リーキ（西洋ネギ）

ベルギー産　リーキ　500g
購入時価格　298円

コストコのウォークインクーラー内で販売されていたリーキを購入しました。こちら、少し前のメルマガで新商品として紹介されていた商品になります。

リーキは地中海沿岸原産の野菜で、別名ポロネギ、ポワロー、西洋ネギとも言われているそうです。私にとっては手に取ったのも初めての野菜でした。この野菜、おしゃれスーパーとかだと普通に売ってたりするのかな？

日本でも一部の地域で生産されているそうなのですが生産量は非常に少なく、日本に出回っているのはベルギーやオランダなどのヨーロッパ産、もしくはオーストラリアやニュージーランドのオセアニア産の輸入物がほとんどらしいです。

今の時期に新商品として販売されているということは、本場ヨーロッパでも日本の白ネギ等と同様、旬は冬の寒い時期ということなのでしょうね。

太さによって本数はマチマチだったのですが、大体太いもので3本〜細いもの5本ずつくらいがワンセットとなっていまして、薄いビニール袋にぴっちり包まれていました。

珍しい食材の割には、今の時期の白ネギとあまり価格も変わらない感じがして思ったよりお手頃だったので試しに購入してみることにしました。私が選んだものは太めの3本セットです。

以下、コストコのポップに書かれていた紹介文です

リーキは西洋ネギの一種で、日本の白ネギと比べてまろやかな味わいです。シチューやスープ等の煮込み料理にもお奨めです。

見た目はほとんど白ネギと同じ感じかな。長さがおおよそ35cm、そのうちの可食部分、つまり白い部分は27cm前後。青い部分は包装される際にカットしてくれているような感じです。太さはおおよそ2.5cm位。結構太め。

白ネギとの違いは、青い葉の部分が筒状にならずＶ字型になっている点。青い部分だけを見ると巨大なニラのような感じで葉が平べったくなっていました。青い葉の部分は白い部位と違って硬めなので、この部分は食べることなく取り除くみたいです。

リーキで作れる料理を調べてみると、基本的にはネギと同様の使い方で煮たり焼いたりでOKとのこと。炒めもの、天ぷら、スープ、グラタンなど加熱料理で使用することがほとんどのようですが、現地で若採りされた細くて柔らかいものは、生のままサラダにして食べたりもするそうです。

コストコで販売されていたものは大抵成熟したものばかりのようですので、サラダという感じではなさそうでしたけどね。

カットしてみたところ、リーキは葉が1枚1枚しっかりしていて肉厚な感じがしました。何層にも葉を重ねながら大きな丸みを帯びている姿は、まるで木の年輪みたいです。

外から見た感じだと水分の量はそこまで多くはなく、みずみずしさとかジューシーさに関しては日本の白ネギの方が強いかな。水分量はもしかすると、海外から時間をかけて運ばれたものと、採れたて産直との違いかもしれませんけれども。。

というわけで、冷凍保存しておいたスパイラルハムの塊と、野菜室の余り野菜を使ってポトフに。大きめにカットしたものをお鍋に入れて煮込みましたが、太くて立派なのでお鍋の中での存在感が抜群ですね。

30分位煮込むとリーキもトロリとして柔らかくなりましたが、煮崩れなどすることなく盛り付けた時の見た目も綺麗な感じになりました。

日本のネギよりもネギ特有の匂いがなく、クセもありません。しっかりスープを含んで甘味があって美味しかったです！

こちらはリーキのグラタン。さっと茹でたものを2cm程度の輪切りにし、軽く塩コショウしてフライパンで焼き目をつけたものをグラタン皿に並べ、ホワイトソースとチーズ、パン粉を振ってオーブンで焼きました。刻んだつるしベーコンも一緒に混ぜ込みましたよ〜。

これが食感はネギの繊維っぽさというか、しっかりした歯ざわりがあるにも関わらず、味はいい意味でネギっぽくないというか苦味とか青っぽさとかが無くて美味しかった！

一度焼き目を付けたからかな？焼いた方が甘味が増す感じで好きだったかも。ホワイトソースとの相性も抜群でした。

私はネギの独特な匂いとかも好きなので、すっごくネギネギした料理も大歓迎なのですが、リーキはそういう意味ではネギっぽい匂いはほとんど無くクセも少ないので、ネギ好きな人にとってはちょっと物足りないかも？とは思います。

逆にネギの風味が苦手な人や子供にはよいかもしれませんね。

私にとってはコストコで手に取らなければ、おそらく今後も知ることのなかった野菜です。こういう出会いもコストコの面白さだなーと思います。

おすすめ度：★★★