USAビーフ　ボンレスショートリブ　VP

USAビーフ　ボンレスショートリブ　VP　100グラム298円

アメリカンビーフは筋張っていて硬いんじゃない？という偏見を見事に覆してくれたのが、コストコのUSAビーフショートリブ。和牛と見間違えるほどのサシがたっぷり入ったいかにも柔らかそうなお肉です。

ショートリブは和牛で言う特上カルビの部分で、初めて食べた時は想像以上の柔らかさとジューシーな脂の旨味、しっかりとしたお肉の味に感動してしまいました。

ただ、けっこう脂が多いこともあり、赤味のお肉と同じテンションで食べ続けていると胃もたれしやすいんですよね。

個人的にはフライパンで調理するよりも、網焼きなどで脂を落としながら焼いて食べるのが好きです。多少焼きすぎても肉質は柔らかいままなのでBBQにもピッタリのお肉なんです。

そんなわけでバーベキュー用の食材を購入する際はよくショートリブ焼肉用を選んでいたのですが、これが内輪ではまぁ～大人気！でして。

焼いたら焼いただけ誰かの胃に収まり、他のお肉は食べきれずに余ってもショートリブは全部無くなっちゃうんです。もはやバーベキューで調達する牛肉は、ショートリブだけでも良いんじゃない？って勢いで。

今回もバーベキュー用のお肉を購入するつもりで、いつものように焼肉用にカットされているタイプを手にとったのですが、ふと塊を自分でカットしてみようかな、と考え、初めてボンレスショートリブを購入することにしました。

というのも、その日は焼肉用のショートリブがいつも見る価格よりも高かったんですよね・・・。コストコは、同じお肉でも、時期によって価格が大きく変動します。

あれ、前はもうちょっと安くなかったっけー？なんて考えるとなかなか手を出しにくくなっちゃうわけでして。

コストコで購入するお肉は同じ部位でも塊肉とスライスされたものでは価格が違い、塊のお肉はカットの手間がかからない分だけ値段が安く販売されているんです。

コストコのお肉は基本的に内容量が多いので、グラム価格の僅かな差が実際の販売価格に大きく響いてきます。

塊肉の方も、その日はいつもより若干高めの値段だなぁという気がしましたがそれでもカットされているものよりは幾分安く、また私としては、バーベキューにはショートリブは絶対に必要なお肉だと思っていましたので、切り分ける手間はかかるけどその分たくさん食べられるなら・・・と、初めて塊肉に挑戦することにしました！

陳列していたのは基本的に2キロ前後の塊ばかりだったのですが、その中でも今回は最も小さめのものを選びました。それでも1.5キロ位ありましたけれども。笑

商品名：USAビーフ　ボンレスショートリブ　バキュームパック
正味量：1.52キログラム
賞味期限：購入日含め7日
※開封後はお早めにお召し上がり下さい

グラム298円なので今回この塊肉は4,529円で購入しました。普段、自宅用に購入するお肉はもっと安いものが多いので、4500円前後のお肉を購入するのはかなり勇気がいるなぁ。。

でも、今回のバーベキューは大人6人だったので、1人につき750円程で特上カルビをお腹いっぱい食べれると思えば中々悪くないですよね。

「VP=バキュームパック」つまり、袋の中の空気を抜いて、食品の腐敗や酸化スピードを極端に遅らせるパッケージになっています。さすがに普通のパックのお肉よりは賞味期限が長いですねー。

袋から出したらこんな感じ。剥き出しになった塊を見てはじめて分かったのですが、ショートリブって二つ折りになってる感じで、丁度真ん中に切れ目みたいなのがあるんです。わかりますかねーこの写真。

ショートリブが牛のどのような部位でどんな形で・・・というのはよくわからないのですが、ショートリブの焼肉用カットは、いわゆる「焼肉サイズ」のカットとは違い、まるで豚バラスライスのような細長い形状だったんですよね。何でこんな形をしているんだろう？なんて不思議に思ってはいたのですが、塊の形状を見てなるほどなーと思いました。

お肉の中心を通る切れ目に沿ってバリッと開くと簡単に半分に割くことができます。ボンレスなので骨は無く、この作業は包丁を使わずに素手でも簡単にできました。

2つに割ったことで3センチほどの厚みになったお肉の塊が2つできます。2枚とも表面の筋っぽい部分を取り除けば下ごしらえはほとんど終了。後は好きなサイズにスライスしていくだけです。

5ミリほどの厚みでスライスしたら、店舗に並んでいる「ショートリブ焼肉用」と同じ形になります。お肉の厚みが少ないので、カットの難易度はそれほど高くはないかなーという印象でした。サーロインやリブロースのぶっとい塊を切り分ける方がよっぽど難しい気がします。

ただ、もたもたカットしていると手の温度がお肉に移り、お肉がだらしなくなってカット時の成形が難しくなるかもしれませんね・・・脂が多いお肉ですから尚更ですね。

カットが慣れないうちや5ミリ以下の薄いスライスに切り分けたい場合は2分割した塊を一旦冷凍庫で冷やし、表面を凍らせた後にカットした方が綺麗に切り分けることができますのでオススメです。

無事に切り分けが終了したお肉を見ると、当たり前ですが塊の状態で見るよりもさらにすごい量になっちゃいました！これをバーベキュー用に持っていったのですが、いつもよりも圧倒的にお肉の量が多かった為、さすがに今回ばかりは余っちゃいましたね。

もちろん他にも食材を用意していたというのも理由の1つですが、大人6人じゃとても1.5キロのショートリブは食べ切ることができませんでした。余った分はそれぞれ取り分けて持ち帰り、後日美味しく頂きました。

味は、文句なく美味しい！！ショートリブはフライパン調理になりますとどうしてもコッテリ感が強すぎて少ししか食べられないのですが、網で焼くバーベキューにはほんと最高です！

バーベキューだと火力の調整が難しくてお肉が硬くなっちゃう事も少なくありませんが、ショートリブは多少焼きすぎても肉質が柔らかいままなので扱いが楽なのも嬉しいですね。

今回はバーベキューの話ばかりになってしまいましたが、USAビーフの中では比較的珍しいコッテリ系のお肉です。「アメリカのお肉は硬いからイヤだ！」という方にもぜひ試して頂きたいですね。

焼肉用のスライスが良いか塊が良いかは、判断に迷うところかもしれませんが、実際にカットしてみると切り分け自体はそこまで難しくは無いように思いましたので、グラム単価の違いや調理方法などでどちらを選ぶかを検討して良いと思います。

量やお値段のことを考えるとなかなか積極的に選べるお肉では無いのですが、また同じような機会があったら購入したいなぁと思いました。

おすすめ度：★★★