USAポーク　肩ロースVP

USAポーク　肩ロースVP
購入時価格　65円/100g

以前、USAポーク肩ロース焼肉用を購入したことがありましたが、今回はそのお肉をブロック状のまま真空パックした商品、USAポーク肩ロースVPを購入してみました。

豚肩ロースと言えば、豚の首から背中にかけての肩の部分。この商品はいつもは大体100グラム80円台とか、70円台後半とかで販売されていたと思うのですが、今回購入した時はストアークーポンの対象になっており、なんと100グラムあたりの価格が65円！これは安い！

ちなみに焼肉用にカットされていたものは100グラムあたり82円で販売されていました。こちらもかなり安いとは思うのですが、塊肉の比ではありませんね。

近くで試食のお肉を焼いていたスタッフさんにお尋ねしてみたところ、この塊のお肉は表面にべったり筋や脂肪がついているのでそれをキレイに取り除いて、横にスライスしたものを焼肉用として販売していると教えて下さいました。

他の精肉と同様、加工の段階で冷凍処理は一度も行われていないお肉らしいです。

ここのところ、いろいろな塊肉にチャレンジしているので、自分で切り分けることにはだいぶ抵抗がなくなってきたのですが・・・パッケージの上から見てもこの筋や脂肪は手強そう。。

本当にべったりと付いている感じ。そうじゃなくても肩ロースって他の部位と比べて肉質が硬いイメージがありますし。

でもこの塊のお肉、正味量2.74キログラムもあるんですよ。それでいて価格が1,781円。これは驚きの安さ・・・うまく使いこなすことができればしばらく豚肉は買わなくてよくなりますし、前回の焼肉用もなかなか良かったので、チャレンジしてみることにしました。

輸入者：スターゼンインターナショナル（株）
用途：バーベキュー、カツ、焼肉、トンテキなど。様々な料理に対応できる万能豚肉です
賞味期限：購入日より6日後まで

持ち帰ってまずは切り分け。このまま横にスライスすれば焼肉用になる、ということであればこのバキュームパックの状態のまま、まるまる冷凍庫につっこんで半冷凍してからの方が楽に切り分けできるんじゃなかろうか？とも思えたのですが

我が家の冷凍庫ではどう頑張ってもこの塊をそのまま冷凍庫に入れる分のスペースを確保することができず、また切り分け前に表面の筋やら脂肪を処理するには、固まっていない状態の方が扱いやすいかもなーなんて思いまして、とりあえず外装を破ってみることにしました。

すごい・・・肉！（どーん！）って感じ。袋に入った状態だと、袋の中でギュウギュウに詰められてキュッとコンパクトにまとまっている印象だったのですが、開封したら柔らかなお肉が重力に逆らえず、横にでろーんと伸びたような感じに見えます。おかげで大きな塊肉がさらに大きくなったような？

お肉の表面に白い筋や脂肪がべったりくっついていたので包丁でそぎ落とした後、このまま縦にスライスしてみることにしました。

おー！切れる！思ったより全然肉質が柔らかく、筋も簡単に切れます。逆に肉質が柔らかすぎて、このまま薄めにスライスするのはちょっと難しいかも。しっかり研いだ包丁でどんなに薄くスライスしてもせいぜい1センチ位の厚みが限界ですかね・・・。

写真じゃなかなか大きさが伝わりにくいのですが、このお肉1枚で縦がおよそ10センチ、横が20センチ位あるんですよ。前回購入した焼肉用のスライスよりも1枚の面積がずっと広いように思いました。1センチ位の厚みで重量がおよそ120～130グラム位なので、お肉1枚で充分1人前の量があります。

半分位までこのまま切り分けますと、お肉の丁度真ん中あたりにお肉を半分に割ったような感じで太めの筋が通ってましたので、この辺りからUSAビーフ肩ロースの切り分けで、ステーキ用と煮込み用を切り分けた方法と同じような要領で、筋に沿うように包丁を入れて横半分に切り分けました。脂も結構多めでしたね・・切り落としてしまうかどうかはお好みで。

この塊をさらにスライスする位で、いわゆる一般的な「しょうが焼き用」や「焼肉用」といわれるサイズ感かなーという感じですね。このまま薄くスライスするには限界があるので、塊のまま軽く固まる程度までに冷凍し、ほどよくお肉が固まった頃に薄くスライスしました。

半冷凍でのカットは、自分の好きな厚みで簡単に切り分けられるのでおすすめです。この状態で生姜焼き用と少し厚切りのトンカツ用に切り分け、全てを1回調理分に小分けして保存しました。・・・疲れた。。

お肉のキメはやや粗め。比較的脂身は少なめなのでスッキリ食べられます。見た目的に筋が多めで硬そうな印象があったのですが、肉質は充分柔らかくしっかり焼いたものでも噛み切るのは難しくありませんでした。赤身の中に脂肪がほどよく入っていて旨味があります。

ただ、塩コショウを振ったものをフライパンで焼いただけだと、切り分けた際には気が付かなかった豚肉独特の匂いがちょっとだけあります。匂いに敏感な人は気になるかもしれませんね。

タレに漬け込んだり、調理の過程で味付けをすることで気にならなくはなるのですが、味付けがシンプルな調理だと気になりますね。お酒に漬け込んだり、さっと湯通しするなど、匂いを消す為の下処理が必要かもしれません。また、火を入れると結構縮みますので、筋切りはしっかり行う必要があります。

お肉の味は、特別に美味しい！というわけではありませんが、お値段を考えると充分だと思いました。ポークソテー、ピカタ、トンカツ、生姜焼き、ちょっと大きめに切って煮込み料理に使ったり、小さく切って野菜炒めにしたりと色々な料理に使えて便利です。

切り分けるのは結構大変でしたが、大きめの包丁があればそこまで難易度は高くないと思います。焼肉用にカットされているものより安いので、カットの手間を惜しまない人はチャレンジしてみてもいいかもしれませんね。

おすすめ度：★★★