コストコのアラスカ産タラバガニ ２

前回（コストコのアラスカ産タラバガニ）の続きです。未読の方はよかったら先日の記事からお目通し頂ければ嬉しいです。

さて、コストコで巨大タラバガニ3.3kgを手に入れ、自然解凍を待つこと丸1日。。実際は丸2日位待った方が綺麗に解凍できたのかもしれませんでしたが、時は既に12月31日。

コストコから巨大タラバガニを捕獲したことを早々報告し、旦那氏の実家で大人5人が意気揚々と待っています。ついでに子供も3人いますので、我が家の乳児を含め9人で今夜はカニ祭りです！！ヒャッホウ！

えーと、ちなみにカニを予約した時点では、どのようにして食べるかあまり考えていませんでした・・・

私がはじめに想定していたのは、半分はグリルで焼いて、半分はカニ鍋かなー？みたいな感じで安易に想像していたのですが・・・実際にカニの姿を見てその想像は打ち崩された感じです。

カニ鍋にするとしても、他の具材が一切入りそうにないですし。。魚焼きグリルで焼くにしても、せいぜい足２本か、頑張って３本ってとこでしょうか？

受け取り時にコストコのカニ担当の方にタラバガニを美味しく食べる方法を聞いてみたのですが、浜茹でされたタラバガニの場合は、蒸して食べるのがおすすめとのことでした。

すでに火は通してあるので、解凍したらそのまま食べることができるのですが、もしも一手間加えて食べたい場合はカニの身が温まる程度に、なるべく短時間で一気に蒸して食べるのが１番良いとのことです。

（あくまで教えていただいた話ですので、実際はどんな食べ方でも良いと思います）

タラバガニの身は柔らく、水分が多いため、鍋などで茹でることにより旨みが煮汁に逃げてしまうそうです。蒸せば旨みが身に凝縮し、閉じ込めることができるので、一番カニの味を堪能できるとのこと。

浜茹での時点で塩気を付けているので、特別味付けも必要なく、酒蒸しする必要も無いとのこと。。ちなみに、足だけで販売されているタラバガニは、解体後に塩で茹でられている為、丸々１匹と比べると少し塩気が強く、解体前に丸々１匹で茹でられたものの方が塩気が丁度良く美味しいとおっしゃられてました。

蒸す・・・か・・・

それで思い出したのが、我が家の秘密兵器であるティファールのスチームクッカー（コストコでも販売されています）

これなら短時間で一気に蒸し上げることができますし、テーブルの上で電気の力で直接調理できるので蒸し器を囲んで食べられますね！

いいね、いかにもパーティーっぽい、いやカニ祭りっぽい！グッジョブ蒸し器！！

早速ですがスチームクッカーにどーん！とのせてみました！

どーん！！　　なんとー！！　おまらない！！

いや、ごめん。知ってた！絶対入りきれないこと知ってて入れてみた！（笑）

タラバガニが大きすぎて面白かったからちょっとやってみただけです。いやーこう見てみると、なんだか便器にハマって動けなくなったみたいに見えて思わず笑えてきます。スチームクッカーも容量はかなりあるはずなのですが、こうみるとすごい小さく見えちゃうよね。。

というわけで、身体、足、ハサミなどをいい感じで解体してからスチームクッカーに入れてみました。蒸し器は２段ありましたので、胴体と足で分けています。タラバガニは身体全体に鋭いトゲがいくつもありますので、解体時は怪我をしないように注意してくださいね。

胴体１個入れるだけで２段目が完全に埋まってしまいました。。何度も言いますが、なんじゃこの巨大さは・・・。１段目も、もちろん足が全部入るわけではなく、手足全体の1/3位の量でしたかね。。残りは第二陣で蒸すことにして、いざ蒸し器ＯＮ！

10分位でいい感じに湯気が出てきたのでスイッチを切って頂きました！今回は半解凍の状態だったので甲羅の部分はまだ冷たかったけど、足はいい感じで蒸しあがってました。やっぱりしっかりと解凍して食べた方がよかったかもです。今更ですけど。。

身がでかい！期待以上に大きな殻の中に隙間なくギッシリ詰まっています。しっかり蒸されると殻も柔らかくなりますので、キッチンバサミなどで簡単に切り込みを入れることができますし、足の中心をバリッと折ってみると、中の身がブリっと出てきます！すごい！カニのCMみたい！こういうの夜中の通販とかで見たことある気がする！

お見苦しい写真で申し訳ない。でも、なんとかこのタラバガニのマッチョな肉付きをお伝えしたくて。。

身の繊維１つ１つ、細胞１つ１つがプリプリして、新鮮なまま調理されている感じがよくわかります。見てください。この足の太さ。口の中いっぱいタラバガニの身で支配されて、もう超贅沢。もう超幸せ。もちろんこんなカニの食べ方生涯初めてです。。味も美味しい！カニの身の甘さ、絶妙な塩気、本当調味料は何もいらずに美味しく食べられます。

カニを食べる時って、普通カニスプーンみたいなものを使って、夢中でほじくりながら食べるから自然と無口になるって言いますけど、全然そんなことない！このタラバガニの場合、ちまちまほじくって食べるなんてことが全く必要なく、殻をバリッと割ったら簡単に身が出てきますので、全然皆無口になりません。

むしろ「ほら見ろ、こんなに大きな身を発掘したぜ！」と、自分が今から口に入れるカニの身の大きさを自慢し歓声が上がるといった変なテンションで逆にやかましい位です。いいですね！これこそカニ祭り！

甲羅の部分もバリッと剥がしたら前掛けの部分や足の付根部分にたっぷりと身が詰まっていました。ちなみにガニと呼ばれるエラの部分は食べられないのですが、うちのバブーがカニの塩気にいたく気に入った様子で、ずーっとしゃぶっておりました。

そしてもう一つ付け加えると、実は蒸す前の状態で自然解凍したものをキープしておいて食べてみたのですが・・・これがまたまためっちゃ美味しいです。むしろ蒸す前の方がカニの甘さが際立ち、美味しいところが全て凝縮されたような味でした・・・ちょっと冷たかったけどね。

カニの温度にこだわりがなければ、自然解凍をそのまま食べた方が美味しいようにも感じました。ちぃぃしっかり時間をかけて、ゆっくり解凍できていれば・・・この味を知ったのは蒸した後だったのでちょっとだけ悔やまれます。。

結局、大人5人（と、あまり食べなかった子供3人）で全部食べてしまったのですが、カニだけで完全に満腹になってしまいました！さすがにカニだけじゃ大人5人の腹を満たすことはできないと思っていたので別に色々年末のご馳走を準備していたのですが、他の料理まで全然手が回りませんでした。本当にカニだけでお腹いっぱいになっちゃったわけです。

ちなみにこの後、残った蟹の身を使い、贅沢なカニ雑炊を作った上、食べ終わったカニの殻を大きな鍋でコトコト煮まして、ダシが充分に出たもので翌日カニのお味噌汁を作って食べました。3回料理された後、姿形が変わってしまったカニはようやくお役御免となりました。。

はぁぁ本当に幸せだったな。今すぐにでも年末にタイムスリップして、もう一度タラバガニを解体するところから始めたいとか、今年に入って何度言った事でしょう。16,200円は確かに高い買い物でしたが、考えようによっては大人5人が満腹になるほど食べられたわけですから、1人3,240円でタラバガニが堪能できたと思えば安いものです。

というわけで、夢のような年末を過ごすことができたという点で、間違いなく今年の年末もリピです。

コストコのアラスカ産タラバガニ、絶対絶対おすすめです。