さくら鶏＆アルゲンティニアスパイス

さくら鶏＆アルゲンティニアスパイス
購入時価格　928円（89円/100g）

新商品としてメルマガで紹介されているのを見て気になっていた、さくら鶏＆アルゲンティニアスパイスを購入しました。

さくら鶏の手羽元が使われているようでして、そちらに粗挽きの調味料が色々とまぶされているように見えます。

ポップには100gあたり89円と書かれており、内容量によって販売価格が微妙に違う感じですね。正味量はおおよそ1000g以上〜1500g以下から選べます。私が選んだものは正味量1043g。価格は928円でした。

このまま焼くだけで食べられる、というプルコギビーフやジャーマンポークステーキ等と同じシリーズの商品ということですね。こういった商品は1パック分を一気に調理する必要がなく、食べる人数によって調理する量を調整できるから便利なんですよねー。小分けして冷凍保存もしやすいですし。

さくら鶏の手羽元は今までにも何度か購入したことがあります。さくらどりなので美味しさは間違いないのですが、骨がある分、数が多いと冷凍保存する時にかさばってしまいましてね・・・。もも肉やむね肉と比べるとリピ率は低いです。

手羽元と言えばうちではもっぱら煮物の味出し用としての用途が多く、フライパンで焼いて食べるということはほとんどなかったので、手羽元を焼いて食べる前提で販売されている商品はなかなか新鮮な感じがしました。

アルゲンティニアスパイスというのは今回初めて知った名前です。以下、新発売された時のコストコのメールに書かれた説明文です。

昔々アルゼンチンのカウボーイ（ガウチョ）が大草原でBBQをする際に使用していたと言われるスパイスミックスを、さくら鶏の手羽元に合わせました。フライパンもしくはオーブンで焼いてお召し上がり下さい。

うーん。この説明分だけだと中身についてはよくわからないのですが、「アルゼンチン風スパイスミックス」ということでいいのかな？

このスパイスはお肉にまぶして使う事が多いらしく、アルゲンティニアスパイスをまぶした鶏肉料理をアルゲンチキン、豚肉料理をアルゲンポークという言い方をするみたいです。つまりこちらは、さくらどりの手羽元を使ったアルゲンチキンということになりますね。

最近は手羽元を買っていないので、最近のさくらどりの手羽元の価格は把握していないのですが、以前買った時は50円/100g程だったので、そう考えるとちょっと割高感はありますね。

ただ、自分が知らないスパイスを使って調理されているということですので、普段なかなか食べる機会がない異国感がある料理を気軽に試せるというのはコストコのデリカの良い所ですよね。焼くだけでOKという簡単調理で良いというのも価格に反映されていると考えると、そんなに悪くは無いかなぁと。

また、コストコで販売されている1パックの量はどうしても多いので、2.4kgもいらないよー！って方はこちらの方が量も少ないし、買いやすさはありますよね。

名称：味付手羽元
原材料：鶏手羽元（国産）、スパイスミックス、イタリアンパセリ
保存方法：要冷蔵4℃以下
消費期限：購入日含め3日

全部で19本の手羽元が入っていました。仮に1人5本ずつと考えると、1パックで大人4人分というところかな。

アルゲンティニアスパイスの原材料には「スパイスミックス」としか書かれておらず、内容に関しては不明で謎は深まるばかり・・・。たっぷりと振られていた緑色の葉はイタリアンパセリですが、まぶされている他のスパイスによって全体的にお肉が紅色っぽく染められているようにも見えます。一見辛そうな色合いです。

これはもしかすると唐辛子？それともパプリカパウダーかな？蓋を開けたら黒胡椒の香りも強いです。見るからに大人臭がプンプンします。

調理方法は味付処理済みということでこのままフライパン等で中心部まで十分に加熱してお召し上がりくださいとのこと。骨付きのお肉は火の通りが難しいんですよねぇー。フライパン調理が苦手な方は、オーブンで焼いても良いかもしれませんね。

今回は、1本ずつ骨に沿って包丁で切込みを入れ、そのままフライパンで焼き色が付くまで焼きました。お肉から油が出てくるので油はほとんど使わなくても良さそうでした。

実際に食べてみた感想として。

一言で言えば・・・難しい味です。というか、どんな味だと一言ではとても言い表せない複雑な味でした。赤色のスパイスは一見辛い雰囲気だったのですが、見た目ほど唐辛子辛さは強くありませんでした。どちらかといえばブラックペッパーの風味の方が際立つ感じだったかな。

塩気はかなり薄く、スパイスの風味と鶏肉の旨味で食べているような感覚ですかねー。味付自体控えめかと思いきや、後口はしっかりスパイシーです。

見た目よりもかなり控えめな味わいで、これでご飯がモリモリイケる、という感じではなく、かといってビールのおつまみにするには塩気は薄いです。でも香辛料の風味はしっかりあるので子供向けという感じでもありません。

一緒に食べた旦那氏は、肉の旨味がわかる絶妙な味付けってことなんじゃない？！なんて言ってましたが、私個人の意見としては薄味すぎてなんだかちょっと物足りない。食べながらもっと塩を足したいなぁーと思わずにはいられませんでした。

2日目は、このままお肉に片栗粉＋小麦粉をまぶしてカリッとした唐揚げにしてみました！

個人的な好みですと唐揚げの方がジューシーで香ばしくて美味しい！と思いました。が、やはり塩気はかなりマイルドですね。この味付けが美味しいというよりは、さくらどり手羽元が美味しい！という感じでした。

揚げてもスパイシー感は多少残っていましたが、やはりグリルの方がより香辛料の風味が強いといいますか、アルゲンティニアスパイスの良さが活きている調理法だなと思います。

美味しかったのですが、もしも唐揚げにしちゃうんだったら、このお肉を使うのはちょっと勿体無かったかな？これならば単価が安い手羽元を買って自分で好きに味をつけた方が良いかも。。

内容量としては、夫婦2人分で2回に分けて食べるのに丁度良い分量でした。パックに入っている量は微妙に違いますが、やはりはじめに思った通り1パックおおよそ大人4人分といったところだと思います。

当たり前ですが手羽元なので骨がありまして、食べるのにどうしても素手を使う必要があり、食事中に手が汚れてしまうというのがちょっと面倒に感じてしまうんですよねー。煮込み料理で使う手羽元は、お箸で少しつついただけでホロホロ身がほぐれて食べやすくなるのですが、グリルや唐揚げだとそういう訳にはいきませんからね。

このスパイス自体は決して嫌いではなく、鶏肉との相性も悪くはありません。相変わらずさくらどりは美味しいですし、購入した分は美味しく食べてしまいましたが、リピート買いするかと言われたら多分しないかなー。

お手軽に調理できる点はとっても良いんですけどねー。私はこれを買うよりも、普通にさくらどりの手羽元を購入して自分で好きな味付をした方が好みだな、と思いました。ただ、アルゲンティニアスパイスってこういう感じなんだなーというのが分かったので、そういう意味では買って良かったです。

おすすめ度：★★★