特別栽培米　阿蘇こしひかり

特別栽培米　阿蘇こしひかり　10kg　3,778円

前回はじめてコストコでお米を買ってみて（無洗米あきたこまちブレンド10kg）、これが意外と・・・というと失礼ですが、なかなか美味しいお米でして、それまでコストコでお米を買うのってなんとなく躊躇していたのですが、これを機にコストコのお米を色々試してみたいと思いました。

今回購入したのはJA阿蘇の特別栽培米こしひかり10kg。

阿蘇というのは九州の熊本県阿蘇市という、世界最大級のカルデラで有名な阿蘇山の麓にある自然に恵まれた地域です。周囲に水源がいくつもあり、水も綺麗で美味しいです。今回のお米は、その阿蘇の農協が販売しているお米になります。

このお米のウリは、なんといっても特別栽培米ということで、まず農協が指定した産地でしか作られていないこと、農薬と化学肥料を5割以上抑えてある栽培方法、お米のＤＮＡ（ほんとうにコシヒカリかをチェックするための検査）、残留農薬の数値、食味などを検査した後の栽培履歴の情報をネットで公開されています。

つまり、安全安心を強く謳ったお米だというこということだと思います。

特別栽培米というのは、農林水産省のガイドラインで規定がありまして、その地域で普通に作られているお米よりも、半分の農薬と半分の化学肥料（窒素成分）で作られたお米でないと、この表記はしてはいけないらしいです。

米袋の１つ１つに識別番号が表記されており、その番号を元に日本穀物検定協会で検索してみると、このお米の品種、産地、年産はもちろん、残留農薬や検出されたカドミウムの量なども公開されていました。（ちなみに、残留農薬は基準値以下、カドミウムは基準値0.4ppm以下と書かれていました）。栽培責任者の名前や、使われた農薬の成分、回数なども全て公開されてあります。

農薬や肥料を少なくしながら美味しいお米を作るというのは結構たいへんなことみたいで、化学肥料の代わりに緑肥（草）を使った土づくりをしたり、虫が付きにくくする環境を作るのにすごく人の手がかかるものみたいです。

そんなお米が、しかも天下のこしひかりが、10kg3000円台の価格で買えるんですからね・・・普通にこしひかりを買ってもこの価格じゃなかなか手に入らないのに、めちゃめちゃ安いですよね。。本当にJA阿蘇はこれで採算が取れているのか、非常に心配になります。

正直お米そのものの見た目は、他のお米とあまり変わらないと思いました。悪い意味じゃないですよ、もちろん割れたり、変な色をしたお米は全然混じっていないということです。まぁ最近のお米は特に粗悪なものはほとんど無いですし、普通の主婦である私は生米を見るだけじゃ品種の違いはわかりませぬ。。

炊きあがり・・綺麗です。お米が輝いております。炊きあがりの香りも良い。これが品種の違い？私はそこまでお米の味が分かるわけじゃないのですが・・・何となく今までのお米と違うというのはわかる。

炊きあがりの香りと、モチモチとした噛み応えの中にある米の甘みはやっぱり美味しいお米だなと思いました。なるほどこれがこしひかりの味かと。冷めても美味しいお米でして、何も言わずにお弁当に入れたら旦那氏がお米変えたと一発で気がついた位ですので、やっぱり食べれば違うんだと思います。

美味しいお米に慣れてしまうと、なかなかランクを下げることができなくなるんですよねー。日本人なら毎日のようにお米は食べますし、とはいえ良いお米ってやっぱり高いしね。。でも、この価格で美味しいこしひかりが買えるのであれば、今後も買い続けることができます。

特に最近の農産物では、産地やら成分やらを気にする消費者も多いですし、自分の目で安全安心を確認してお米を選びたい人にとっても良心的でよい製品だと思います。旦那氏がいたく気に入った様子ですので、我が家はしばらくこのお米でいくことにするかな。。

おすすめ度：★★★★