イタリア産豚肉　ドルチェポルコ（バラうすぎり）

イタリア産豚肉　ドルチェポルコ　バラうすぎり（解凍）
購入時価格　118円/100g

コストコでイタリア産の豚肉を購入しました！イタリア産の精肉って珍しくないですか？

ドルチェポルコって名前もオシャレな感じで、なんだか名前だけでも美味しそうな感じがしますねぇ〜。名前の由来は、イタリア語のドルチェ（甘美な）ポルコ（豚）からきているそうです。

コストコの豚肉といえば国産の商品が人気で、ロースやバラ、小間切れと種類も豊富です。柔らかいし、旨味があってとっても美味しいので、これらはコストコで購入する大好きなお肉のうちの一つなのですが、最近はお肉の価格がすごい上がってるんですよねー。びっくりだー( ﾟдﾟ)

加工の手間が少ない豚バラ塊でさえ、100gあたりの価格が170円台だったりして、1パック3,000円超えているというのがもはや当たり前になっていたりします。前は同じ内容量でももっと安かったのに〜(TдT)

最近はスーパーやお肉屋さんでもお肉の価格は上がっているので、コストコの販売価格が他店と比べて特別高い！という印象はないのですが・・・やはり、以前ほど積極的に買おうという気持ちにはどうしてもなれず。。

そんなわけで最近は、豚肉を買う際は豚バラよりも価格が安い小間切れ肉を利用することが多くなりました。ただ、メニューによっては、この料理は豚バラの方が美味しいんだけどなーと思うことがよくあるんですよね・・・できればココぞの時に使えるようにストックしておきたいなぁと思ったりします。

価格が上がったということもあってか、最近のコストコでは豚肉も国産だけでなく、アメリカ産などの価格が安い商品の取り扱いも増えています。そんな中、今回見つけたのがこちら、イタリア産のドルチェポルコという豚バラでした。

ちなみに、隣にはスペイン産イベリコ豚のしゃぶしゃぶ・炒めもの用の薄切りというのも並んでいてこちらも大変気になったのですが、今回は豚バラが欲しかったのでこちらを選ぶことにしました。

他のケースに並べられていた国産豚バラ薄切りと、お肉のパッケージやボリュームは似てますが、微妙に赤身部分の色が違う印象があります。国産の方がピンク色で、こちらは赤っぽいというか色味が濃い感じです。

ただこちらの場合は、コストコの国産の豚肉とは違い、冷凍された状態で輸入されたものを解凍して販売している「解凍肉」なんですよね。

まとめ買いしたものを自宅で小分けフリージングし、少しずつ食べるという方法でお肉を消費している我が家にとって、お肉の質が落ちる「再冷凍」はどうしても避けたいところ。。

一瞬手に取るのを躊躇したのですが、良く見てみるとそこまで溶けきっていない状態のお肉もありまして・・・これをこのまま小分けして冷凍保存すれば良いかなと、できるだけ溶けないように気をつけて持ち帰ることにしました。

というわけでこちら、ラップを外した写真です。脂の部分と赤身の部分がハッキリ分かれているお肉で、赤身の中の霜降りは少なめ。ダイエットしたら痩せやすいタイプの肉質という感じですね。（←勝手なイメージです）

名称：豚肉
要冷蔵：4℃以下
消費期限：加工年月日含め3日
正味量：1306g
購入時価格：1,541円

イタリア産「ドルチェポルコ」とは
イタリアのクレモナ地方で長期肥育された豚肉です。上品な甘さとクセのないまろやかさが特徴。特に脂の旨味に定評があり、塩と胡椒でシンプルにお召し上がりいただくと、より一層甘さを堪能して頂けます。

イタリアのポルコと言えば・・・紅の豚を思い出すのはきっと私だけじゃないはず！飛ばない豚はただの豚らしいのですが、ただの豚でも美味しけりゃ良いじゃない！(ﾟ∀ﾟ)

ドルチェポルコは、イタリアの指定された農場でしか飼育されていない血統登録されたブランド豚で、通常6ヶ月で出荷されるところを3ヶ月長い長期肥育を行うことで、脂肪をしっかり付けさせている豚なのだそうです。現地では、生ハムやベーコンの材料にもされているとのこと。

言われてみたら確かに脂は多めな印象。そして赤身の部分が特に赤くて、見た目生ハムっぽい雰囲気があるような・・・このお肉の塊で自家製ベーコンとか作れたらきっと美味しいだろうな(￣￢￣)

この豚バラの良い点は、いわゆる「うす切り」が、皆さんが想像する通りのうす切りであること。厚さおおよそ3ミリ位の、よくあるうす切りのバラ肉です。私が今回購入したものには40枚入っていました。

サイズが揃えてあるので加工も調理も小分けもしやすいという、当たり前のことが嬉しいですね。適当にカットして焼いてもよし、肉巻きにしてもよし。枚数単位でプレスンシール等を使って小分けしておいたら使いたい時にサッと取り出すことができます。

コストコの国産豚バラのうす切りは、うす切りという名前でも全然うす切りじゃないんですよね。もう豚バラ厚切りと言っていいレベルなのです。この厚切り具合がまた美味しいんですけど、それではとても肉巻きなどには使えません。そういう意味で汎用性はドルチェポルコの方が高いと思います。

さっそくシンプルにフライパンで焼いてみたのですが、とにかく脂が溶け出す量が多い！そして脂が溶けるのが早い！フライパンに油をひく必要が無いというレベルではなく、バラ3枚をフライパンで焼き始めた時点でフライパンの底が油浸しになっちゃうほど！

注意しておかなければ、自分から解け出した油で揚がってカリカリになっちゃう勢いです。うす切りだから火が通るのも早いので、本当にサッと火を入れるだけで食べられます。

脂肪の融点が低いということなのかな？ただ、油そのものはギトギトじゃなくサラッとしている印象なので、お肉だけじゃなく野菜とかを一緒に炒めたりすると良さそうですね。さっと火を入れて柔らかく仕上げるか、じっくり火を入れて脂を出し、カリッとした仕上げにするか、調理法によって焼き上がりが変わります。

というわけで肝心の味について。

味、良かったです。普通に美味しかった！

イタリア産だから、長期肥育だから、というのは正直私の口ではよくわかりませんが、臭みも無く、脂は甘く、コクもあって美味しかったです。これで100gあたり118円はとても安いと思います。

個人的には塩コショウで味付けした後、じっくり火を入れてカリカリのベーコンみたいな感じで調理するのが気に入っています。脂がしつこくなく、クドい感じもなく食べることができました！

国産豚バラと比べたらどうかなー？食べ比べて味を比較したわけではないんですけど、個人的には国産豚バラの方が美味しい気がしています。でも今の価格差が今後も続くのであれば・・・多分リピするのはドルチェポルコの方かな？作るメニューにもよりますが、やっぱりうす切りというのは何かと使いやすいですね。

少なくともスーパーに並んでいる豚バラよりはドルチェポルコの方が美味しく感じました。脂が多いという点については好みもありますので何とも言えませんが、見た目ほどしつこい脂ではなかったというのはハッキリと言えます。

総評として

安価な豚バラですが、味は良かったのでまた買いたいと思いました。ドルチェポルコの特徴でもある「脂が多い」というところが、好みの別れる所かも。豚バラは好きだけど、なるべく脂が少なめな商品を選んでしまう、という方には向いていない気もします。

実際に食べた感想としては、見た目ほどコッテリせず比較的扱いやすいお肉だと思いました。コストコらしく量だけはとにかく多いので、期限内で食べられるよう工夫は必要です。シェアしたり、小分けしたり等、上手に消費することができれば、デイリーに使用できるとってもお得なお肉だと思います。

おすすめ度：★★★