イタリア産ポテトニョッキ

PASTA　diCasaMia　ポテトニョッキ　500g×３セット　538円

イタリア産のニョッキです。ニョッキというのはパスタの一種で裏ごししたじゃがいもやカボチャなどの生地を小麦粉に練り込んで作るイタリアの伝統的家庭料理になります。

とはいえ、日本のお店でニョッキを食べられる所なんて滅多に無いと思いません？手作りしようと思えば意外と簡単に作れるニョッキなのですが、一般の食卓にそこまで浸透しているメニューじゃないので、よっしゃ今日はニョッキを作るぞー！ってなかなかならないんですよ。

特にうちにはコストコで購入した乾燥マッシュポテトがあるので、これを利用したらより簡単に手作りすることができるはずなのですが、いももちは時々作るんですけど、なかなかニョッキ料理というのはなぁ。。

そこで見つけたこのポテトニョッキ。500グラムの３セットで1500グラム入りって結構大量なのにこの価格って安くない？特別クーポン利用とか、賞味期限間近とか、在庫処分マークが当てられたりしていたわけではなかったんですけどね。いつもこの価格なんですかねー？

普段食べ慣れないものでも、この価格ならばちょっと試してみようかなぁという気持ちになって購入してみました。しかも保管は常温でOKなんて素敵！賞味期限は9ヶ月先までOKでした。

えーとまずはパッケージを確認。この商品は、製造からパッキングまで全て本場イタリアで行いました的な感じで説明文が書いてあります。

パッケージ右下にコックさんの帽子と「PREMIUM RESTAURANT QUALITY」と書かれたマーク。・・・何かのロゴですかね？調べてみたのですがよくわかりませんでした。高級レストランのクオリティの商品だよって事かしら？（そのまんまですが）

その下には葉の形を象ったVマーク。これは宗教上の問題や動物愛護の為に動物の肉を食べないというベジタリアンでも大丈夫な商品だよということだと思います。

原材料：じゃがいも、小麦粉、じゃがいもでん粉、米粉、食塩、マルトデキストリン抽出物、ウコン、乳化剤、香料、pH調整剤、保存料（ソルビン酸K）、着色料（パプリカ色素）、安定剤（アラビアガム）、酸化防止剤（ビタミンE）

箱の表面の一部に穴が開いていまして、透明の密閉袋に入れられたニョッキの中身が確認できます。

これで500グラムですね。しっかり数えてないのですが、1袋でおよそ80個位のニョッキが入っています。1個3.5センチ位で小さじで１つちょうどすくえる位の大きさでコロッとした生地です。

１つ１つ生地の周りに粉がまぶしてあり、よく見れば1個ずつの形が微妙に違っていて手作り感があります。1個1個、表面はフォークで型を付けられたような波々型になっており、裏面は細い棒とか指などで押し付けられたような痕跡があります。

この生地の状態がどの状態なのか、というのは見ただけじゃよくわからないのですが、ぷにぷにして柔らかく、どーも半生っぽいんですよね。記載された賞味期限は未開封の状態でして、開封後は冷蔵庫で保存し、お早めにお召し上がりくださいと書かれています。

作り方は簡単。沸騰させた水に食塩を加えて必要分ニョッキを加え、プカーっと浮き上がってくるまで3.4分茹でた後、水気を切って取り出し、お好みのソースで味付けをしたら完成！

いやぁ本当に簡単だった。乾燥麺みたいに茹でる水量とかもそこまで気にしなくて良いし、茹で上がりのタイミングが一目瞭然なので誰でも失敗なしに作れます。

ちなみに茹でた後のニョッキは茹でる前と比べてもサイズはそこまでかわりませんでした。

食べた感想は、すごい独特というか不思議な食感です。「フワッ、モチッ、ホロッ」みたいな、なんとなくありそうでなかなか無い、餅とも違う、パスタとも違う、とにかく不思議な食感。

正直初めは丸いショートパスタ（オレキエッテとか？）を想像しながら1口目を食べたんですよ。だから思っていたような食感じゃなかったのでなんだかすごい違和感がありました。

コシの無いパスタ？柔らかすぎる餅？いやいや違う、決して柔らかすぎるわけではないのに、噛めば口の中で細かい繊維がホロホロ崩れて溶けていくような、なんとも形容し難いこの独特の食感が多分ニョッキなんだな、と言う感じ。食べ慣れない私からすればかなり新食感です。

パスタの美味しさって、グルテンがしっかり効いたモチモチっとした食感がかなり重要な気がするのですが、意外とこれはこれでなかなか美味しい。柔らかく、表面が微妙にザラザラした生地にソースがよく絡みます。

結構どんなソースでも相性が良く、クラシコのフォーチーズアルフレッドに絡めただけでも全然良いし、ジェノベーゼソースとか、ペースト状にしたアンチョビでオイルソースとかでも合いました。

でも結局好きだったのはシンプルに煮込んだトマトソースにニョッキを絡めてパルメザンチーズをどっさりかけて食べる方法ですかね。ニョッキの食べ方としては邪道かもしれないけど鍋とか汁物に入れても美味しいかもしれないなんて思ったりもしました。

1袋500グラムとかめっちゃ多い！と思ったのですが、多分大人3人前位かなーという印象。他の麺類と比べて重たい感じが無いので意外とペロッと食べられました。

メイン料理としても良いけど、最近はサイドメニューというか、メイン料理の付け合せみたいな感じで少しずつ使っています。開封後に残ったものはジップロックに詰め替えて冷蔵保存、少量ずつでも簡単に調理ができるというのはありがたいですね。

このようにすでに成形され、茹でるだけの状態であれば思ったより扱いやすい食材であるニョッキ。茹で時間も短いし、時間が無いときもお湯さえあればサッと作れてとっても便利です。

ただ食感は好き嫌いがありそうですね。ちなみに旦那氏は「これならパスタの方が好き」と言っていますが、私の意見だと、こういう食感の食べ物だと認めてしまえば全然アリ。500グラム180円という価格の安さも魅力的です。本場のニョッキを試してみたい方はぜひオススメです。

おすすめ度：★★★