ミラノ風ポークカツレツ

ミラノ風ポークカツレツ　
購入時価格　151円/100g

コストコでミラノ風ポークカツレツを購入しました！

こちらは、スライスした生の豚肉にカツレツミックスをまぶしたものが1つの容器にどっさり入っていまして、プルコギビーフやさくら鶏＆アルゲンティニアスパイスなどと同様、持ち帰って必要な分だけを加熱調理していただくという商品になります。

すでに味が付いているため簡単調理でガッツリ食べることができ、とっても便利！4月の末頃に新商品として発売された商品です。

イベリコ豚のロースや、ドルチェポルコのばら肉等、最近ヨーロッパ産のお肉がちょこちょこコストコに登場していますよね。こちらで使用されているお肉も「ミラノ風」だけあって、イタリア産の豚肉が使われています。

はるばるヨーロッパからやってくるお肉といえば、もっぱら生ハムやソーセージのような加工肉のイメージがあり、あまり生肉の印象が無くどうなんだろー？なんて思っていたのですが、以前購入したドルチェポルコがなかなか美味しかったので、ミラノ風ポークカツレツもとっても気になっていました！

しかも調理はフライパン1つでOKということですから、誰でも簡単に調理ができそうですね！見たところ中身はお肉ばかりが山のように積まれており、他の野菜やら具材やらでカサ増しされているような雰囲気もなくお得感があります♪

以下、メルマガの商品説明です。

ミラノ風ポークカツレツ　MILANO STYLE PORK CUTLET
イタリア産の豚肉にローズマリー・バジル・ローレル・オレガノ・タイム等のハーブとパルメザンチーズを加えた衣を付けた本格的なカツレツです。風味豊かな食感がお楽しみ頂けます。

私の中では、ミラノ風カツレツは薄いお肉で作ったカツにトマトソースがかかっているイメージだったんですよね。そもそもミラノ風カツレツってどういうものなんですかね？明確な定義があるのかなー？？

気になったので調べてみたところ、諸説あるようですが、ミラノ風カツレツは名前の通りイタリアのミラノ名物料理の一つでして、本場のものは「たたきのばした」子牛のロース肉に溶き卵、パン粉をつけ、「多めのバターを使って」両面をきつね色に焼き上げるものなのだそうです。

また、特別にソースなどは添えず、好みでレモンをしぼって食べ、パン粉の香ばしさとバターの香り、肉の旨味を楽しむものなのだとか・・・なんだか思っていたものと違う( ﾟдﾟ)

原材料名：豚肉（イタリア産）、カツレツミックス（パン粉、食塩、小麦粉、砂糖、にんにく、レッドベルペッパー、トマトパウダー、粉末卵黄、オレガノ、タイム、ローズマリー、バジル、パセリ、ローレル）、ナチュラルチーズ、パセリ、調味料（アミノ酸等）、増粘剤（キサンタン）、アナトー色素
保存方法：要冷蔵4℃以下
消費期限：加工年月日含め3日
正味量：1310g
購入時価格：1,993円

蓋を開けたらこんな感じ。お肉ドッサリです。ふわっとニンニク＋ハーブっぽい香りがして、以前販売されていたジャーマンポークステーキを思い出します。ちなみにこちらのお肉、精肉担当のスタッフさんに教えてもらったところ、前に購入したばら肉と同じドルチェポルコが使われているそうです。

お肉1枚は一般的なしょうが焼き用ロースみたいなサイズと厚みでして、全てが同じ大きさ、同じ形というわけではなく大小ありますが数を数えたら全部で21枚入っていました。

私が選んだものは内容量1310gということなので、おおよそお肉1枚辺り60〜70gといったところだと思います。上にのっている葉っぱはイタリアンパセリですね。

お肉1枚1枚に衣＋味付の役割となっているカツレツミックスがまぶされています。ただ、まぶされ方に関しては粗が目立ちました。目が細かめのパン粉で、いわゆる「とんかつ」と比べるとお肉に付いている衣はかなり少なめ。お肉が重なっている部分をめくってみると、ここほとんど生肉なんじゃ？と思えるところもあったり。。

ラベルに調理方法が記載されていまして、そこには「フライパンに多めの油を熱し、中火で焼き上げます。焼き色が付いたら裏返して弱火でじっくり焼き、中まで火が通ったらお皿に盛り付け、お好みでトマトソースをかけてお召し上がり下さい。 ※オリーブオイルで調理すると、一層風味良くお召し上がり頂けます。」と書かれていました。

普通の揚げ物と違って油の量が少なくて済むのは良いですね。調理も簡単そうだし、フライパンで作れるし、調理時間も短くて済みそう。使用した油の処理も一般的な揚げ物より楽だし、なにより手軽に調理が出来るのは助かる！(ﾟ∀ﾟ)

というわけで書いてある通りに調理してみたんですけど・・・うーん、あまり美味しそうに作れなかったなぁ。。衣はサクサクではなくしっとりした出来栄えです。

もともとついていた衣が少なめだったということもあり、ムラのある揚げ具合になってしまった印象があります。

カツレツというよりは衣がついたトンテキっぽいといいますか・・・衣が油を含んだ分、お肉に余計なカロリーがくっついちゃったポークステーキみたいな・・・見るからに油タップリで重たい感じがします。

少ない衣もしっかりとお肉に密着しておらず、ちょっと触ったら簡単に剥がれてしまいますし、私の調理が下手だっただけかもしれませんが・・・しっかり油を切ったつもりなのに食べてみるとやはりサクサク感は感じられず。。

味は美味しいんですけどね。ハーブの香り豊かでお肉の味を活かした味付だと思います。にんにくと塩気はちょっと強めでスパイシーな香りがありますので、おちびにとってはちょっと大人味かな〜と心配だったのですが、肉質は柔らかく4歳のおちびも美味しそうに食べていました。

原材料に書かれていたナチュラルチーズは衣に入っているのかな？入っているのが分からないほどチーズ感は少なめで、にんにくとオレガノとローズマリーの風味が強いです。やはり、ジャーマンポークステーキに似た部分があるなぁと思いました。

衣の少なさが気になったので、試しにこのお肉をもう一度卵液に浸し、新たにパン粉をまぶして揚げ焼きにすると、表面サックサク、中身しっとり柔らかで美味しいカツレツを作ることができたので、もしかしたら単純に私が衣が少ないものを選んでしまったのかもしれません・・とはいえ、パッケージの上からしっかり衣がまぶされているものを選ぶのはなかなか難しいかも。。

衣が少ない状態で揚げ焼きにすると、どうしても上手に調理ができず、なんとなくベタベタした出来栄えになってしまうんですよねー。かといって、毎回卵液や衣を付け直して調理するのもなかなか面倒なので、結局普通にポークステーキを焼く感覚で少なめの油で調理する形で落ち着いています。

カツレツ、という感じではありませんがこれはこれでアリかなーと。しっかり味が付いているのでご飯のおかずにピッタリ！お弁当にも入れたいところですがちょっとニンニクが強いかな。お弁当が臭くなって嫌がられちゃうかも？

あと、気になる点といえば・・・コストコで最近販売されている欧州産のお肉は全て冷凍で輸入されたものでして「解凍肉」として販売されているんですよね。

今回ミラノ風ポークカツレツで使用されているお肉も解凍肉とのことなので、食べきれない分を冷凍保存した際、味が落ちてしまわないかちょっと心配です。

うちの場合、消費期限までに消費しきれなかったお肉は1枚ずつラップに包んで冷凍保存しているのですが、細かくカットして炒めものに加えるといった使い方ですと、特にお肉の味が落ちた！とも感じずおいしく食べられています。

下味がしっかり漬けられている分、再冷凍でも生肉ほどの味の違いはないのかも・・・？

総評として

まぶされている衣の少なさが気になりました。こういったカツ系の料理は素材のお肉の美味しさはもちろんですが、衣の付き方も料理の美味しさを左右する重要な要素なので、パリサクの衣が好きな私としては、もう少ししっかり衣が付いていた方が良かったなと思いました。

ただ、衣が増えたら増えたで衣が水分を含んでしっとりしてしまいそうな気もするんですよね。そういう意味では、こういった衣を付けるタイプの料理は、持ち帰って調理するシリーズとしては不向きなのかなーという気もします。

味はジャーマンポークステーキの味を思い出させる味で美味しかったです。なので余計に衣が残念に感じました。個人的にはジャーマンポークステーキが復活してくれると嬉しいんだけどなー。

おすすめ度：★★