NOEL ハモンセラーノ(生ハム原木) 2kg 保存方法やカビ問題、どうやって食べきったか?など

昨日紹介した、NOEL ハモンセラーノ(生ハム原木)の続きです!

保存方法について

生ハムを塊で購入するにあたって、多くの方がネックと感じるのはおそらく保存方法だと思います。実際、私もそうでした。

2kgの生ハム原木

2kgの塊・・・しかも設置する台もセットになっているので実際はとんでもないサイズですからね( ゚д゚)

これを丸々冷蔵庫に保管する!となると占拠率はハンパないわけでして・・・それなら多少お値段が高くても、スライスされた手頃なサイズ、食べやすい分量の生ハムを冷蔵庫に入れておいた方がいいやん!って、なっちゃうわけですが

実はこちら、常温で保管することができるんです。

購入した段階では冷蔵となっていますが、生ハムは塩漬けされた保存食なので、脂で保護されている原木であれば日本の冬場なら常温でOK!

理想的な環境は20℃前後の暗所で、湿度が高い場所や直射日光、クーラーの風などが当たる場所を避ければ割と長持ちします。

常温OKを知る前は、食べる度に冷蔵庫から取り出すのか・・・と考えていましたが、生ハムにとってはむしろ常温⇔冷蔵庫の急激な温度変化の繰り返しの方がダメージが大きく、冷蔵庫内の乾燥した空気や結露なども傷みの引き金になったりするらしいんですよね。

というわけで、我が家の場合はキッチンカウンターの隅っこ、もしくは納戸の涼しい場所に置くようにしていました。

そして、保管する上でなにより気をつけたのは「切り口を乾燥させない」ということ。

横の部分の皮や脂で覆われている部分は、脂が保護の役割をしていますので乾燥が進んだりはしないのですが、カット面の赤身の部分は直接空気に触れる部分なのでどんどん乾燥していきます。

乾燥した部分の肉質はまるでプラスチックのように辛くなり、色も赤黒く変化していきます。

乾燥を遅らせる為には、はじめに取り除いた余分な脂の部分を蓋のようにカット面にかぶせるか、もしくは切り口をオイルで湿らせておく、という方法が有効なのだそうです。

保存方法を知らなかった私は、はじめに取り除いた食べられない部分はすぐにポイしてしまった為、赤身の部分をオリーブオイルで湿らせることで対応しました。

生ハムのカット面をオリーブオイルとラップで保護

こんな感じです。キッチンペーパーにオリーブオイルを染み込ませたものでカット面を覆い、その上から軽くラップで包み、乾燥や埃などを防ぐようにしていました。

食べる時はラップ+キッチンペーパーを剥がして好みの分量をカットし、再度保護の繰り返し。必要に応じてオリーブオイルを足したり、ラップ+キッチンペーパーを交換したりしていましたね。

多すぎたオリーブオイルが下に垂れてハモネーロ台がベチョベチョしちゃうのは難点でしたが、保管自体はそこまで大変ではありませんでした。

カビ問題

日本の場合、冬場は気温が低くても湿気は多いので白カビが発生しやすいのだそうです。

この生ハムも、コンスタントに食べていれば問題ないのですが、食べずに3〜4日ほど放置していたら、生ハムの表面にほわほわとした白カビが発生していることがありました。

生ハムに出来た白カビ

※苦手な方、すみません。

何も知らずにこの白カビを見ると、ガーン( ゚д゚)もったいない・・・なんて思ってしまっていたと思うのですが、説明文にも書いてあった通り、生ハムには白カビがつきもので、表面を取り除くことで中の生ハムは問題なく食べることができます。

というか、むしろカビは生ハムが熟成している証拠で、熟成を促すのに欠かせないとのこと。

いざ白カビが発生したとしても、塩分濃度が高いハムの中の方まで菌が入り込むことはなく、生ハムにつくカビは良性で毒性は無いので、生ハムそのものの品質には問題ないのだそうです。

・・・とまぁ、頭では理解しつつも実際に見るとあまり気持ちが良いものではないわけで。。(;´∀`)

NOEL ハモンセラーノ(生ハム原木) 薄くスライス

カビが発生した時は、表面を少し厚めに切り落として中の方から食べるようにしていました。

もちろんお腹痛い!みたいになることは一切なく、とても美味しくいただくことができましたよ!

1ヶ月半経過しました

NOEL ハモンセラーノ(生ハム原木) 開封後1ヶ月半経過した姿

こちらが、開封後1ヶ月半経過した姿です!だいぶなくなっちゃったね( ゚д゚)

1ヶ月半でおおよそ1/4くらいまで減っちゃった感じでしょうか。クリスマスとか年末年始など、パーティーシーズンを一緒に過ごしたということもあり、食べるスピードはかなり早かった印象です。

はじめは半月状だったのが真ん中の部分が大きくえぐれてしまい、三日月のような形になっております。

形だけでなく、生ハムの硬さや色の濃さもだいぶ変わりました。真ん中の方はまだまだ切れるし中の方は柔らかいのですが、それでもはじめに食べた時とはかなり食感が変わってきました。

特に端っこの方は乾燥してカッチカチになってしまい、まるで鰹節のような質感となり、そうなるともはや普通のナイフで削ぎ落とすのは困難となります。

この部分を薄くカットしようと思うならばカンナみたいなものじゃないと到底無理っぽい( ゚д゚)

しかも、もともと上下の1ヶ所ずつをネジで留めただけの状態なので、厚みが薄くなってくるとその固定も甘くなってきましてね。

また、表面にネジが露出してきて、ナイフが通らなかったりもするので、こうなるとさすがにこの状態をキープし続けるのは限界です。ハモネーロ台から取り外しました。

ハモネーロ台から取り外し可食部分のみに切り分けた

台から外したあと、表面の分厚い脂や皮、カビた部分などを取り除き、カットしやすいよう小分けして食べられるところだけを切り出したらこんな感じです。

感覚としては残った部分の40%くらいを取り除いた感じでしょうか。これでおおよそ300g弱くらいの量になります。

一応、外側の部分をちょっと味見してみたのですが、硬くて噛み切れず、古い脂のような風味と香りでとても食べられるものじゃありませんでした・・・これまで中の生ハムの品質を守ってくれていたものだと感謝し、ありがたくお役御免としました。

中の方は薄くスライスすればまだまだ美味しくいただくことができますし、先端の硬い部分は煮込めば美味しいダシが取れるので最後まで無駄にはしません。

ただ、脂を取り除いてしまったのでこうなると常温では保管することができません。隙間なくびっちりラップで包んで冷蔵庫で保管しながら最後まで美味しくいただいています。(←まだある。まだ美味しい!)

まとめ

というわけで、ずっと気になっていたコストコの生ハム原木の紹介でした!初めての購入だったのですが、正直もっと早く買っておけばよかった!!( ゚д゚)

当然、精肉よりもお値段は高いわけなので、もしもミスって途中で食べられなくなってしまったら勿体ない・・・なんて思ってましたが、実際に買って食べてみると、想像していた以上に管理は大変ではなかったし、食べられる部分も多かったです。

なにより、パック詰めではない切り立ての生ハムの香り高さ、風味の強さがこれほどにも旨味を与えるんだということを知れた!ということが今回一番の発見でした。

自分で食べる分を好きなだけカットするというのも楽しかったですしね(´艸`*)子どもたちもとても喜んでいたのでとても満足です。

特別なイベントの時に限らず、ちょこちょこ使うことができるのもとても便利!本当に美味しくて全然飽きず、今食べてもなお、まだ美味しいし、なんだったらおかわりしたいくらいです(゚∀゚)

気になった方はぜひチャレンジしてみて下さいね♪

おすすめ度:★★★★

コメント

  1. 1
    miel says:

    コス子さんの楽しそうな様子をありがたく拝見しました~。そうやって嬉しそうにされている方の書き込みを見るのが、こちらにお邪魔していて一番好きな瞬間です。

    普通のハムに入っているアレルギー食材を気にしなくていいのが羨ましいです。

    >乾燥した部分の肉質はまるでプラスチックのように辛くなり
    硬くなり  でしょうか?

    コス子さんはきちんと最後まで美味しくいただく工夫もされていて、コストコの大容量を無駄にしないところも尊敬しています^^

  2. 2
    カブトムシ says:

    2回に渡り、詳しいレポ、ありがとうございます。
    今はできませんが、クリスマスや新年に大勢集まってホームパーティーの時なんかにこの生ハムがあったら華やぎますよねー
    管理も冬ならできそうですし。

  3. 3
    つくコス says:

    カビ生えました~
    なので泣く泣く捨ててしまったのですが、まだ食べられたのですね(泣)
    とっても美味しくて毎日楽しくて…

    カビ生えても大丈夫だったのかぁ
    そうかそうか
    明日また買いに行きます。
    今度こそ最後まで楽しむぞーー!

  4. 4
    ワカコ says:

    私も一昨年買いました。4ヶ月かかりました。冬場でも室内が暖かいので冷蔵庫に鎮座させてました←めちゃくちゃジャマ。スライスされているものとは味が違いますよね。原木の方が美味しい!そしてスライスは自分達ですると売り物のようには薄くできないので、厚めで美味しくいただきました♪

  5. 5
    Asami says:

    アフリカ豚熱というのが全世界的に流行となりつつあります。そして生ハム等豚肉加工食品の輸入制限が数年間に渡って行われる予定だそうです。[今販売されている生ハムが違法とかそういう事ではないです。]このお値段で原木を買うのは今後難しくなるかもしれませんね。もしくは、普通に美味しい生ハムが食べられる機会はグッと減ってしまうかも…そう思うと今買って、熟成を楽しみつつ食べるのもすてきかもしれません〜

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