幅を利かせていたのに、ここにきて逆・黒船到来ですよ。もちろん、世の中のランチョンミートはスパムだけじゃないし、ランチョンミートといえばこの形、という定形サイズみたいなものがあるということも承知なのですが・・・

長らくスパムにお世話になってきた我が家にとっては、このパッケージを見て、スパムっぽいけどスパムじゃない・・・( ﾟдﾟ)と、違和感たっぷりでした。

パッケージに「しょっぱくないからヘルシーで美味しい！」と書かれているところも、暗にスパムの塩気の強さについて物申しているように見えてしまうのは、ちょっとひねくれた考えでしょうか・・・(-_-)

確かにスパムは、最近販売されている25％減塩タイプでも割としっかり塩気があるので、しょっぱくて苦手・・・という方もいらっしゃいますからね。

ただ私は、あの味の濃さで、ご飯のおかずにしたり、他の食材と合わせて味を調整したりしていたので、むしろあの濃いめの味付けは全然アリなのです。

価格を見てみると、6缶セットなので1缶あたりの価格は366円。感覚的にはコストコで販売されているスパムよりもちょっとだけ安いかな〜？な印象。こういった食材は賞味期限も長く、メイン料理にも活用できる上に常温で保管ができるので備蓄にも便利なんですよね〜。

しかもこちら、韓国のハム缶部門で、2018年から2020年まで3年連続で1位を取っている韓国ではとっても有名なアイテムなのだとか。

なるほど・・・そういうことであれば、私が勝手に思っている「スパムのまがい物」的な扱いは改めないといけませんね。スパムを愛するものとして、スパムとの味の違いが気になったので今回、試してみることにしました。

商品詳細

名称：ランチョンミート
原材料名：豚肉、食塩、砂糖／リン酸塩（Na）、調味料（アミノ酸等）、増粘剤（増粘多糖類、加工デンプン）、発色剤（亜硝酸Na）、環状オリゴ糖、酸化防止剤（V.E）、（一部に大豆・豚肉を含む）
内容量：2,040g（340g×6缶）
賞味期限：購入日より2年10ヶ月先まで
保存方法：直射日光、高温多湿を避け、保存。
原産国名：韓国
アレルギー物質：大豆・豚肉
栄養成分表示（100g当たり）：エネルギー 267kcal、たんぱく質 12g、脂質 23g、炭水化物 3g、食塩相当量 1.7g ※この表示値は目安です。
※開缶後そのままお召し上がり頂けます。
※おにぎり、スープの具材、ゴーヤチャンプル、炒めものなど、様々な料理にご利用頂けます。
※開缶後はお早めにお召し上がりください。

こちらが1缶です。深緑のパッケージに黄色のロゴマーク。かなり目を引くパッケージデザインですね。内容量340gとサイズもまんまホーメルのスパムそのもの。

ただ、リチャムの方にはパチン！と留められるタイプのプラスチックの蓋が付属しているんですよ。

これは・・・もしや開缶後、中途半端に残ったランチョンミートを蓋をしてこのまま保管できるよ！ということなのでしょうか？もしも缶のまま保管できるのであれば、それはすごいありがたいんですけど。。

通常、こういった缶詰系の商品は、内面は塗装してないブリキ缶が使われている為、開封してそのまま放置しておくと空気に触れた部分から錫（スズ）が溶けやすくなるといわれています。

なので、缶詰開封後は必ず別の容器（ガラスや陶器、プラスチックなど）に移し替えて冷蔵庫で保管しておく必要があるというのが常識です。

ちなみにスパムの方には「開缶後はガラスなどの容器に移し替え、必ず冷蔵保存の上、お早めにお召し上がりください」の表記がありますが、リチャムの方にはこの表記が無いんです。

開封した後に分かるのですが・・・ランチョンミートの内側はスチールむき出しというわけではなく白い膜のようなコーティングが施されているんですよね〜。

なのでもしかすると、この黄色い蓋は「開缶後そのまま保管する為の蓋」なのかもしれないのですが・・・実はスパムの方も内側の加工はリチャムと同じような感じなんだよね(-_-)

「黄色い蓋」の用途については特に記載もされておらず、結局謎のままなのですが・・・この蓋の正しい使い方を知っている人が居ましたらぜひとも教えて欲しいです。

あと余談ですがこの蓋、本家スパムにもパコッと入るジャストサイズとなっております。

中身を出してみました。

なんか、なまめかしいスタイルですね〜。スパムはもうちょっとハムっぽいというか、粗挽きで色味ももう少し赤っぽかったんですよね。

同じ豚肉100％原料なわけですが、香りも違いまして、スパムの方は野性味溢れるワイルドな香りですが、こちらはあっさりしていて、まるでツナ缶を開けたときのような香りがします。

そしてスパム同様、こちらも加熱調理せずそのまま食べることができます。

味について

まず気がついたことは、こちらはスパムほど脂っぽくないんですよ。

スパムの方はランチョンミートそのものがちょっとオイリーで、フライパンで焼くのに油を引かずとも内部からジワジワ脂が出てきて、それで綺麗に焼けちゃうくらいだったのですが、こちらは火を入れても脂が浮き出てくるようなことがありません。

なので、焼く際は軽〜くフライパンに油を引いてあげた方が綺麗に焼くことができます。そんな感じなので食べた時の感触も脂ジュワッ！って感じじゃなく、あっさりしているんです。

お肉自体もフワッと柔らかめ。スパムよりも細挽きで柔らかく、食感もお肉やソーセージ、そしてスパムともちょっと違う感じがしました。

味は触れ込みどおり確かに塩分控えめ。ちょっとお醤油などで味を足したとしても濃くなりすぎず、もしかすると味が濃い調味料と合わせる料理であれば、スパムよりこちらの方が合ってるかも？と思わせるほどです。

あと、スパムと食べ比べて思ったのですが、スパムにはスパムらしい（←すみません他に表現が無くて）野性味のある風味があるんですよ。

私を含めスパムが好きな人はそのニオイも含めてスパムだっ！！なところがあると思うのですが、リチャムは火を入れてもそういった肉臭さががあまりないんですよね。

スパムのニオイが苦手だった、という人はむしろリチャムの方が気に入るかもしれないなぁ〜と思ったりしました。

スパムむすび・・・もとい、「リチャムむすび」です。見た目はほぼスパムむすびと一緒！

だけど、味はちょっと違いました。こちらの方があっさりしたおにぎりです。

焼いたスパムの方が味も香りも脂っ気も強いので、おにぎりの具材としてはやっぱりスパムの方が合いますね。

炒めものにしたらこんな感じ！こうやって色々な具材と合わせて食べる分にはスパムもリチャムもあまり変わらないです。

しいて言うなら、リチャムの方が塩気が少ないので、味付け用の他の調味料との相性はスパムより良いかもなぁ。味が濃くなりすぎる！という心配がありません。

ただ、脂が少ないからでしょうか、スパムの方はジューシーな感じがしますが、リチャムは焼くと少しだけ水分が抜けてパサッとした印象になるんですよね。

そういう意味では加熱調理した時の味はスパムの方が美味しいと思っています。

でも・・・実はこのリチャム、非加熱でそのまま食べても美味しいんですよ。むしろこれ、加熱しないでそれこそツナ缶みたいな使い方の
ほうが良いのでは？とすら思っています。

薄くスライスして塩もみしたゴーヤに、短冊切りにしたリチャム（非加熱）を加えて、塩こしょうとマヨネーズ、ポン酢で和えてサラダにしました。

普段はリチャムの代わりにツナ缶を使用するレシピなのですが、リチャムにすることで食べごたえもアップしてとっても美味しかった！

リチャムはあっさりだからか、マヨネーズみたいな油分が多いドレッシングとも相性抜群です。

まとめ

食べる前は、スパムと食べ比べてみて圧倒的にスパムが美味しかったよ〜！！(ﾟ∀ﾟ)みたいなレビューになるんじゃないか、と勝手に予想していたのですが・・・良い意味で思惑が外れた感じでした。

リチャム美味しいやん！スパムのパクリ、みたいな言い方をして大変申し訳ありませんでしたm(_ _)m

同じランチョンミートという食べ物でも、実際の中身の感じは結構違う印象でしたね〜。例えが適切かどうかはわかりませんが、スパムが屈強なマッチョ系男子であれば、リチャムはスレンダー美女、というイメージでした。

同じ人間だけどそれぞれに魅力があるのと一緒で、こちらに関してもスパムとリチャム、どちらの方が良い！みたいなことにはならなかったですね(；´∀｀)

あえて言うなら、加熱調理にはスパム、生食ならリチャムの方が向いてると思います。

あと、スパムはその味の濃さ強さから、ランチョンミートそのものが主役級となりえる存在感ですが、リチャムはあっさりしていて塩気も控えめなので、サブ的な使い方をすることもできますし、他の調味料と合わせやすいことから使い勝手の点でいえば、もしかするとリチャムの方が活用の幅は広いのでは？と思っています。

とはいえ、私にとっては、ランチョンミートと言えばやっぱりまだスパムです。スパムはこれまでの付き合いもありますし、愛着もありますからね〜。多分一生嫌いになることはないし、これからも大好きです！

でもリチャムも想像以上に良い商品でした。今後、少しずつ付き合いを増やしながら、距離を縮めていきたいと思っています。

この商品は動画でも比較検証しています。よかったらこちらもあわせてチェックしてみて下さいね♪

⇒https://youtu.be/a2JGZHk6dXE

おすすめ度：★★★★