KUCHENMEISTER　バターシュトーレン　1kg

KUCHENMEISTER バターシュトーレン　1kg
購入時価格：998円（2020年12月）
ITEM＃22826

コストコで毎年クリスマス時期になると発売されるバターシュトーレンを購入しました！

これまではオーベルのシュトーレンをコストコで買っていたのですが、昨年からオーベルではなく、代わりにクーヘンマイスターというドイツのお菓子メーカーさんのシュトーレンが並ぶようになりました。

シュトーレンというのはクリスマスを待つアドベント（イエス・キリストの降誕を待つ期間）の間に食べるドイツの伝統菓子です。

ドライフルーツやナッツが練りこまれたパウンドケーキのようなお菓子でして、ドイツやオランダではクリスマスを待ちながら少しづつスライスして食べるという風習があります。

日本でも、この時期になるといろんなところでシュトーレンを見ますし、シュトーレン＝クリスマス菓子として、いつの間にやらしっかり市民権を得ている印象です。

そういえば・・・昨年はベーカリーのクロワッサンシュトーレンを食べて満足しちゃったので、本家ドイツのシュトーレンは口にしなかったんですよね。。

そんなわけで、食べる前からちょっとワクワクです(´艸｀*)

価格は以前のオーベル社のシュトーレンと同じく、内容量１kgというズッシリサイズにも関わらず1,000円以下！町のお菓子屋さんやパン屋さんのシュトーレンだと、この半分の量でも価格は2倍くらいはするので、そう考えるとコストコはめちゃくちゃ安いですよね〜！

商品詳細

名称：菓子
原材料名：レーズン、小麦粉、バター、砂糖、ぶどう糖果糖液糖、ぶどう糖、バターファット、イースト、オレンジピール、レモンピール、小麦でん粉、卵、食塩、植物油脂／ソルビトール、乳化剤、香料
内容量：1000g
賞味期限：（外袋をなくしてしまったため不明）
保存方法：直射日光や高温多湿を避け、涼しい場所で保存
原産国名：ドイツ
※本品製造工場では、りんご、アーモンドを含む製品を生産しています。開封後はお早めにお召し上がり下さい。
※栄養成分表示（100g当たり）／熱量 382kcal、たんぱく質 4.3g、脂質 14g、炭水化物 61.5g、食塩相当量 0.4g ※この表示値は目安です。

袋から出してみたらこんな感じです。すみません、サイズを測るのをすっかり忘れてしまったのですが、長さはおよそ30cm弱ほどになります。

デコボコした手作りっぽい見た目と、表面にたっぷりまぶされている白い粉糖が特徴です。開封するとフワッと洋酒っぽい大人な香りが漂ってきます。そして見た目以上にズッシリ重い！！( ﾟдﾟ)

ちなみにコストコには、こちらの丸々1本1kgのシュトーレンだけでなく、200gずつの小さなシュトーレンが4本セットになっているものも販売されています。

4本セットの方は練り込まれているフィリングが違うアソートパックになっているので、そちらで色々な味を楽しむのも良いのですが、シュトーレンはしばらく熟成させて、しっとりした方が好きなので、今回はゆっくり時間をかけて楽しめる1kgサイズの大きい方を選んでみました。

ザックリカットした断面はこんな感じ！めっちゃレーズンぎっしりだ！どこをカットしてもレーズンからのレーズン！

原材料表示は使われている材料の割合が高い順に表示されているので、今回の商品で言えば、小麦粉の割合よりもレーズンの方が多いということになるんですよ( ﾟдﾟ)

もはや「レーズン入りの焼き菓子」というよりも「粉入りレーズン」と言っても過言ではないのでは？（美味しくなさそうですが）

よく見るとレーズンだけでなく、オレンジピールやレモンピールも入ってまして、オレンジやグリーンの色味も混じっているので見た目も華やかで綺麗です。

表面の粉糖が、まるで雪が積もった山々を彷彿とさせ、クリスマスっぽい雰囲気を演出しているようにも見えます。

ただ、今回のシュトーレンは以前紹介したオーベルのシュトーレンみたいにナッツが練り込まれているわけでもないし、ドイツのシュトーレンでは定番と言われている「マジパン」も入っていないみたい。ほぼレーズン主体だと思って間違いなさそうですね。

味について

1cmほどの厚みにカットして食べてみました。見た目ほどはそんなに甘くなかった！が第一印象かな〜。

レーズンも甘ったるい感じはなく、ねっとり柔らかくてフルーティーで美味しいです！バターの風味はほんのり。スパイス感はほとんどなく、食べやすいシュトーレンでした。

生地はしっかり目でみっちり詰まった感じの生地感です。まだまだ発展途上段階といいますか、フィリングや外側の砂糖がそこまで浸透しておらず、しっとり感は控えめ。

洋酒や柑橘の香りはふんわりで、そこまで重厚感たっぷり！！な雰囲気はなく、どちらかというと気軽に食べられるおやつっぽい味わいですね。

例えば、ここにナッツが入っていたら香ばしさや食感がプラスされますし、マジパンが入っていたら杏仁豆腐のような独特の香りがプラスされて、もっと複雑な風味が広がると思うのですが、こちらはシンプルにレーズンどーん！な味なんですよね。

レーズン好きな方はめちゃ嬉しいと思うのですが、逆にレーズン苦手という方は果てしなく苦手とするお菓子だと思います。

以前食べたオーベルのシュトーレンと比べると水分も少なめで、雰囲気的にはレーズンがめちゃくちゃ多い菓子パンみたいな感じでしたね。粉砂糖がたっぷりトッピングされたぶどうパンっぽいというか。。

シュトーレンの切り方と保存方法

シュトーレンのカットの方法は、端っこから金太郎飴のようにカットしていくわけではなく、いきなり真ん中から2等分にして、そこから外側に向かってスライスし、食べ進めていきます。

そして、保存する時は残ったブロックの切り口どうしを合わせ、密着させた状態で保管します。こうすることで、切り口が乾燥することなく最後まで美味しくいただくことができる！というわけですね。

私は上の写真のようにして、そのままジップロックのフリーザーガロンに入れて常温で密閉保存しています。（不揃いですみません）

で、ここが大事なポイントなのですが、シュトーレンは時間が経つにつれてどんどんコーティングのお砂糖やレーズンの甘さ・水分が生地の方に浸透していき、時間と共に熟成され、味わいが変わってくるんですよ。

ただ・・・残念なことにこちらは、すでに半分以上は食べ進めているのですが・・・正直、食べた時の感想は、初めて食べた時の印象とほとんど変わらないんですよね。

いつまでたってもしっとりしないし、砂糖がジュワッと馴染むような感じもない。常温に置いていたからといって乾燥してパサパサになっちゃった！ということはありませんが、とにかく変化が無い！

美味しいといえば初めて食べた時と同じく普通に美味しいのですが、もうすこしシットリ感が強くなるだろうなぁ〜というのを期待していたので、その点は期待はずれだったな〜と思っております。

もしかしたら、もう少し時間が経つと変わってくるのかもしれませんが、その時を待つまでもなく1本食べきってしまいそうなんですよねぇ。。

まとめ

普通に美味しかったし、レーズンぎっしりで豪華でした！これだけのボリュームのシュトーレンを他で買おうと思えば、ずっとお高いでしょうし、手作りするにしても材料集めだけで今回購入したお値段以上になるのでは・・・？と思います。

でも、期待したほどではなかったかな〜。というか、私の期待していたものとは違ったというのが正直な感想です。

同じ１kgという内容量、同じくらいの価格で販売されていたオーベルのシュトーレンの方が複雑な風味があって、しっとりしていて私好みだったので、どうしても比べてしまうんですよね。

今思えば、オーベルのシュトーレンは本当に意味が分からないくらいお得だったなぁ( ﾟдﾟ)

こちらはレーズンこそたっぷり入っていますがラグジュアリーな雰囲気はなく、どちらかといえばおやつ感覚で気軽に食べられるシュトーレンという感じですね。朝食代わりに、温かいお茶と一緒におやつの時間に、少しずつカットしながら美味しくいただいております。

今の時期だとコストコでは試食が出ていることもあるので、味を確かめて購入することができればラッキーですね。期間が限られているアイテムなので、気になった方はぜひお早めにチェックしてみてください！

おすすめ度：★★★