キッチンエイド　クッキープレス

KitchenAid　クッキープレス
購入時価格　977円（＊マーク）

アメリカを代表するキッチン用品メーカー「キッチンエイド」のクッキープレスを購入しました！

こちらはどういうものかといいますと、海外の雑誌などで見かけるようなぷっくり可愛らしいアメリカンなクッキーを簡単に作ることができるという便利グッズなんです。

結構前からコストコのキッチン用品売り場で販売されているのを見かけていて興味はあったのですが、私はお菓子作り系はほんとに苦手なので・・・それまでは、へーこういう商品があるんだ、おもしろいなぁ〜程度にしか思ってなかったんですよ。

ところが最近、売り切り価格の＊マークで販売されているのを発見しまして、特に必要なわけではないけどこの価格ならちょっと欲しいかも・・・と今回購入することにしました。クッキングトイみたいな感じで、おちびと一緒に楽しくお菓子作りができたら面白そうだなぁ〜なんて。(´ω｀*)

以前購入したキッチンエイドのグレーターセットやシリコンベーキングライナーのように、コストコのキッチンツールは販売終了近くになると通常では考えられないような特価で売り切っちゃうことがあるんですよね。これって定価はいくらだったんだろ？

製品名：クッキープレス
原料樹脂：ABS樹脂、ポリエチレン、（熱可塑性エラストマー）、（シリコーン）
耐熱温度：60℃
取り扱い上の注意：火のそばに置かないでください。本体は食器洗浄機でご使用いただけます。クッキーの型は食器洗浄機でご使用いただけません。

こちらが本体です。これに日本語で書かれた取り扱い説明書が付属していました。箱の大きさの割に内容はコンパクトな印象です。サイズ的には500ml容量のマグボトル程の大きさを想像していただければ良いと思います。

簡単に仕組みを説明すると、筒状になったシリンダーの中にクッキー生地を入れたのち、上のハンドルを上げ下げすることで中の生地が下から押し出され、下部に取り付けた型に合わせた可愛い形のクッキーが絞り出されるという至って単純な構造になっています。

これを使えばクッキーの生地を伸ばし広げるための麺棒や専用の抜き型は一切必要ないうえ、抜き型で作るにはなかなか難しい、ぷっくりとした立体型のクッキーが簡単に作れてしまう、ということのようです。

この写真で言うクッキープレスの下の方には黒い部品が2つ接続している形になっているのですが、実はこちらの大きい方が「ソフトスリーブ」というディスク（専用型のことです）の保管容器になっているんですよね。

この中に12枚のディスクが重ねて入っているため、クッキープレスを使用する際はその保管容器ごと取り外します。そして中に入っているディスクを1枚選んで底の「ソフトカラー」に取り付け、そちらを本体に接続して使用するということになります。

12枚もの数の専用型をコンパクトにまとめ、さらに本体に取り付けて保管できるってなんか嬉しい。一般的なクッキーの抜き型は収納に場所を取りますし、バラバラになりがちですからねー。専用の保存容器があるとディスクもなくなりにくくて良いですね。

こちらが入っていた型のすべてです。ハート、木、アイビー、デイジー、ダイヤモンド、かぼちゃ、雪だるま、車輪、蝶、星、楕円、ジグザグの12種類でした。どれがどれかわかります？？

実は箱の側面に、どういった形のクッキーが作れるのか写真が載っているんですよねー。へぇ〜この型でこういったクッキーが作れるんだ〜と興味津々(´艸｀*)

こちらが1枚、型を取り付けた状態の底の部分です。ここからクッキー生地が押し出され、形を作る仕組み。なるほどなるほど。。

というわけで、おちびと一緒に作ってみたのがこちら。初めてにしてはなかなかの出来栄えじゃないですかー？

とっても良い香りで焼きあがった時は、おちびと2人で抱き合って喜びましたよー！(-^0^)人(^0^-)　立体的なクッキーの形は、なんとなく戴き物の缶に入ったクッキーを思い出すビジュアルです。

今回は取り扱い説明書の中に「クラシックスプリッツクッキー」というクッキー生地のレシピが書いてあったので、そちらを忠実に守りつつクッキー生地を作りました（・・・とはいっても、粉と砂糖と卵とバターを混ぜただけですが）慣れたら生地にココアを混ぜてみたり、ナッツやドライフルーツ、チョコなどで飾りを付けてみても良さそうですね。

作ったクッキー生地をシリンダーに詰め、ハンドルを軽く押す度にカチッ、カチッと音を鳴らしながら一定の圧力でポンプがどんどん沈んでいきます。クッキー1枚分ずつが適量で絞り出されるといった感じなので、特にハンドルを押す力加減などを工夫することなく、誰でも同じ大きさ、同じ形のクッキーに仕上がります。

また、クッキープレスは天板の上に完全に置いた状態で生地を絞り出しても、型と天板の間には充分な隙間があるため絞り出した生地が崩れない仕組みになっています。筒の部分の黒いところ（真ん中の黒い部分）はシリコンになっているため滑りにくく、しっかり固定できるという点もポイントです。

なので今回はおちびと2人共同作業で、私が天板にクッキー生地を絞り出す位置を決めて本体を支え、おちびにハンドルを上げ下げしてもらうという形でどんどんクッキーを量産しました！天板がクッキーで埋まったら、予熱していたオーブンで規定時間焼くだけです。

適当にカチカチしても皆同じ形になるので、作っていてなんだかとっても気分が良い(^^)　おちびも自分でお菓子作ってる！みたいな感じでとっても嬉しそうでした。(*´艸｀*)

ポンプが完全に下まで沈んでしまうと「カチッ」という音はしなくなり、それが中身がなくなった合図になります。シリンダー内を見てみると、少しの生地残りもなく綺麗に中身がなくなっていました。

・・・と、こんな感じで説明していると、さもお菓子作り初心者の私でも、超ー簡単に可愛い形のクッキーが作れちゃう、と思われそうなのですが・・・実のところ、そんな単純にはいかなかったんですよねー。これが、お菓子作りの経験値の差ということなのかもしれません。

というのも、こちらのクッキープレスの機械そのものは説明したとおり単純明解で素晴らしかったのですが、付属されていたレシピがなんだかちょっと微妙でして・・・説明書に書かれている生地ですと、とてもじゃないけどクッキー生地が緩すぎて、クッキープレスで絞り出しても形が綺麗に出てくれなかったんですよ。

材料を混ぜあわせた生地はまとまることなく、まるでちょっと硬めなカスタードクリームみたいでして、説明書に書かれていた写真とは違ったといいますか・・・ゆるゆるの生地では「ダイヤモンド」とか「車輪」といった複雑な型を使おうとすると、生地が綺麗な形で出てこず残念な結果になってしまったんですよね。

結局、小麦粉を増やしたり、冷蔵庫に入れて生地をすこし固めてみたりと試行錯誤し、なんとか「ハート」「星」「アイビー」といった単純な形のものだけは作ることができた・・・というのが本当のところです。

付属されたレシピは、小麦粉200gに対し無塩バター1/2ポンド（227g）使うものでして、出来上がったクッキーはまるでコストコで販売されているショートブレッドのような、すっごくリッチな味わいで美味しかったです。ただ、とにかく生地が扱い辛かった。^^;　まだまだ修行が必要ですね。

※読者様からご指摘頂きました。小麦粉200gは誤りで、実際に書かれていたレシピは小麦粉2カップ（アメリカ版計量カップでいう約260g前後くらい）でした。私の解釈が間違っていたということです・・・そりゃ生地もゆるゆるになるわけだ(´Д｀)

クッキープレスに合う生地の配合を見出すことができればもう少し手軽に扱えそうだなーと思ったのが正直なところです。次に使う時は、もう少し工夫してみたいと思います。

あと気になった所は使い終わった後のお手入れかなー。クッキーの生地がシリコンの隙間やネジの隙間などに入ってちょっと洗いにくいです。今回の生地はとにかくバターたっぷりだったので尚更なのかもしれませんが、全体的に油っぽくヌルヌルとなってしまい、綺麗にするのがちょっと大変でした。

丸洗い可能＋食洗機使用可とのことなので、食洗機を使って洗えれば問題ないのかもしれませんが、うちは食洗機を使っていませんので隙間に入り込んだ部分は歯ブラシなどを使ってちまちまと洗いました。ただ、これももしかしたら扱いやすい生地を作れるようになれば改善するのかもしれませんね。

総評として

頻繁に活躍するものではありませんが、おちびと一緒に楽しめる道具がまた一つ増え、買ってよかったなぁーと思っています。

なにより作っていて楽しいのがいいですね！こんな私でも血迷って「もっと色んな形のクッキーを作ってみたい！」とか「可愛く飾り付けしてみたい！」なんて思っちゃうくらいですからね。

ちょっと気が向いた時に「お菓子作ろっか〜♪」と気軽に取り出して使うことができる、お菓子作りをする気にさせてくれる、そんなアイテムでした。

おそらく普段からお菓子作りをされている方だともっと上手に使いこなすことができるんでしょうね。私もこれを機にいろいろとチャレンジしてみたいと思います。

私が購入した時は既に＊マークだったので個数は少なくなっているはず。気になる方はお早めに、キッチン用品売場をチェックしてみてくださいね。

おすすめ度：★★★