重曹の使い方いろいろ　その2

重曹の使い方いろいろ　その1の続きです。

コストコではじめて重曹を購入した時は、重曹掃除にドハマりしていた時期だったこともあり、こんなに大量に安く購入できてコストコって本当に素晴らしい！なんて思いながらせっせと掃除に励んでいました。

重曹で落とせる汚れは家中至るところにありますからねー。床から窓から家具までなんでも重曹で汚れが落ちる！と思っていまして、その中でも特によく使用したのはやはり油汚れが多いキッチン周りだったと思います。

ただ、コストコには洗浄能力に優れた商品や使い勝手が良いアイテムって結構多いじゃないですか。特にうちでよく使うのはオキシクリーンとハウスホールドワイプ。この２つが我が家の定番になってからは、重曹の活躍の場は減ったように思います。

例えば、排水溝の配管掃除やお鍋のコゲ落としなどのつけ置きは、以前は重曹を使っていましたが、現在はオキシクリーン（酸素系漂白剤）を使用することが多いです。

オキシクリーンは効果を引き出すのにコツと時間が必要ですが、重曹よりアルカリ度が高いだけあって効果は抜群です。除菌もできますしね。詳しくは一度まとめていますのでこちらも参考にしてみてください。
⇒オキシクリーンの使い方まとめ

また、油汚れが目立つ箇所の拭き掃除は、以前は薄めた重曹水を使用して掃除していたのですが、重曹を使った拭き掃除って、きちんと落とさないと微妙に拭き跡が白残りするのが気になるんですよ。

その点、ハウスホールドワイプは汚れ落ち抜群だし、なにより使い捨てのウェスなので汚れたらポイできる点はとってもお手軽で便利です。少々頑固な油汚れでも比較的楽に落としてくれるし拭き跡も残りません。キッチン周りはもちろん至る所の拭き掃除で活躍しています。

ただ、前回も言ったように重曹は口に入れても安全な成分なので、ここは重曹でないと！って場所があるわけです。私の中の見極めは「キッチンで水洗いすることができない場所」です。

例えば食器や調理器具などは、一般の洗浄剤を使ったとしても、まるまる水でジャブジャブ洗って落とせるから別に良いんですけど、水で流せない箇所にそういった洗浄剤を使うのはちょっと気になったりしませんか？

水で洗えないとしっかりと洗浄剤を取り除くことができないような気がするんですよ。そんな時、口に入っても無害な重曹だと安心感があります。

また、重曹の消臭効果を活かした活用法はとてもおすすめです。その他掃除以外でも色々と使用していますので、よかったら参考にしてみて下さい。

重曹の使い方いろいろ

キッチン家電の掃除

主に冷蔵庫・電子レンジ・オーブントースター・炊飯器など、水で丸洗いができないため、合成洗剤を使うのがちょっと気になる！という場所の掃除に重曹を使います。

基本的にはお湯で溶かした重曹水をふりかけ、マイクロファイバータオルで拭きあげるといった感じです。うちにペットはいませんが、ペットがいる方はケージなどの洗浄にも安心して使えると思います。

合成洗剤の助剤として

我が家はつけ置き洗いが多いため、洗い桶に食器用洗剤を入れた後に水を入れてアワアワにするのですが、重曹を一緒に入れておくとアワアワ度が増し洗浄効果が高まります。

水で薄めた洗剤のアルカリ度を上げるということなのでしょうか？原理はよくわからないので理由は定かではないのですが、日々使用していると確かに重曹入りの方が汚れ落ちが良い気がするんですよね。重曹を入れるとしっかりとコシのある泡が立ちます。

特に汚れがひどいところは、洗剤と重曹と水で、重曹洗剤ペーストを作って汚れた部分にパックして汚れを落としたりすることもあります。メインの洗浄剤というよりは、合成洗剤のパワーを上げるための補助としての利用が多いですね。

キッチン使用では洗剤と混ぜて使うことが一番多いかも。

消臭したい場所の掃除に

弱アルカリの性質を持つ重曹は、酸性の臭いを化学的に中和して消臭することができます。

酸性の臭いといえば皮脂汚れや汗、生ごみや肉の臭み、排水口の臭い等があります。なので例えば靴箱の掃除やゴミ箱の洗浄にはピッタリです。

また重曹の粉を置いておくだけで臭いを含む水分を吸着してくれるので、粉をプリンカップに入れて冷蔵庫の中や靴箱の中の邪魔にならない所に置いたりしています。

しばらく置いておくと吸水しまくってカッチカチに固まるんですよねー。うちでは気がついた時に交換しているのですが、おおよそ2ヶ月置きくらいかな？固まった重曹はトイレ掃除等に使っています。

お肉を柔らかくする

掃除用として使うばかりではありません。私はむしろ調理で積極的に重曹を利用することが多いです。以前、さくらどりむね肉の紹介をした際に少し話しましたが、お肉を柔らかく調理するための下ごしらえとして重曹をよく利用します。

小さじ1杯程度の重曹と塩を入れた、むね肉が浸る程度の重曹水に一晩むね肉を浸け込むと、翌日は肉質が柔らかーくなります。重曹には軟水効果とタンパク質を分解する効果があり肉を柔らかくしてくれるそうです。

野菜や果物の汚れを除去する

食べ物を洗いたい時に合成洗剤は使いにくいですが、そんな時は重曹がとても便利です。穏やかな研磨作用で表面の汚れを、食材を傷つけることなく落とすことができます。

農薬やワックスなどが気になる時にも効果的です。コストコで購入したシードレスグレープを食べる時はいつも重曹でジャブジャブ洗ってから食べてますよー！

入浴剤として

重曹をひとつかみお風呂に入れるだけです。バスボムの作り方を調べていて初めて知ったのですが、バスボムって基本的には重曹とクエン酸でできてるんですってねー。

重曹を入れたお風呂に入ると、なんとなくお肌がしっとりになり、湯ざわりがなめらかになります。

調べてみたところ、重曹を入れたお風呂は塩素を中和し、血行を促進する働きがあるそうですので、疲労回復、肩こり、冷え性、美肌などにも効果があるらしいです。また洗浄効果で風呂釜も汚れにくくなる上、残り湯は洗濯にも使えます。

※肌が弱い方は少量からお試し下さい。

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他にもまだまだ重曹を使った用途は沢山あるのですがが、私は色々な洗剤を併用していますので、主に使用しているのはこのくらいかな。

とは言っても並べてみたら結構色々と使ってますね。コストコの重曹は量が多いので、たくさん使っても簡単には無くなりません。思う存分使用できるのは嬉しいです！すごーく稀にですが、クーポンでさらに安くなる時もあります。

重曹の取り扱いについて

そんなわけで色々な用途に使える重曹なのですが、あの巨大な袋のまま使用するよりは別容器に移しかえて、使う場所にそれぞれ置いていた方がサッと取り出せて便利なのでおすすめです。

ちなみにうちのキッチンに置いているのがコチラ。

コストコで買って使い切ったパルメザンチーズの容器に入れている左側が重曹、ドレッシングボトルに入れている右側がオキシクリーンです。

重曹は結構ドバっと使っちゃうので大きい容器かつ取り出し口も大きめの方が良いと思います。逆にオキシクリーンは一回の使用量が少なめなのでドバっと出てこないように口が小さめの方が便利ですね。

容器を持ったまま振りかけて使うタイプの容器は使い勝手が良いんですよねー。このタイプのパルメザンチーズは最近コストコでは販売されていないのですが、マコーミックのプラスチックの調味料類の空き容器などはオススメですね。フライドオニオンとか、ベーコンビッツとかに使われているあの手のヤツです。

あと、重曹が使用不可の素材もありますので使う際は注意してください。アルミ素材のものに重曹が触れると黒ずんでしまいます。また天然木で作られた家具や漆器、畳などにも使用しない方が良いです。化学変化でシミになってしまうらしいです。

重曹の活用方法についてはアームアンドハンバーベーキングソーダの紹介記事にも少し書かせていただいておりますので、どうぞそちらも参考にしてみてください！

また、昨年の年末に書いたコストコで年末の大掃除という記事にも、重曹を使ったお掃除について色々書かせていただいておりますので、よかったらそちらも合わせてご覧ください。