STAUB（ストウブ）ココハン　Lサイズ

STAUB LA COCOTTE DE GOHAN
ファミリーライスココット　ブラック　Lサイズ
購入時価格　15,980円（2018年10月）
ITEM# 0010786

コストコでSTAUBの炊飯用鍋「ラ・ココット de GOHAN」を購入したよ〜！これ、ずっと欲しかったんですよ〜。

ストウブというのは暖房器具のストーブではなく、フランスの調理器具メーカーの名前です。ピコ・ココットという鋳物ホーロー鍋が代表的な商品でして、ストウブといえば鋳物ホーロー鍋を指すくらい一般的に使われています。同じフランスの鋳物ホーローメーカーの「ル・クルーゼ」と比較されることでも有名なメーカーさんですね。

私はこれまで、ココットラウンドシャローとフレンチルースターという2つのSTAUB鍋をコストコで購入しました。

最初はこういった鋳物ホーロー鍋はお値段が高いので、一家に1つあれば充分！料理にあわせて高いお鍋を揃えるなんて贅沢だ！くらいな感じで思っていたのですが・・・使い始めてその魅力を知ってしまうと、「こっちの方がもっと美味しく作れるかもしれん！」みたいな意識が生まれ、ついつい別のシリーズやサイズが欲しくなってしまうという「ストウブ沼」にズブズブとハマりつつあります。

形もサイズも一見あまり変わらないように見えるラウンドシャローとフレンチルースターですが、底が平らで浅型になっているシャローは綺麗な焼き目を付けたい時やカセットコンロと一緒に食卓に置いてお鍋をする時とかに使用し、底が丸っこくて対流しやすいフレンチルースターは煮物を作ったりする時に大活躍しています。特にフレンチルースターの方は毎日の煮炊きに本当に便利で基本的にはコンロの上に出しっぱなしにしている状態です。

そんな感じで自分なりに使い分けていたのですが・・・この2つでどうしても上手にできなかったのが「炊飯」。

底が丸っこいフレンチルースターで何度かご飯を炊いてみたのですが、なんか・・・思っていたほど美味しく炊くことができなかったんですよ。よく、お鍋で炊くご飯が美味しすぎて炊飯器捨てた〜みたいな話を聞きますが、私が炊いたご飯ではそれほどの感動はないなぁ・・・と。

今思えば、私のやり方にも問題があったのですが、アレコレ考えながらお鍋で炊くより、何も考えずボタンポチーで好きな時間に間違いなくご飯が炊けて保温までしてくれる炊飯器の方が有能じゃん！と思ってしまい、いつの日か炊飯にチャレンジするのをやめてしまったんです。

が、ひとつどうにも気になるストウブがありまして、それが美味しいご飯を炊くためのストウブ、「ラ・ココット de GOHAN」。通称ココハンです。ご飯専用のストウブなら、当然美味しいご飯が炊けるに違いない！

そんな中、コストコにココハンが！の情報が飛び込んできたものですから、喜び勇んでコストコへ行ってきました。その時は、まるでSTAUBのフェアか何かかな？という感じでSTAUB商品ばかりが集められた島が通路側の目立つ場所にありまして、そこでついに対面したココハン！

第一印象・・・めっちゃでかーい！！！( ﾟдﾟ)

せいぜい、1〜2人用の土鍋くらいのサイズイメージだったのに、パっと見今まで私が持っていたSTAUB鍋（24cm〜26cm）とあまり変わらない印象です。炊飯用というだけあって底が深い分、実際の径よりも大きく見えるような？？

それもそのはず、通常世に出回っているココハンは1合炊き用のSサイズと1〜2合炊き用のMサイズの2種類なのですが、コストコで販売されているものはさらにその上を行くLサイズ！( ﾟдﾟ)

特に何合炊き用みたいなことは書かれていませんでしたが、おそらく3〜4合位は余裕で炊けちゃうのでは？という大きさです。

商品名は「ファミリーライスココット」となっており「ラ・ココット de GOHAN」とは書かれていませんでした。のちにSTAUBの公式ホームページも見てみたのですが、この商品は掲載されていなかったので・・・もしやコストコオリジナルだったりして？

思えば、雄鶏マークが付いたルースターココットもコストコオリジナルでしたからね。コストコオリジナルのココハン・・・ありえる〜( ﾟдﾟ)

自分が理想としていたサイズはMサイズだったので、さらに大きなLサイズは悩みましたが・・・これから子どもたちがどんどん大きくなって食べるご飯の量も増えるだろうし、きっと2合炊きでは足りなくなっちゃうはず。

それなら名前の通り、ファミリーで使えるこちらのサイズの方が良いのかも・・・？と思い、こちらのLサイズをお迎えすることにしました。

選べるカラーはブラックとグレーの2種類。正直、見た目の可愛さはグレーの方が上だったので最後まで悩んだのですが・・・ブラックの方がなんとなく、炊飯専用のお釜っぽくてご飯がより美味しそうに見えるような気がしたのと、現在持っているシャローとカラーを合わせほうがいいよね！ということで黒を選択。

ちなみに、Mサイズのメーカー公式価格は税込み20,520円となっておりまして、Lサイズの公式価格はわからないけど、Mサイズのココハンよりもコストコで購入したLサイズの方が、かなり安いのですごくお得感があります。やっぱりコストコってすごい！

商品詳細

ファミリーライスココット　ブラック
【表面加工】ほうろう
【材料の種類】　鋳鉄（底厚4.2mm）
【寸法】　20cm
【満水容量】　3.0Ｌ
【対応】　ガス直火対応、オーブン対応、IH（100V、200V）対応、ラジエントヒーター対応、ハロゲンヒーター対応、食洗機対応、電子レンジ使用不可

商品は箱に入った状態で山積みになっていました。久山倉庫店ではグレーがひとつだけ見本として置いてあり、実際に手にとって確認することができました。

箱の側面には日本語で書かれた商品説明がシールされており、そこでカラーを確認して選ぶ！といった感じですね。

26cmのシャローと並べてみました。ココハンの方は径20cmということでシャローよりは断然小さなサイズのはずですが、そのぶん高さがあるため、そこまで大きさの違いを感じませんね。

気のせいかしら・・・？やっぱりこちらの商品もコストコの店頭で見た時より持ち帰って見たときの方が圧倒的にサイズアップしているように見えちゃうというコストコあるあるが発動しております( ﾟдﾟ)購入する際は保管するための場所をしっかり確保しておくことをおすすめします。

あらためてこちらが全体の写真。径は20cmで鍋の深さは12cmとかなり深め。ちょうど炊飯器から取り出したお釜のような大きさと形のお鍋です。

高さは蓋がこんもりと盛り上がっているため、蓋を閉めた状態だと取っ手の先まで入れて18cm程になります。

また、IH対応ということで鍋底はトッププレートに密着するよう平たい面となっており、径も15cmあるので、よっぽど熱源が小さいIH調理器でなければ普通に利用することができると思います。

ブラック1色に金色のノブ。蓋の部分に1箇所、小さな左右2箇所の取っ手に「STAUB」とエンボス加工で描かれているだけというとてもシンプルなデザインが男前ですね。

ルースターココットのように、表面がつるつるな加工ではなく、外側も鍋の内側も、黒マットエマイユ加工という独特のザラザラした加工になっていました。このザラザラした細かい凹凸のおかげで、表面積が増え油馴染みが良くなり、食材が張り付きにくく、また食品の焦げ付きを防ぐという役割があるみたいです。

ルースターのツルッとした表面だと、洗う時の汚れが落ちやすくて良いんだけど、やっぱりこのザラッとした手触りもいいのよねぇ・・・(´艸｀*)かっこいいです！

こちらが蓋の裏側。通常のココットではピコと呼ばれる小さな突起があり、素材から出る水蒸気がピコを伝って水滴となり、食材に降り注ぐしくみになっているのですが、蓋がドーム状になっている場合は、ピコのような丸い突起では水滴が均等に落ちていかないらしいんですよ。

そのためココハンでは、ルースターココットと同様の「システラ」という名前のナイキのロゴマークのような形の突起が採用されています。蓋に丸みがあると蒸気が真ん中に集まりすぎてしまうのですが、システラにより良い感じに分散され、水分がまんべんなく全体に行き渡りやすくなる。ということみたいです。

熱が行き渡りやすい鍋底サイズ、縦長の形状、炊飯時の対流を考慮した丸っこいフォルムに蓋裏のシステラ。もちろんこちらも無水調理ができるほどの気密性で、確かにこれならば、熱をムラなく全体に回してお米を一気に炊き上げることができそうです。

ルースターココットも丸みを帯びた鍋底だし、仕様はほぼ同じなので美味しいご飯が炊けそうな気がするんですけどね・・・でも、ココハンのように鍋の深さが深い方が強い火力でお米が大きく踊ったとしても吹きこぼれしにくそうな気がしますし、きっと美味しいご飯を炊くのに最適な形をしているんだろうな〜。

ココハンと一緒に入っていた説明書です。こちらは特にココハン専用リーフレットというわけではなく、以前シャローココットを購入した際に入っていたものと同じ、STAUBの共通説明書でした。

STAUB鍋の特徴や取扱い注意事項、数点のレシピが掲載されており、その中に「ストウブで毎日のごはん」という炊飯方法についての説明が記載されていました。

基本的には浸水させたお米を中火にかけ、沸騰したら弱火で10分、その後火を切って10分蒸らせば完成！吸水時間を除けば、加熱する時間は約15分程だし、炊飯器よりも圧倒的に早くご飯を炊くことができます。

というわけで、さっそくご飯を炊いてみたよ〜！(*´∀｀*)すごい〜！お米がめっちゃツヤピカだよ！まるで旅館の朝ごはんに出てくるご飯みたいで圧倒的勝利を予感させる出来栄え！

ルースターココットで炊いた時よりも、明らかに炊きあがりが良くビックリしちゃいました。まだあまり使いこなせていないはずの初っぱなからこのクオリティ。すごくないですか？？

お鍋ごと食卓にど〜ん！と乗せれば、炊きたてご飯の甘香ばしい香りとツヤピカのお米で家族はみんな大喜び！！ママめっちゃすごい〜！！と褒められて思わずドヤ顔です。(￣ー￣)　でも本当にすごいのは、私じゃなくてココハン。

「お米が立つ」ってまさにこういうことですよね。お米1粒1粒の存在感が今まで以上に強く、それでいて硬いわけでもなく全体的にふっくらしているんですよ。

何が感動したかって、炊きたてのご飯にしゃもじを差し入れた時の、あのフワッとした柔らかさ・・・。炊飯器のご飯を混ぜる時とは全然違う、しゃもじを差し入れたときのあの感覚・・・鍋の底の方まで入れてもちっとも硬くなくて、炊きたてなのにすでにお米とお米の間に空気をまとっているかのような、しゃもじ心地。

とにかく、お米に触れるファーストタッチが炊飯器と比べてすごく柔らかくてビックリしちゃいました。炊飯器だとどうしても下の方のご飯が潰れがちで、このしゃもじ心地が硬くなって混ぜにくかったりするんですよ。

でもこれなら、上から下まで一様に柔らかいから炊きたてご飯を優しく扱えるし、なにより混ぜやすい。そして柔らかいのに全然ベチャベチャしてない。素敵！

味について

はっはっはっは〜〜こりゃー美味しい！(´艸｀*)美味しすぎて思わず笑ってしまった〜お米が甘い！

同じお米を使っているはずなのに、炊き方を変えるだけでどうしてこうもお米が甘くなるんだろ・・・。私は今まで、何を食べていたんだと思えてしまうほど、いつもと同じお米が全然違う食べ物に変化していました。

一粒一粒にしっかりとした味と歯ごたえがあり、まるで米粒という小さな小さな、それでいて強い生命の力を感じられるような・・・そんな尊い味なのです。一口一口いちいち感動してしまう・・・( ；∀；)

世の中には炊飯器を使わずにお鍋でご飯を炊いているという方が沢山いらっしゃるそうなのですが・・・いやいや炊飯器メーカーさんもめっちゃ頑張ってるし、そこは文明の利器に頼っていいじゃない。わざわざそんな手間をかけなくても美味しいご飯は食べられるよ！なんて思っていたんですけどね。このココハンのご飯を食べるまでは！

うちで今使っている炊飯器だって一応こだわって選んだものなので、決して悪いものではないと思うんですよ。それでも全然違いましたもん。これを食べれば炊飯器使わなくなって捨てた！という方がいらっしゃるというのも納得です。

というわけで、まだ使い始めて日が浅いのですが、我が家でもすっかり炊飯器の出番が少なくなりました。ボタンポチーよりは確かに手間ですが、ココハンで炊いたご飯はそれを超える美味しさがありました。しかもそれを機械ではなく自分の手で作った！となればさらに感動もひとしおですよね。

いやーやばいねこれは。。肥えますよね。確実に。^^;

気になった点

現時点で気になった点を上げるとすれば、通常のココットと比べて取っ手が小さく持ちにくいため持ち運びがしにくいというところ。

深めのお鍋ということで、ご飯を炊く以外でも2〜3人分の煮物を作ったりできるし、これ一つで通常のピコ・ココットの代用になるのでは？と思ったりしたのですが、お鍋の扱いとしては両端の取っ手が小さめ、かつ指がひっかかりにくく把持しにくい点が気になります。

取っ手の先端まで超熱くなるし、お鍋自体も重いので、安全に把持しやすいという点は大事ですからね。炊飯用であればともかく、他の調理をしようと思う際にこの、ココハン特有の形状がデメリットになるんじゃないかなと思いました。

あとは、炊飯後お鍋にご飯粒がくっつきがちなところ。これはまぁ、使いだして間もないということでシーズニング不足が原因だと思われるので、お手入れ次第で改善していくと思っています。

そうそう、お鍋の高さがあるココハンをフライヤーがわりに使って揚げ物をすると、油も少なくて済むし、油ハネも少なそうですよね。時々、シーズニングを兼ねて揚げ物でも使ってみようかなぁ〜。

あとは・・・これはデメリットではないかもしれませんが、ココハンのご飯が美味しすぎて他所のご飯が物足りなくなってしまう！( ﾟдﾟ)例えば、外食で定食などを食べると、あ・・・このご飯、あまり美味しくないな。。なんて失礼ながら感じてしまいます。口が贅沢になってしまっている・・・( ﾟдﾟ)

まとめ

コストコではストウブ鍋がメーカー公式価格よりもかなりお得に購入できる！というのはコストコユーザーの間で浸透してきている事実だったのですが、それは人気シリーズである炊飯用ココット鍋「ココハン」でも同様でした！

ただ、コストコで販売されているココハンはLサイズのみで、専門店やセレクトショップのようにサイズを選ぶことはできません。大は小を兼ねないお鍋なので、商品選択をするのに容量・サイズはかなり重要なポイントです。

こちらは「ファミリーライスココット」という名前の通り、家族皆で楽しむのにちょうど良いサイズなので、3人以上いるご家庭であればこちらを検討しても良いかもしれませんね。逆に１回に1合もしくは2合しか炊かないというご家庭であれば、Sサイズ・Mサイズを選んだ方が良いと思います。

日常的に食べるご飯が美味しいかどうかというのは本当に大事なことですよね！

今回、はじめてココハンで炊いたご飯を食べたことで、お米さえ美味しければおかずが少しくらいさみしくても、充分なご馳走になっちゃうんだな〜ということを実感しました。本当に素晴らしいお鍋に出会えました。

世の中には他にもたくさんの炊飯用のお鍋がありますし、今回の商品がそういった他の炊飯用鍋と比べて特別優れているかどうか？というのは私にはわからないのですが・・・少なくともストウブのココハンは初心者でも扱いやすいお鍋だと思います。

というのも、私自身がココハンであれば一発でしたからね。それだけご飯を炊くのに特化した、失敗しにくい工夫を凝らしてあるお鍋、ということなのでしょうね。

ココハンを使うようになってから炊飯器を使う頻度が減りましたし、同時に今まで以上にお米の消費量が増えました。こんなに美味しいご飯を食べられる日々がこれからずっと続くと思うと心豊かになれますが・・・同じく、体重もドッカンと豊かになってしまいそうでかなり心配です。。^^;

普段買っている普通のお米でこれだけ美味しいので、これが新米だ、品種だ、とさらにこだわれば、きっとこれ以上に美味しくなるはず。もはや完璧だと思えた完成度にも関わらず、まだまだポテンシャルを秘めていると思えばご飯って本当に奥が深いですね。

お米を食べるのは毎日のことなので、さらに自分好みのご飯が炊けるよう、今後もいろいろ試してみたいと思っています。

そうそう！こちらは今後、レギュラー商品として取り扱われるものなのかというのは今の時点ではわかりません。

もしかすると期間限定アイテムで、次にコストコへ行った時には終売していた！( ﾟдﾟ)なんてこともない話ではありません。気になる方はお早めにチェックされた方が良いかもです。

⇒コストコのストウブ（STAUB）ココハンの失敗しない美味しいご飯の炊き方

おすすめ度：★★★★★