USAプライムビーフ　肩ロース　すき焼き

アメリカ産プライムビーフ　肩ロース すき焼き
購入時価格：208円/100g
ITEM# 98416

昨年（2019年）の10月下旬頃に新商品として登場したプライムビーフの肩ロースすき焼き用です。コストコで販売されている牛肉といえば、最近はUSA産プライムビーフがすっかり定着した印象ですね〜。

プライムビーフとはアメリカ産の牛肉の格付け等級のひとつです。日本ではA3やA5といった国産和牛の格付け等級がありますが、アメリカにもUSDA（米国農務省：日本で言う農林水産省）が制定しているアメリカンビーフの格付けがあり、牛の種類や性別、成熟度、脂の入り方などによってランク付けされています。

その等級は、優れたものからプライム、コマーシャル、チョイス、ユーティリティ、セレクト、カッター、スタンダード、キャナーの8等級に分類されており、その中で日本に輸入される牛肉は、プライム、チョイス、セレクトの3種類と言われています。

コストコではこれまで、CHOICE（チョイス）という等級のお肉が定番として販売されていたのですが、いつのころからか最高等級の「PRIME（プライム）」も取り扱われるようになったんですよね〜。コストコのアメリカンビーフには等級を表す「CHOICE」もしくは「PRIME」といったシールが貼られているので、そちらで判断して選びます。

はじめの頃は同じ肩ロースという部位でも等級が違うだけで、100gあたりの価格が大きく違ったので・・・プライムビーフは特別感があるお肉という感じでなかなか気軽には手が出せず、記念日やおめでたい事があったお祝いの日なんかに奮発して買っちゃう！みたいなところがあったのですが・・・

最近のプライムビーフは、かなりお手頃価格で購入できるようになったので、なんだか以前ほどはありがたみがなくなってきている気がします・・・(；´∀｀)だって、100gあたり200円ちょっとで買えちゃったりするんだもんね。。

ヘタしたら最寄りのスーパーで販売されている名もない牛肉より安かったりすることもあるので、コストコのコストパフォーマンスの高さには毎度驚きです。

ちなみに、コストコのプライムビーフと言えば、これまでは肩ロースの焼肉用という、かなりぶ厚め＋大きめサイズで販売されているものが主流で、私自身もよくリピートしていました。

お肉はなるべく厚切りの方が美味しい！という持論があり、できるだけ厚切りのものを選んで買ったりもして、これがやっぱりコストコだ〜！なんて思っていたりもしたのですが・・・今回新しく販売開始になったのは「すき焼き用」という今までのコストコでは販売されていなかった極薄切りのお肉！！

コストコなのにお肉が薄いなんて！( ﾟдﾟ)・・・と思ったりもしましたが、日本のスーパーで販売されている牛肉はむしろこの手の薄切りカットの方が圧倒的に多いため、すき焼きのお肉としてはもちろん、普段使い用としてはむしろ、焼肉用カットよりもこちらの方が活用しやすく、手に取りやすいかもしれません。

ただ、内容量はやっぱりコストコなので安定の2kg弱。単価は安くても販売価格は4,000円台のものがほとんどです。価格はグラム売りになっているため内容量によって違うのですが、だいたい1700gから2500gくらいの中から選ぶことになります。

商品詳細

名称：牛肉
保存方法：要冷蔵4℃以下
消費期限：加工年月日含め4日
正味量：1801g
価格：3,746円

実はこの商品、すでに何度かリピートしています！(´艸｀*)普段は248円/100gくらいで販売されているのですが、このときはたまたま特別価格で208円/100gとグラムあたり40円も安くなっていました！

この数字だけ見ると微々たる違いのようですが、実際に購入するお肉の量はおおよそ2000gですからね！同じお肉なのに800円も違うとなるとすごくお得感がありますよね〜(´艸｀*)

プライムビーフ肩ロースすき焼き用は「すき焼き」という名前の通り、焼肉用と比較するとかなり薄く、広めにカットされています。

ただ・・・何回か購入してみて気がついたのですが、どうやらこの「すき焼き用」のお肉はカットの厚みが一定ではないみたいなんですよね。

というのも、私が初めて11月に久山倉庫店で購入したすき焼き用のお肉は、本当〜に薄いカットのお肉で、おおよそ2ｍｍくらいの厚みだったんですよ。

わかりやすく言えばスーパーで販売されている豚バラスライスくらいの厚みでして、それが1枚あたり20cm以上はある肩ロースの大きなサイズになっているので1枚ずつ綺麗に取り出すのがめちゃくちゃ大変すぎました！！

こちらがお肉を1枚だけ取りだしたものです。この薄さ・・・伝わるかなぁ？

お肉1枚がとても薄い上に、肩ロースは真ん中辺りに大きめな筋が走っているため、お肉をパックから取り出そうとすると、この筋に沿ってお肉が裂けるように千切れてしまい、なかなか綺麗に取り出すことができなかったんですよ(；´∀｀)

一方、北九州倉庫店で購入した同じすき焼き用のお肉は、1回目のお肉と比べると2倍くらいの厚み（3〜4ｍｍ）で全然違う印象だったんです。

厚みがあるものは最初に買った2ｍｍ厚のお肉と比べると格段に扱いやすく、取り出すだけでお肉がボロボロに崩れてしまう！ということにはなりませんでした。

どうして同じお肉で違いがあるのかはわかりませんが・・・もしかすると販売当初は薄すぎたのでその後見直されたとか、もしくは店舗によってカットの厚みが違うとか・・・なにか理由があるのかもしれません。

どちらの厚みの方が良いか？というのはお肉の使い方にもよるので、なんとも言いづらいところではあるのですが・・・単純にすき焼きで食べて美味しい！と思ったのは最初に購入した極薄切りの方でした。

ただ写真を見ても分かる通り、お肉1枚広げるだけでも激ムズで、お肉が裂けやすくて猛烈に扱いづらかったんですよね〜(；´∀｀)

スーパーやお肉やさんで販売されているような「すき焼き用」のお肉のように、お肉を1枚ずつ綺麗に取り出せるようにはなっておらず、すき焼き用カットになった肩ロースが、まとめてどっかん！とパック詰めされているという感じです。

その点、二回目に購入した方は、厚みがあるためかお肉を取り出しやすく、幾分扱いやすかった印象ですね。

味について

さっそくすき焼きにしてみましたが、とっても美味しかった〜！(´艸｀*)

お肉は1枚ずつ綺麗に取り出すことができない上に、火を入れるとさらにボロボロになりがちなので、お店で食べられるような美しいすき焼きという感じではありませんが、味は大満足！！

甘辛いタレがしっかり染み込みつつもお肉にしっかり旨味があって、めっちゃお肉食べてるよ〜！！な気分でした！

脂がトロトロに乗って真っ白な和牛の、とろーんと口の中で溶けるようなお肉とはまた違う美味しさで、力強い赤身の美味しさをしっかり味わうことができます。

肉質も柔らかく、筋もほとんど気になることはなく、子供でも美味しく食べることができましたよ〜(´ω｀*)

フライパンで焼いたらこんな感じ！

しっかり加熱したフライパンで裏表を10秒ずつ焼いて、ステーキシーズニングで味付けをしただけです！

注意なのは、めちゃくちゃ薄いお肉なので火が入るのがめちゃくちゃ早いんですよ( ﾟдﾟ)焼きすぎてしまうと肉質が硬くなりがちで、このお肉の良さが半減してしまいます。

すき焼きのように煮る調理やしゃぶしゃぶみたいにサッと火を入れる食べ方なら適当に作っても美味しく食べられるんですけどね〜。焼く調理方法だと、焼き方次第で味の印象が変わるのでちょっと気をつかいます。

焼く料理で使うなら、プライムビーフ肩ロース焼肉用の方が焼き加減を調整しやすいし、旨味もより濃い感じがするので焼肉用をオススメします。

（以前紹介した、コストコの冷凍保存したお肉を美味しく食べる方法という記事に焼肉用カットのお肉を美味しく焼く方法について紹介しているので、よかったらこちらも合わせて参考にしてみてください。）

でも、使い勝手に関しては、焼肉用よりもすき焼き用の方が圧倒的に上だと思います！

こちらはささがきにしたゴボウと一緒にお出汁でサッと煮て、溶き卵を落とした卵とじ丼。

こちらは、STAUBのフレンチルースターココットを使って、無水調理で作った肉じゃがです。お肉が良いと料理全体のレベルもアップします。

薄いお肉は使用量の調整もしやすく、それでいて味が馴染むのも早いので、手早くサッと調理したい時には本当に便利です。すき焼き以外にも色々な料理に活用しやすいと思いました。

取り出す時に裂けやすい！というのはありますが、切り落としのように細かくボロボロになるわけではないので、お肉を広げて火を入れたアスパラや人参などをまきまきして、肉巻きなんかにしても良さそう(´ω｀*)

すき焼き用の形状にこだわらなければ小分けして冷凍保存するのも簡単だし、もちろんこちらも、一度も冷凍保存されていないお肉なので小分けして冷凍しても味が落ちにくいです。

実際、冷凍保存しながらゆっくり利用していますが、とっても美味しくいただいています！

まとめ

お肉は厚切りじゃなきゃ！という先入観がありましたが、プライムビーフは薄切りでもしっかりプライムビーフの良さが出ていました。それどころか焼肉用より色んな料理に活用しやすく、かえってこちらの方が良い！と言われる方もきっと少なくないと思います。

問題点は、お肉1枚ずつを綺麗に取り出すのがとっても困難であるということ。お肉を丁寧に扱わないと取り出すだけでボロっとなってしまうこともしばしばです。

とはいえ、シンプルにフライパンで焼肉にする！といった使い方以外はこちらのすき焼き用カットで十分満足できています。短時間で火が入りやすい点を考慮し、必要以上に加熱しすぎない！というのがこのお肉を美味しく食べるコツだと思います。

あ、そうそう。気のせいだったらすみません。。最近このお肉は毎回見るのですが、私がリピートしている従来の焼肉用カットが店頭から無くなっている気がするんですよね〜どうなんでしょう？私が探しきれていないだけかな？

用途が違うお肉なので、個人的な希望としては常にすき焼き用と焼肉用の2種類が並んでいて、必要に応じて選んで購入できるとめっちゃありがたいんだけどなぁ〜(´ω｀*)

おすすめ度：★★★★