シーアスパラガス　300g

ISRAEL J.O.R FARM Sea Asparagus 300g
購入時価格：798円（2020年2月）
ITEM# 17557

コストコのフレッシュプロデュース内で販売されている、シーアスパラガスという商品です。透明のパックの中には、なにやら見慣れない棒状の緑色の植物が。。

シーアスパラガスという名前から推測するに、アスパラガスに似た海の植物なのかな？・・・と。。

なので、初めて見た時は海外産の海藻かな？なんて思ったりしていました。

食べ方もわからないものだし、300g入りとはいえ価格は798円と、ちょっと高め。時期ものということで、限られた期間しか購入できないものなのかな〜？なんて思いながら傍観していたのですが

結構長い間、取り扱われているような気がして試しに手に取ってみたところ、今まで気が付かなかったけど、パッケージの裏側にちゃんと丁寧に日本語表記で商品紹介が書かれていたんです。

近所のスーパーや八百屋さんではなかなか見つけることができないものだし、やはり私と同様、「なんだこれは？( ﾟдﾟ)」と思う人が多いということかもしれません。

以下はパッケージ裏の説明文です。

シーアスパラガス（別名：サリコルニア）は栄養価が高く海水で自生する野菜です。海岸沿いの浅瀬など塩分の多い土壌で成長します。
シャキッとした食感で、素材そのものに塩味がするので生のままでも召し上がれます。たんぱく質が多く含まれ、ビタミンA、カルシウム、鉄分などの栄養素が豊富です。
生のままサラダで、また蒸したり炒めたり、様々な料理にお使いいただけます。シーアスパラガス自体に塩味があるため、調味料の量は控えめの使用をお勧めします。

これほど丁寧に書かれていると、食べてなくてもなんとなくこういう味かな〜？とか、こういう感じで使うのかな〜？みたいな感じで予想がしやすいですね。

塩気があることだけ忘れなければ、生でも加熱でもどんな食べ方でもOKとのことなので、割と使い勝手は良いのかも！？

この名前ってやっぱり、アスパラガスに似てるところから来てるのかな？爪楊枝のような細さで、長さは概ね3cm〜10cmといった感じでバラバラです。

艶があり、一定の間隔で節のようなものがあるので、小さなアスパラガスというよりはどこか竹っぽかったり、珊瑚みたいな形にも見える気がするなぁ( ﾟдﾟ)　

あと全体的に鈍く艶がある感じはどこか、プラモデルを作る際に出てくる、パーツの接続部分のプラスチックゴミみたいにも見えたりするし、下の子がよく使っているおままごとセットの中にしれっと紛れ込んでもわからないかもなぁ。笑

いやいや、これじゃちっとも食べ物の見た目の印象ではないですよね(；´∀｀)せめて口に入れられるもので例えたいんだけど。。

一見コリッと硬そうではありますが、手で触ってみた感触はぷよっとしていて、まるでとっても水分を多く含んだ多肉植物みたいにも見えますねぇ。。

ちなみにこの植物、日本では厚岸草（アッケシソウ）と呼ばれており、北海道の厚岸湖の牡蠣島というところで初めて発見された事が名前の由来となっているそうです。日本でも採取できるものらしいのですが数は少なく、国内では絶滅危惧種となっているそうです。

栽培もほとんど行われておらず、天然のものは収穫することができないので現在出回っているものはほとんどが海外から輸入されたものになります。

日本ではほとんど馴染みがないものですが、ヨーロッパでは割と一般的に食べられている野菜の一つなのだとか。今回のものは原産地がイスラエルとなっていました。

味について

生で食べられるとのことなので、まずは洗ってそのまま一口。。

食感はシャクシャクした感じ。硬さはなく、スジみたいなものもなく、水分が多めの野菜です。味付けは何もしてないのに見た目以上にしっかりした塩気が！( ﾟдﾟ)

塩を直接舐めるほどの塩辛さではないのですが、確かに、しばらく塩水に付けて給水させたかのような、こう、内側から溢れ出るような塩気があります。味付けしたわけじゃなにのに、自然にこんな味が出てるなんて不思議。

塩味の野菜といえば、アイスプラントなんかも有名ですが、それとはちょっと塩気の感じが違うんですよね・・・。

野菜特有の少しの青味と一緒に、なんとなく、コントレックスみたいな硬度が高い水を飲んだときに感じるような、エグミのようなものもわずかに感じるんですよ。

もしかすると、それがいわゆる「海のミネラルの味」ということなのかもしれません。海辺で自生する植物ということで、きっと海水から栄養をたっぷり取り入れているんでしょうね。

塩気の濃さと、わずかに感じる青味とエグミに好みが分かれるところでしょうか・・・。とはいえ、好き嫌いはともかく、たしかにこちらを料理に使う場合は味付けの濃さを上手く調整する必要があるみたいですね。

シーアスパラガスそのものをある種の調味料みたいな感じで利用するくらいでちょうど良いのかもしれません。

生野菜の上に、刻んだベーコンと一緒にシーアスパラガスを炒めてトッピングしてみました。

加熱すると、生の状態よりは多少シナっとした感じになりますが、実際に食べてみるとシャキシャキとした食感は損なわれていません。緑色がより一層鮮やかになるので見た目もなんとなくおしゃれな感じになりますね。

加熱調理をしたところで、特に塩味が薄くなったということはありませんが、表面が油でコーティングされることで、エグミも塩気も若干マイルドに感じられる気がしました。

生食も可能ですが、実際は加熱調理をした方がはるかに食べやすい感じがしますね〜。一般的にも加熱調理する方がポピュラーみたいですしね。

コストコの刺身用ボイル真だこと冷凍ベビーホタテを使って炒めものにしてみました。

これ、すごい美味しかった！やっぱり、シーアスパラガスという名前だからなのかな（？）シーフードとの相性は間違い無い感じです。

バターとちょっとのお醤油で味をつけただけなのに、普段使わないお野菜が加わると不思議とおしゃれっぽい料理になる気がします。

こちらはカルパッチョの具材として。加熱せず生の状態だとしても、表面を油でコーティングすれば、やはり生でそのまま食べるよりはエグミが少なく食べやすいです。

塩気があるので、本当に必要最小限の調味料だけで充分美味しく食べることができましたよ！

1袋にたっぷりなので、色々と調理をしながら美味しい食べ方を模索してみたのですが、基本的には生でも加熱してもOKということなので、こだわらなければ割といろんな料理で活用することができるなぁ〜と思ったりしました。

あと、想像以上に日持ちするというのも発見です。基本的には野菜室で保管していましたが、冷蔵での劣化具合をみてみると、水分が減ってカラカラになるようなこともなければ色が悪くなるようなこともほとんどありませんでしたね。

まとめ

一般的なスーパーや八百屋さんでは見かけないような珍しい野菜も、コストコでは比較的手軽に買うことができます。海水を取り込んで育つということで海のミネラルがめちゃくちゃ豊富なのと、野菜そのものに塩気があるのが特徴です。

決して必要！という感じの野菜ではありませんが、野菜＋調味料的な感覚で使う野菜だと思うと、いろんな料理に活用できるし、見た目もなんだかおしゃれな感じになってなかなか良いなと思いました。

もし、海のミネラル特有のエグミが気になるという方は、ドレッシングをかけてみたり炒めたりなど、表面を油でコーティングしてみることで生の状態で食べるよりはだいぶ印象が変わるのでとってもオススメです！

気になった方はコストコのフレッシュプロデュース（冷蔵の野菜室）をチェックしてみて下さいね♪

おすすめ度：★★★