豚肉とハーブの塩釜焼キット
豚肉とハーブの塩釜焼キット
購入時価格:114円/100g(2022年1年)
ITEM# 96575
コストコの新商品でとっても面白そうな興味深いアイテムを発見しました!巨大な肉の塊と大量の塩のセット「豚肉とハーブの塩釜焼キット」です。
先日紹介した「いか墨リゾットキット」もですが、ここ近年はキットになったデリカがちょこちょこ販売されているんですよ。
レンジで温めるだけとか、蓋を開けるだけですぐに食べられる、というものではなく、家でひと手間かけて調理するための「材料一式」が揃っているというものです。
こういうタイプは、手軽にサッと食べることができないというデメリットはありますが、誰でも簡単に作ることができるし、レンチンでは味わえない美味しさに仕上がるんです。
それにしても「塩釜焼き」ってすごいよね〜( ゚д゚)
ちょっと興味はあるけれど、何らかのキッカケがないと、自力で作ろう!なんて絶対思わないはず。
私の中で「塩釜焼き」といえば、マンガの世界でしか見たことがない「マンガ飯」なんですよ。
たしか・・・クッキングパパだったと思うんですけど、お肉とかお魚をまるごと大量の塩で覆い、そのままオーブンで焼く料理で、調理方法が豪快でインパクト抜群なんです。
でも、塩釜焼きを食べたことがない私から見ると、塩辛くならないかなぁ〜?とか、水分が抜けてパサパサにならないのかな〜?とか、なんか塩がもったいなくない?とか、後片付け面倒くさそうだなぁ〜とか
どちらかといえば、そういうネガティブな印象の方が強い気がします。
面白そうだけど、なかなか実際にやってみよう!とはならない・・・それがマンガ飯( ゚д゚)
そこで今回の商品。これがあれば、そんな2次元の世界でしかありえないと思っていた「塩釜焼き」を実際に作ることができる!!
材料は全て揃っていて、あとは手順通りに進めるだけ!!ご丁寧にお膳立てされているわけですよ(´艸`*)
これはもう、やってみるっきゃないよね!!
ちなみにこの商品、実はかな〜り前に、たしか幕張倉庫店かその辺りだったと思うんですけど、撮影で関東圏のコストコへ行った時に見たことがあるんですよ。もしかすると関東で見たのは店舗限定の試験販売だったのかな?
商品詳細
名称:豚肉とハーブの塩釜焼きキット
原材料名:塩釜焼きミックス(食塩、卵白粉、でん粉、加工品)、豚肉、ローズマリー、パセリ、(一部に卵・豚肉を含む)
保存方法:要冷蔵4℃以下
※この製品は乳成分、小麦、えび、かに、そば、落花生を使用した設備で製造しています。
栄養成分表示(100gあたり):熱量 110kcal、蛋白質 11g、脂質 8g、炭水化物 0g、食塩相当量 54.0g ※この表示値は目安です。
正味量:1405g
購入時価格:1,602円
消費期限:加工年月日含め3日
蓋を開けたらこんな感じです。セパレートタイプの容器には、大きな豚肉の塊がどーん!と入っています。
原材料名は「豚肉」としか書かれてないのですが、サシの入り方とか筋とか、あと価格から推測するに私がよく買っている、カナダ産三元豚肩ロースの塊だと思うんですよね。(違ったらゴメンナサイ!)
カット面がとても綺麗でしっかりとサシが入っていて美味しそうなお肉でした!試しにお肉の塊だけ取り出して重さを測ってみると654gありましたよ。
ちなみにこちらの商品は、100gあたり114円という価格になっていて重量によって販売価格が違いました。
私はなるべく大きめのお肉を選んで1,602円だったのですが、中にはちょっと小ぶりなお肉などもありまして、安いものだと1,300円台というものもありました。
お肉と一緒に入っていたのは、大きなローズマリーが2本とイタリアンパセリです。ローズマリーの香りがすごくて、蓋を開けたらフワッとハーブの香りが漂ってきましたよ!
そして、塩釜焼きといえばこれ!たっぷりの塩が入った袋が入っていました。めちゃめちゃ粒子が細かくてサラサラとした塩です。
開封した時は気が付かなかったんですけど、原材料を見てみるとこちら、実はただの「塩」じゃなくて、塩釜焼用の塩として塩以外の色々なものがすでにミックスされているんですよ。
たしか・・・塩釜焼きって塩だけじゃサラサラでコーティングができないので、卵白を一緒に混ぜてまとまりを良くしないとうまく作れないんですよね。(←マンガで知った知識)
そういうちょっとした工程がめちゃ面倒くさいなと思っちゃうし、そもそも残った卵黄どうするよ?とかいちいち考えるのもストレスだし・・・そういう必要な材料が全て塩の中に入っている!というのは本当に気が利いてる!と思います。
一気に気軽さ倍増で作ってみたくなりますね(´艸`*)
作り方について
記載されている通りに作ってみました!雑に説明すれば、塩(塩釜焼きミックス)に水を加えてよくこね、塩生地を作り、それでお肉とハーブを覆ってオーブンで焼くだけです。シンプルだね!
塩釜焼ミックスは、はじめはとても細かいサラサラした粉だったのですが、水を加えてよーく混ぜ合わせると、しっとりまとまりの良い形状になりました。
全体的にちょっと粘り気?があります。
塩生地が出来たらオーブンの天板に生地を広げ、その上にお肉とハーブを重ね、残った塩生地でお肉が露出しないように覆っていきます。
ペタペタ塩を上に乗せたり塗り広げたりする工程はまるで工作みたい・・・これって料理なのかな?なんて不思議に思ってしまう作業でしたね。
そうそう!私の中の塩釜焼きと言えば、塩生地にイラストが描かれている印象(←これもマンガの影響)なんですよ。
なので先人に倣って、素敵なお肉のイラストを書きたかったのですが・・・残念ながら絵心が無くて上手くいかなかった( ;∀;)
そんなわけで、苦肉の策として「肉」と漢字で書いてみました。この中に入っているのは肉だよ!( ゚д゚)
ふと我に帰って、私何してんだろ・・・?なんて思ったりもしましたが、作業そのものはとっても楽しかったですね。
その後の工程はオーブンで焼くだけなのですが、焼き時間はお肉の大きさによって異なり、重量に応じたオーブンの加熱時間が記載されていました。
私が選んだお肉の場合だと、200℃で温めたオーブンで約55分加熱すれば完成となります。
思ったより時間はかかりますが、オーブンへ入れたらあとは待つだけです。
というわけで出来上がったのがこちら!
あれ???なんか思ってたんと違う( ゚д゚)
もっとなんか・・・きれいな繭みたいな感じになるのかな?と思っていたんですけど、塩釜のいろんな所に小さな穴が空いて、その部分から肉汁が溢れ出てきちゃってるよ。。。
特に「肉」の文字の部分は、文字を書いたことで、加熱している途中でその部分に穴が空き、中から濁った茶色の水がブクブクと溢れ出てきて、そのままパリッと焼けた感じになってしまいました。
うーむ・・・これは、ちゃんと成功したと言えるのでしょうか?もう少し隙間やひび割れが無く、丁寧に作れていたら、もっと美しい見た目になっていたのかも。。
こういうところで、私の適当な性格が仇となっていますねぇ〜(;´∀`)
出来ることなら、加熱前からもう一度トライしたいところなのですが、残念ながら一発勝負で後の祭りです。
そっと表面に触れてみると・・・塩釜の表面がガッチガチに硬化。まるで石膏パックの抜け殻みたい、というのかな?乾いたセメントのような硬さでとても包丁などでカットできる雰囲気ではありません。
ちなみに、このあとの工程は「火を通したら塩釜から取り出してお召し上がりください」としか書かれておらず・・・肝心の取り出し方はどうすれば・・・?( ゚д゚)
試しに木べらで叩くもびくともせず、麺棒で叩いてもびくともせず・・・最終的には綺麗に洗ったトンカチで叩き割りました。
めっちゃ硬かった・・・けど、ガッチガチに硬いものを叩き割るという経験は、なかなか普段の生活では味わえない、なんとも言えない快感があります(´艸`*)
すごいね、塩釜って。時間をかけてオーブンで焼いたらこんなにもガッチガチになるんですねぇ〜。おそらく木べらでガンガン叩き続けていたら、木べらの方がへし折れていたと思いますよ。
釜が割れたら、中からホカホカあつあつのお肉の塊が産まれました!塩釜との間にちょっと隙間ができているのが見えますね。
ハーブのいい香り〜!!
生肉の時と比べるとお肉のサイズは一回り小さくなった印象です。表面は焼色が付いているわけではなく、蒸し焼きみたいな感じになっております。
カットしたらこんな感じ。しっかり中まで火が入っております。写真じゃちょっとわからないかもしれませんが、中の方はほんのりピンク色です。
ただ、赤身の部分はちょっとパサパサしているようにも見えます。これは・・・肉汁流出による影響なのかも?多分「肉」って書いたせいだと思う・・・( ゚д゚)
味について
味は普通に美味しかった!!これだけ大量の塩をまぶしているにも関わらず、意外としょっぱい!!みたいにはならないんですね〜。
塩が残った表面の方はさすがにしょっぱみがありますが、うま味が中の方までじんわり浸透している感じで全体的にはマイルドです。お肉そのものの旨味がガッツリ出ていて肉々しくて食べごたえがあります。
でも、やっぱり食感はちょっとパサついた印象かな〜?もう少ししっとりふっくらしていたら、きっともっと美味しかったはずなんだけどな。。
大きなローズマリーは、お肉のニオイ消しが目的だと思っていたので、特に臭いなどもなく綺麗なお肉と一緒に加えるのがなんだか勿体ないような気になっていましたが
硬い塩釜の割れ目から立ち昇る、お肉とローズマリーの芳しい香りを嗅いでみると、なるほど確かにローズマリーがお肉の美味しさをさらに引き出している感があってめちゃめちゃそそられます(´﹃`*)
生ハム好きの上の子は、こういった塩味ベースのお肉が大好き。タレ系よりも塩派な上の子は誰よりもこのお肉が気に入って、スライスする度にどんどん食べすすめていました。
結果、しっかり時間と手間をかけて作ったお肉は1食分の食事であっという間に完食です( ゚д゚)
ちなみに塩釜の残った破片は、ちょっともったいないような気持ちにもなりますが、調理の為の釜となってくれた時点でお役目は終了です。
ただ、ここでちょっと誤算がありまして、原料はほぼ塩なわけだし、水で簡単に溶けるんじゃ?と思っていたんですけど、ガッチガチに硬化した塩は完全にセメント化してましてまったく溶けなくてですね・・・
オーブン皿にがっつり張り付いた塩を取り除くのは地味に大変な作業でした。
このお肉を購入した時は、コストコのキットを使って作り方を会得したら、今度はコストコの塊肉と塩を別に用意して自家製の塩釜焼きを作れるかも??なんて思っていましたが
実際に作ってみてわかったけど、もう塩釜焼きは作らないと思う( ゚д゚)このキットがなければ、とても作りたい!という気持ちにはなれないですねぇ。
まとめ
お肉の塩釜焼きを作るための材料がすべて揃ったセットです!作る工程は全然調理っぽくはなかったけど、めっちゃ楽しかった〜!
普段の食事用として作るよりは、人がたくさん集まった時のパーティー料理にしたり、ダッチオーブンとか使って、BBQやキャンプなどで作っても盛り上がって楽しいと思います!
なお今回は、私の不手際のせいで塩釜焼きのポテンシャルをしっかり引き出すことができなかった可能性もあります。お肉の出来栄えについてはまだ納得はできていません。
もう一度トライしたら次は絶対、もっと美味しく作れるはず!!( ゚д゚)
ただなぁ・・・リベンジしたい気持ちはありますが、それ以上に手間も多かったので、自分1人ではもう一度作ろうという気には、なかなかなれないですね。。
実際に作っている様子の動画です。
焼き上がった姿は思ってたのとはだいぶ違ったのよね・・・これは成功と言っていいのでしょうか・・・誰か教えて( ;∀;)
おすすめ度:
コメント
なぜイラストを描こうと思ったのか?笑
朝から大笑い、すみません。
塩釜焼き=イラストだったんです( ;∀;)あくまでもイメージですが。。
一度は体験したいなあと思うけど以外と大変そうですね。
コス子さんの…『綿棒でたたく』を想像して
思わず笑ってしまいました。可愛い(^^)
ペチペチ(笑)
『麺棒』かな?
自分も間違えました…『意外』ですよね。
お恥ずかしい汗
うわー間違えました( ;∀;)
ご指摘ありがとうございます!綿棒だとびくともしませんね。。
これ気になってたんです!
めっちゃ楽しそう…。子どもたち喜びそう…。
焼く前後のお肉の高さはどの程度になるのでしょう?
高さ10センチくらいしかないうちのコンベクションオーブンでも焼けるかな…
選ぶお肉の大きさによるかもしれませんが、今回のものは10cm以上の厚みはあったと思います!
熱源が近いとちょっと心配ですね・・・
これってオーブンシートの上でやったら片付けも楽ですかね?
間違いない!
これ気になっていたけど…買う勇気がなかなか湧いてこず…(⌒-⌒; )
コス子さんのレビューを待ってから決めようっと思っておりました。
結果…見送るかな?(^◇^;)
お疲れ様でした。美味しくて何よりでした。
コス子さん
お肉の下の塩の割合が多い気がするのですが…
上の肉を覆う塩をもう少し厚くすれば肉汁が流れ出ず赤身もしっとりしたのでは?
天板にオーブンシートを引いておくと、後が楽になりそうですね。
1/3の量と、書いてあったとおりに従ったつもりでしたが( ;∀;)
確かに、下の塩はもっと少なく、薄めで良かったと思います!
クッキングシートを敷けばちょっと変わったかしら?
でも、とっても興味深い商品ではありますね。
結構後片付け大変でした(;´∀`)クッキングシートを敷いた方が絶対楽ですね!
噴火してる…っっ(≧∀≦)笑
字を書く発想がなく我が家はただの白い岩をかち割りました…
塩釜焼きの動画を調べてみたら塩に字を書いたあと卵の黄身で溝を埋めて焼き色をを付けていました!
塩釜も卵白混ぜて塩を練ってるだけだったので意外と簡単にできるんだなぁと。次はお肉だけ買ってやってみようと思います(*´∀`*)
なるほどー( ゚д゚)通常は塩釜用に使って余った卵黄をこちらで再利用するわけですね _φ(・_・
少しは調べてからトライすればよかったなぁ。。イメージ先行型です(;´∀`)
塩釜ハーブというお洒落な響きからまさかこんな流れになるとは誰が予想したでしょう。肉を書くコス子さんに多少驚きつつもその時点ではまだ落ち着いていました。まさかあの肉汁にも負けない激しさで吹き出す羽目になるとは。生まれてはじめて見る『肉』のハネの部分からの肉汁ブシャー!
最高です。いいものが見れました
塩釜界のスター、鯛の塩釜焼きも案外簡単で美味しいですよ(1回しか作ったことないけど)
全然おしゃれな料理になりませんでした( ;∀;)経験は次に活かします!
こちら500gぐらいのを、オーブンシート敷いて50分ほど焼きましたが、肉汁も出ずにきれいに焼けましたよ!
パサ付きもなくしっとりほんのり塩味でおいしかったです。
30分ほど常温に戻すと書かれてたのを見落としていたので待ち時間ができましたが…。
ありがとう参考になります。
ハーブが苦手(>_<)お肉食べたい!
参考になるアレンジレシピありませんか?
「肉」めっちゃ笑いました∵ゞ(>ε<; )
私も書きたいので見かけたら買ってみたいです!笑
紹介ありがとうございました!