フラワートルティーヤ

MiRancho　フラワートルティア　2.551グラム
購入時価格　1,088円

フラワートルティーヤを購入してみました。こちらは冷凍庫で販売されている冷凍食品です。

この商品の名称には「フラワートルティア」と書かれているのですがトルティーヤじゃないの？トルティア？トルティヤ？どっちが正解？とりあえずトルティーヤと言ってみますけれども。

トルティーヤは、すり潰したトウモロコシから作る、メキシコ、アメリカ合衆国南西部および中央アメリカの伝統的な薄焼きパンのことを言います。現代では小麦粉から作られたものもトルティーヤと呼ばれていますが、本来はコーンを原料としたコーントルティーヤの事を指すようです。

以前コストコで取り扱われていたイエローコーントルティーヤを一度購入したのですが、結構クセが強く私にはとても扱いづらく口に合わないものだったんですよねぇ。

これを揚げてトルティーヤチップスを作ると感激の美味しさになるんですけど、他の用途じゃどうしても消費できなくてですね。。

フラワートルティーヤはコーンではなく小麦粉を使って作られたものになります。原料が小麦粉の方がクセが少なく用途が多いので好む人は多いようです。ちなみにコストコで販売されているデリカのハイローラーやメキシカンサラダラップはフラワートルティーヤが使われています。

トルティーヤはデパートの食料品売り場などでピザ生地などと並べられて売られている印象だったのですが、こちらは直径約24センチと市販されているものと比較するとかなり大ぶりに思えました。40枚が重なってジップ付きの薄い1枚の袋にどーん！と入れられていました。

いつかチャンスがあったら買いたいと思っていたのですが、実際に手にとってみるとかなり大きい商品なんですよ。しっかり冷凍庫のスペースを開けてからじゃないととても購入できないなぁと思ってチャンスを伺っていたのですが、横に広いこの商品を保管できるほどの冷凍スペースを開けておくことって結構難しくてですね・・・今までなかなか購入する機会に恵まれませんでした。

確か以前は800円台で販売されていたように記憶しているのですが、この商品も価格上がりましたよねぇ(´Д｀)とはいえ、40枚で1,088円なので1枚27.2円です。

名称：小麦粉加工食品
原材料名：漂白強化小麦粉、植物油脂、食塩、膨張剤、コーンスターチ、イースト、乳化剤、フマル酸、プロピオン酸Ca、亜硝酸Na、漂白剤（過酸化ペンゾイル、リン酸Ca）、ソルビタン脂肪酸エステル、アスコルビン酸
内容量：2551グラム（40枚）
賞味期限：購入日より1年先まで
保存方法：−18℃以下で保存してください。
凍結前加熱の有無：加熱してあります。
加熱調理の必要性：加熱してからお召し上がり下さい。
原産国：アメリカ
パンの代用品として、またブリトーに使用できます。

漂白強化小麦粉・・・聞き慣れませんね。調べてみたところアメリカでは漂白された小麦粉というのは結構一般的で、スーパーに並んでいる小麦粉も漂白 (bleached)・無漂白 (unbleached) と表示されて分けられているそうです。

お米はなるべく収穫したての新しいものが美味しいのですが、小麦は収穫後、何か月か置いてから製粉した方が品質が安定し美味しくなるんだそうです。その為熟成させる期間と場所と設備が必要になるのですが、漂白剤を使うことで安く、早く熟成させることができるらしく、アメリカではそういった加工が一部行われているところがあるとのこと。ちなみに国産小麦は漂白剤を使っているものはありません。

他にも原材料だけを見ていると、聞き慣れない材料や添加物が使われていて心配になってしまいますが・・・MiRanchoという企業は最先端の技術を取り入れ、品質管理の部署で常に製造プロセスを監視しており、「適正製造基準(GMP)」を重視した食品安全管理システムを実施しているAIBという製パン用の第三機関により、常に高い評価を受けているとのことです。

アメリカと日本でどれほど評価の違いがあるのかどうかは分かりませんが、少なくともある程度の基準は満たしたものだと考えられます。添加物等気にされる方はご自身で調べてみてください。

さて・・・まずは袋から開いてみたのですが、40枚のトルティーヤは全てびっちりとくっついて固まっていました。これを無理矢理剥がそうとすると端の方からボロボロと割れてしまいまして、どうしようかと考えたのですが・・・色々と試した結果、塊のまま袋から出して放置するという方法に落ち着きました。

見た目はガッチガチなので心配だったのですが、2.3分置いておくだけで意外と一番端のトルティーヤだけペリペリと剥がすことができるんです。そうやって必要分だけ取った後はまた同じ袋に入れなおして冷凍保存します。

どうしても早く調理したい！という場合は塊のまま10秒間だけレンジでチンすると、表面だけ簡単に剥がすことができますのでこの方法も時々使います。何だか何度も解凍→再冷凍を繰り返しているみたいで気が引けるのですが、今のところこれ以外で手早く上手に1枚だけ取り出す方法が思い当たらない・・・^^;

調理方法は2種類。電子レンジ600Wで1分間加熱するか、フライパンに大さじ3杯強の油をひき、トルティーヤを入れて両面を30秒～1分焼くかの何れかです。

簡単に調理ができるのは嬉しいですね！両方試してみたのですが私は断然フライパン調理の方が香ばしい焼き目がついて好きです。レンジ調理だと柔らかく、少々端がパサッとした食感になり、温めムラができがちです。

ただ、トルティーヤ自体が大きいのでフライパンで調理する場合はある程度大きいフライパンが必要です。また火を入れすぎると水分が飛んでパリパリになってしまい、具材を包むことができなくなるので注意です。パリパリでもそれなりに美味しいんですけどねー。

あ、あと私はトラモンティーナのフライパンを使っていますが、ノンスリップのフライパンだと油は少量でも大丈夫でした。

レタス、トマト、チーズとガカモレ。タコスシーズニングとヨシダソースで味付けした牛挽肉を加えたものに、マヨネーズを足してくるっと巻いて食べるのが最近のブーム。食べる時に手が汚れないようにフードラッピングペーパーで巻きます。

どれほどの具材を入れるかにもよりますが、トルティーヤが薄く、大判なので結構量が入るんですよねー。これ1本食べたらかなりお腹いっぱいになります。リクエストが多いので、最近の旦那氏の朝ごはんはこればっかり。

少々塩気がある生地で香ばしく、トルティーヤそのものの味が美味しいです。シンプルな味なので色々な具材と相性が良く、中身の味を邪魔せず食べることができます。

わざわざ具材を用意せずとも、昨日の夕飯の残りなどを巻いて食べても美味しいです！本当にパンの代用品という感覚で使えますし、面積が広く調理時間が短くて済む点は、もしかしたらパンよりも勝手が良いかもしれません。

冷凍トルティーヤは調理前に生地が破れてしまうこともしばしば・・・巻いて使うことができなくなった破れたトルティーヤの消費方法として、最近ピザをちょこちょこ作ります。

フライパンに破れたトルティーヤを敷き詰め、繋ぎ目の部分にスライスチーズを乗せて、後はピザソースと適当な具材を乗せてフライパンに蓋して焼くだけ。冷蔵庫整理にもなるし意外とお腹にたまります。

割れたトルティーヤの欠片を敷き詰めているだけなので形はいびつになるのですが、チーズと野菜の水気のおかげで生地がいい感じにくっついてくれますよー！破れたトルティーヤの消費に困っている人にオススメです。

総評として

美味しかった！調理も簡単だし腹持ち良い！それなりに何を巻いてもサマになるので便利です。気に入りました（特に旦那氏が）のでリピしますー。

よく考えたらフラワートルティーヤの皮って簡単に手作りできるんじゃ？なんて思ったりもしますが、思っているだけで多分私は作らないからなぁ。。なのでこういう商品はありがたいです。

難を言えばやはり保存方法なんですよね。冷凍保存が必要なのですが想像通りかなり場所を取りました。一時期庫内でトルティーヤを壁際に立てて保管していたのですが、底に当たった部分が割れてしまいましたので、今は邪魔だわーと思いながらも横に倒して保管しています。

半解凍したのち、5枚ずつ位に小分けすることも考えたのですが結局必要な保管スペースはあまり変わらなかったので、結局私は塊のままで保管することで落ち着いています。

冷凍ということで賞味期限も長く、美味しさも保てて調理も簡単という点でメリットは多いのですが、いかんせん場所を取るという点だけがどうしてもネックになりますねー。コストコユーザーにとっては冷凍庫のスペースというのはかなり大事ですからね。

というわけで、購入予定の方はまず冷凍庫内の整理が必要になります。保管の問題さえクリアすればとても美味しいし便利ですよー！

おすすめ度：★★★